ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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山陰海岸国立公園

14件の記事があります。

2018年07月11日アベサンショウウオの飼育展示

山陰海岸国立公園 竹野 派谷 尚美

みなさま、こんにちは。

竹野自然保護官事務所アクティブ・レンンジャーの派谷尚美(はたちや なおみ)です。

これからどうぞよろしくお願いいたします。

今回は山陰地方にすむ珍しい生き物の「アベサンショウウオ」について紹介いたします。

アベサンショウウオの幼生

 実はこの写真にアベサンショウウオの幼生(子供)が写っています。

どこにいるか分かりますか?

アベサンショウウオ成体

こちらは成体(大人)です。

おとなしい性質で、ほとんど動きません。

アベサンショウウオは成体になっても10cm程度の小型のサンショウウオで、水のきれいな湿地で生息しています。

森林伐採や道路建設などの開発によって生息地が失われたり、生息地周辺における里地里山の管理方法が変化したことにより生息数が減り、環境省版のレッドリスト2018には「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」として、絶滅危惧ⅠA類に掲載されています。

  • (参考) レッドリストのカテゴリー (環境省HP)

https://www.env.go.jp/nature/kisho/hozen/redlist/rank.html

アベサンショウウオは京都府、兵庫県、福井県、石川県の一部の地域にしか生息しておらず、生息が確認されている地域においても知らないという方が大勢いらっしゃいます。

そこで、将来みんなでアベサンショウウオを守っていくために、地域住民の方々に知ってもらうことから始めようと考え、種の保存法による「アベサンショウウオ保護増殖事業」に基づき地域の小学校で飼育展示を始めました。飼育に携わった子どもたちから、多くの人たちにアベサンショウウオのことを伝えてもらえればと思っております。

※小学校におけるアベサンショウウオの飼育展示は種の保存法 (絶滅のおそれのある野生生物の種の保存に関する法律) によるアベサンショウウオ保護増殖事業計画に基づき行っているものです。アベサンショウウオを勝手に捕獲等することは、種の保存法で禁止されています。

出張事業(自然保護官が生態系を守ることの大切さを伝えている)

レンジャーから、アベサンショウウオのことや生態系を守ることの大切さを伝え、飼育方法について教室で説明した後・・・

アベサンショウウオの餌やり

実際に子どもたちに餌やりに挑戦してもらいました。

餌は冷凍イトミミズです。

細くて小さなイトミミズをピンセットでつまみ、水中の小さなアベサンショウウオにあげる作業は大変ですが、みんな一生懸命お世話をしてくれていました。

アベサンショウウオの事前飼育

       

子どもたちに大人気のアベサンショウウオ。

まだ幼生のため大きさは2cm程度ですが、少しずつ大きくなっていることが目に見えて分かります。

アベサンショウウオが成体になる前に元の生息地に返してあげるため、数週間程度の短い期間にはなりますが、子どもたちに飼育してもらうことで、身近にいる生き物に関心を持ち、生き物たちのすむ自然環境を守ることの大切さに気付いてもらいたいと考えております。

元気に成長したアベサンショウウオを、山に返す日が楽しみです!

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2018年01月23日ちびっ子砂丘レンジャーへの道2017 第3回を開催しました

山陰海岸国立公園 井原早紀

 皆さん、こんにちは。厳しい寒さが続き、山陰海岸国立公園では日本海の大きな波が岩礁に打ち寄せています!

 さて、昨年10月29日に鳥取砂丘で「ちびっ子砂丘レンジャーへの道2017」の第3回が開催されましたので、ご報告します。最終回となる今回のプログラムは、砂丘の保全学習とファットバイク体験、ガイドブック作りです。

 まず砂丘の保全学習では、「落書き」「ゴミ」「草原化」といった美しい砂丘の景観を損ねる問題について学びました。「草原化」というのは、砂丘に本来生えていない外来植物が勢力を伸ばし、砂の移動が減少することで、砂丘本来の植生や、美しい砂の模様が見られなくなってしまう問題です。草原化問題は、すでに学校などで学習して知っている子も多かったようです!

【1991年頃の草原化した砂丘の写真】

【保全学習の様子】

 たくさんのボランティアの方々による除草活動によって、今の鳥取砂丘の姿が保たれているという話を聞いて、「ぼくもボランティアに参加したい!」と言ってくれる子も。 みんな砂丘の問題を解決することを真剣に考えてくれました。

 保全学習の次は、ファットバイク体験です!この日はあいにくのお天気で、野外でのサイクリングはできませんでしたが、室内でファットバイクの試乗体験をしました。ファットバイクは、太いタイヤが特徴の砂の上でも走ることができる自転車です。

 「タイヤが太いので、安定感ばつぐんだった!乗った感じはフワフワしていた。」と、みんないつもの自転車とは違う感覚を楽しんでくれました。今度砂丘に来たときは、ぜひ砂の上を走ってみてほしいです!

 最後に、第1回からの学習や体験を通じて見つけた砂丘の面白さや不思議を訪れる人に紹介しよう!ということで、大きな鳥取砂丘ガイドブックを作りました。

 ガイドブックが完成した後は、発表会!ちびっ子たちの家族や第1~3回でお世話になった講師の先生方に、砂丘の魅力や豆知識を紹介しました。風紋やカヌーの動きなどをお題にしたジェスチャークイズも盛り上がりました!

 みごとに最後までミッションをやり遂げたちびっ子たちは、認定証を受け取り、「ちびっ子砂丘レンジャー」に変身! 砂丘に新たなちびっ子砂丘レンジャーたちが誕生しました。

 砂丘の面白さや不思議をたくさん学んだちびっ子砂丘レンジャーたち。これからもたくさんの人に砂丘の魅力を伝えていってほしいです!

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2017年12月01日ちびっ子砂丘レンジャーへの道2017(第2回)を開催しました!

山陰海岸国立公園 井原早紀

 皆さん、こんにちは。12月に入り、日を追って寒さが増してきていますね。浦富自然保護官事務所も冬支度を始めています。

 さて、10月1日に開催された「ちびっ子砂丘レンジャーへの道2017」(第2回)の内容をご報告します!

 第2回のプログラムは、砂丘の生きもの学習、漂着物を使った工作体験、夜の砂丘での星空観察です。

 まず、「砂丘の生きもの学習」の時間では、鳥取砂丘を散策しながら、そこに生息する昆虫や植物について学びました。砂に似た体色をしたバッタ、砂に穴を掘って生活するハチ、丈夫な茎や根を横に長くのばして広がるハマゴウなど、工夫しながら砂丘を生き抜いている生きものの姿に、みんな興味津々!

 ちなみにこの日は、前日の雨と強風によって、砂丘にたくさんの砂柱(砂が固まって小さな柱のようになったもの)ができていて、不思議な自然のアートも見ることができました。

【昆虫を観察。特大サイズのアリジゴクも見られました!】

【たくさんの砂柱。「横から見ると三角形の形をしている!」】

 砂丘から帰ってくると、砂丘の海岸で集めたゴミや流木などの漂着物を使って、オリジナルのフォトフレーム作りに挑戦します。

  

 「砂丘にこんなにゴミや漂着物があるとは知らなかった」、「海に落ちているゴミでこんな写真立てが作れるなんてびっくりした!」と、みんな思い思いの作品を作ってくれました。

 最後は、お楽しみの星空観察です!いつもと違う雰囲気の、夜の砂丘にみんなドキドキ。

 広い砂丘は真っ暗ですが、海の向こうにはイカ釣り船の漁火が見えます。この日の夜空は雲が多かったのですが、雲の合間から星が見える度に、ちびっ子たちの歓声が湧き起こり、とても楽しそうでした!

【夏の大三角や秋の四角形も見ることができました】

 昼の砂丘も夜の砂丘もしっかり楽しんで、みごと第2回のミッションをやり遂げたちびっ子たち。

 次回はいよいよ最終回!果たしてちびっ子たちは、すべてのミッションをクリアして「ちびっ子砂丘レンジャー」になれるのか、乞うご期待です◎

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2017年10月31日ちびっ子砂丘レンジャーへの道2017 第1回を開催しました!

山陰海岸国立公園 井原早紀

 皆さん、こんにちは。秋が深まり、紅葉した木々が少しずつ増えてきましたね。 山陰海岸国立公園もだんだんと秋の姿に変わりつつあります。
 さて、先日告知した鳥取砂丘のイベント「ちびっ子砂丘レンジャーへの道2017」の第1回が、9月10日に開催されましたので、ご報告します!

 今年は、昨年の約3倍の20名のちびっ子たちが、ちびっ子砂丘レンジャーを目指して色々な体験に挑戦します!第1回のプログラムは、砂丘の地形地質の学習、多鯰ヶ池(たねがいけ)散策、多鯰ヶ池でのカヌー体験の3本立てです。
 まず、砂丘の地形地質の学習では、鳥取砂丘の基本!砂を盛ってみたり、風紋を観察したりして、砂の動き方の法則や、砂丘のでき方に関するしくみを学びました。

斜面が32度に安定することを実験中 多鯰ヶ池の砂の観察
【堆積した乾いた砂が崩れず安定する斜面の角度(安息角)の実験中。「どこでも約32度になるんだ!」】 【砂丘と砂漠の違いの実験中。「砂丘は砂を掘ると下の方は湿っているよ!」】

 次に、砂丘の砂によって谷がふさがれて生まれた多鯰ケ池を散策。今は木が生えていて分かりづらいですが、昔の多鯰ヶ池の写真を見ると一目瞭然。池と砂丘がつながっていたのかとみんなびっくりしていました。 そして、あらためて周りを見渡すと、自分たちの座っている池の淵も、砂丘の砂と同じだということに気付いてくれました。

多鯰ヶ池の説明 

 続いて、多鯰ヶ池の周りにある植物「タブノキ」で大実験!水の中に細かくちぎった葉っぱを入れると、粘り気が出てきます。昔の武士などが整髪料として使っていたという話を聞くなり、さっそく頭に塗るちびっ子が続出しました!

タブノキの葉をちぎって粘り気を出している 砂丘は掘ると冷たいことを体感中

 

 そして最後はお待ちかねのカヌー体験!初めてのカヌーということで、最初はターンの操作に苦労していましたが、池の中にある小島に上陸したり、魚を見つけたりと、とても楽しかったようで、みんなビショビショになるまで多鯰ヶ池の水上散策を満喫していました!「スイレンの茎がストローみたいに空洞になっていて面白かった」「多鯰ヶ池のでき方にびっくり。砂にそんなことができるなんてすごいと思った」と、たくさんの発見があったようです。

カヌー体験

 ちびっ子砂丘レンジャーへの道のりは、まだまだ続きますので2回目以降もお楽しみに!

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2017年08月14日ちびっ子砂丘レンジャーへの道2017 開催決定!

山陰海岸国立公園 井原早紀

 皆さん、こんにちは。8月に入り、蒸し暑い夜が続いている今日この頃ですが、そんな時は星を見に出かけてみてはいかがでしょうか。

 先日私も、鳥取砂丘の星空観察会に行ってきました。実は鳥取砂丘は、迷子になることさえ気を付けていれば、転んでも痛くないうえ、ひんやりした砂地の上にどこでも寝転がることができるため、星を眺めるにはとても良いスポットなのです!暗がりと静けさに包まれて日本海を見れば、水平線に白イカ漁の漁り火が浮かんでいて、昼間とは全く異なる雰囲気が楽しめます。

 暑さしのぎに、ぜひ夜の鳥取砂丘を訪れてみてください♪

 さて、そんな鳥取砂丘で今年も、子ども向けの自然体験プロジェクト「ちびっ子砂丘レンジャーへの道2017」を開催します!

 「ちびっ子砂丘レンジャーへの道」とは、様々な体験を通して、砂丘のおもしろいひみつをたくさん知っている"ちびっ子砂丘レンジャー"になろう! というプロジェクトです。

(大好評だった昨年の様子は2016年8月8日以降のアクティブレンジャー日記をご参照ください。

 過去の記事は、「配置地区」→「山陰海岸国立公園」→「浦富」よりご覧いただけます。)

 今年は、砂丘のいきもの観察や、砂丘のすぐそばにある多鯰ヶ池(たねがいけ)でのカヌー体験、らっきょう畑の間を走り抜けるサイクリング体験など、普段観光客のみなさんが目にする砂丘よりももっと広い砂丘を楽しむことができる内容が盛りだくさんです!

 冒頭でお伝えした砂丘での星空観察も行います☆

【砂丘でのいきもの観察】 【多鯰ヶ池カヌー】
【らっきょうの花畑】

【昨年ちびっ子砂丘レンジャーが作成した

               砂丘マップ】

 昨年の参加者の口コミ効果もあって、今年は早くも募集定員15名に達しました!!

 今年のちびっ子たちは砂丘でどんな発見をするのでしょうか。ちびっ子たちの冒険に乞うご期待です!

 今年もアクティブレンジャー日記で報告していきますので、お楽しみに◎

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2017年06月28日【実施報告】浦富海岸おそうじプロジェクト!!~西脇海岸おそうじカヌー~

山陰海岸国立公園 井原早紀

 皆さん、こんにちは。梅雨入りを感じさせないほど、いいお天気が続いている山陰海岸国立公園ですが、梅雨を感じさせる珍客が浦富自然保護官事務所にやってきてくれました!

 大きなカエルくんです(体長約5cm)!

 事務所の外の杭の上で休んでいるのをレンジャー(自然保護官)が見つけました。目の虹彩が少し赤みを帯びているので、モリアオガエルでしょうか?まさかこんな場所で見られるとは!!びっくりです。

雨が降るまで、ゆっくりしていってね。と思いました。

 さて、先日告知させていただいた、西脇海岸おそうじカヌーが6月14日に開催されましたのでご報告します。

 このイベントは、毎年、岩美町観光協会、岩美町、鳥取県、近畿地方環境事務所が、地元のシーカヤック協議会や漁協などと連携して実施してきましたが、今年はさらに地元のカフェや民宿からも協賛いただくなど、今まで以上に多くの方々のご協力を得て実施することができました。

 当日は、一般からの参加者やボランティアスタッフ等合わせて、総勢35名。昨年、一昨年も参加されたリピーターの方や、昨年に引き続き参加してくださったボランティアの方もいて、おそうじカヌーも少しずつ継続的な活動として根付いてきたなと感じます。

 さて、カヌーに乗り込み、浦富ブルーの美しい海を堪能しながら意気揚々と向かった岩場や洞窟には・・・

 大量のゴミが!!

 いよいよおそうじ開始です!

カヌーで清掃ポイントへ

洞窟の中に溜まったゴミ

岩場のゴミを回収中

カヌーで運搬中

 皆で力を合わせて、漁業用のロープや発泡スチロールなどの漂着ゴミをカヌーに乗せ、浜辺まで運搬しました。集めたゴミの量は、約2トン! 今年もたくさん回収できました。

 当日の様子は下記リンク先に動画がありますので、ご覧ください♪

https://youtu.be/4oCU3m73-oU

 おそうじカヌーは今年で3回目。このイベントを通じて「利用するほどキレイに!」の考え方がだんだんと浸透してきているのでしょうか。有志により、SNSを通じてキレイな浦富海岸を守っていく取り組み等を発信、情報共有する「おそうじプロジェクト!!」が立ち上がるなど、浦富海岸を楽しむ誰もが・いつでも美化清掃に関わることができる取り組みが少しずつ広がり始めているようです!

(参考情報:「浦富海岸おそうじプロジェクト!!」FacebookページURL:https://www.facebook.com/groups/1808823392715828/

(集めたゴミはトラックに乗せて処分場まで運搬し、適切に処分しました)

 おそうじカヌーを通じて、美しい浦富海岸をいつまでも楽しめる「持続的な利用」が定着していけば良いなと思います!皆さん、お疲れさまでした!

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2017年06月14日パークボランティア研修会

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

 皆さんこんにちは。

 竹野地区アクティブ・レンジャーの酒井です。

 竹野スノーケルセンターでは本格的な夏シーズンを迎える前に、5月20日、21日に今年度最初のパークボランティア研修会を開催しましたので、今回は研修会の様子をご報告したいと思います。

 パークボランティアとは、多くの方々に自然の中での体験に参加してもらいながら、自然環境への高い意識を持ってもらうことを目的として、国立公園などにおいて自然観察会等の解説活動や美化清掃、利用施設の維持管理などの各種活動を行っていただく熱意あるボランティアさんのことです。

 今回の研修会は山陰海岸国立公園の「夏シーズン自然体験活動中の安全の確保」というテーマで行われました。具体的に何をしたのかというと「救急救命講習」と「スノーケル研修」、そして「水上安全研修」の3つの研修を行いました。

 海での体験活動が多い地区ですので、専用の道具の取り扱いを習得しておくこと。海でやってはいけないこと知ること。万一事故が起こった場合、きちんと救急法を実施できることが必要になります。

 また、陸とは違い、海という特殊条件で事故が起こった場合にどう動くのか、あるいは事故を起こさないためにどうすべきか、ということをしっかりと理解し、訓練しておくということはとても大事です。

 楽しい海の活動を支える研修であるため、1年で一番大事な研修となっております。

 実際の研修はどのような様子だったかというと・・・

救急救命講習

 心肺蘇生とAEDの扱い方を訓練しました。

 毎年行っている研修ですので、パークボランティアの皆さん方もこういった心肺蘇生とAEDが必要な場合、どう動くのかということがわかっている方も多いのですが、それでも年に一度確認と復習を行う事はとても大事です。

スノーケル研修

 ウェットスーツを着て海に入り、スノーケル器具の取り扱いや竹野スノーケルセンターで行われるスノーケル教室での活動の流れを復習しました。

 5月ということでかなり水温が低いのではないかと予想していましたが意外と20℃近い水温がありかなり海は暖かかったです。

 海の中には・・・

オビクラゲというクラゲがぷかぷか浮かんでいました。

水上安全研修

 これも毎年行っている研修なのですが、溺水者を岸まで運搬する方法や、救助用浮き輪の使い方等を学んだ後、毎回必ず行うことがあります。

 写真に写っている救急救命訓練用人形を実際に海に沈め、海で遊んでいた子が溺水者となって海に沈んでいる、という想定で演習を行うのです。

 行方不明者が出たという第一報から捜索、通報、溺水者の発見、海からの引き上げ、救急救命処置、救急隊への引き渡しまでの流れを行います。

 実際に海に沈んでいるところを見ると人形だとわかっていても毎回肝が冷えます。

 こうして行った研修が夏のシーズンの安全を支えています。

 とはいえスノーケル研修以外の研修は活かされる機会がないことが理想なのですが・・・

皆さんも夏シーズンの海の事故には十分気をつけて海水浴など海のアクティビティを安全に楽しみましょう!

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2017年05月30日浦富海岸おそうじプロジェクト!!~西脇海岸おそうじカヌー~ 参加者募集中☆

山陰海岸国立公園 井原早紀

皆さん、こんにちは。浦富自然保護官事務所 アクティブ・レンンジャーの井原です。

海岸沿いや鳥取砂丘内で、ハマヒルガオが花ざかりになり、山陰海岸の初夏を感じています!

熱い日差しを喜ぶように昼に咲き、夕方にはしぼんでしまうハマヒルガオ。ハマヒルガオは日本各地の砂浜でも見られるので、うすピンク色の絨毯(じゅうたん)を探しに、ぜひお近くの海岸に足を運んでみてください。

さて、そんな初夏の山陰海岸国立公園で、今年もおそうじカヌーが開催されます!

おそうじカヌーとは、ボートでは入れない洞窟や、歩いてたどり着くことができない浜の漂着ゴミを、カヌーを使って回収し、浦富海岸をみんなで「使えば使うほどキレイな場所」にしていこう!というイベントです。

(昨年度の様子はこちらから2016年7月5日の記事をご覧下さい:http://kinki.env.go.jp/blog/sanin/a-uradome/index.html

第3回目の開催となる今年は、浦富海岸の中の西脇海岸をおそうじします!

西脇海岸は、透き通った海と白い花崗岩、緑の松のコントラストが美しい海岸で、海岸に接する東浜駅は、6月から運行されるJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の停車駅にも選ばれています。

そんな西脇海岸の、知られざる洞窟やふだん行けない浜にカヌーで行き、一緒に楽しみながら浦富海岸をキレイにしちゃいましょう!参加者募集中です!

お申し込みは、岩美町観光協会HPからどうぞ◎

(岩美町観光協会HP: http://www.iwamikanko.org/articles/view/337

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2017年02月08日ちびっ子砂丘レンジャーへの道・第4回開催!

山陰海岸国立公園 井原早紀

 皆さん、こんにちは。浦富自然保護官事務所アクティブ・レンンジャーの井原です。

先月の大雪で、鳥取砂丘はすっかり雪化粧。この季節にしか見られない美しい光景にとても魅了されました! 

【白銀の鳥取砂丘】

 

 さて、1月22日(日)に、「ちびっ子砂丘レンジャーへの道」が開催されました。ついに4回シリーズの最終回です!(1回目は2016年8月8日、2回目は10月20日、3回目は12月22日の井原のAR日記をご覧ください。)今回は「バリンホウキ作り」と「砂丘散策マップを作成しよう!」というプログラムです。


 まずは、バリンホウキ作り。バリンホウキとは、砂丘の植物ケカモノハシの根から作るほうきのことで、古くから鳥取砂丘周辺の地域で使われてきたものです。(※今回は自然公園法の許可を得て実施された除草作業により発生したケカモノハシを使用しています)

【長い根っこにびっくり】

【完成!】

 出来上がった後は、さっそく完成したバリンホウキを使って机の上や床をお掃除。みんなほうきが使えるのが嬉しかったようで、かなり念入りに掃除してくれました。

 続いては、砂丘散策マップ作り。これまで砂丘で学んだことや体験してきたこと、おもしろいエピソードや感動を砂丘に来るたくさんの人に伝えよう!ということで、みんなで一つの大きなマップを作成します。

 マップが完成した後は、ちびっ子の家族がお客さんになって発表会!クイズもまじえて、砂丘周辺の魅力を紹介していきます。中でもジェスチャークイズはサンドボードの動きなどがお題になり、なかなか難問で、大人も白熱しました。

 最後のミッションを立派にやり遂げたちびっ子達。自然公園財団鳥取支部の所長、通称砂丘の主「じろけん」から認定証を受け取り、みごと初代「ちびっ子砂丘レンジャー」に認定されました!!

 昨年7月から砂丘を全力で楽しみながら色んな体験をして、砂丘の魅力をまるごと知ったちびっ子達の顔は、なんだか誇らしげです。

 ちびっ子砂丘レンジャー達のこれからの活躍を期待したいです!


 砂丘散策マップは、現在建替え工事中の鳥取砂丘ジオパークセンターの仮囲壁に貼り出す予定なので、鳥取砂丘に来られた際はぜひご覧ください!

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2016年12月22日ちびっ子砂丘レンジャーへの道・第3回開催!

山陰海岸国立公園 井原早紀

 みなさん、こんにちは! 浦富自然保護官事務所 アクティブ・レンンジャーの井原です。寒い日が続き、鳥取砂丘の空に雪が舞うのももうすぐです。

 さて、11月20日(日)に開催された「ちびっ子砂丘レンジャーへの道」の第3回目では、雪よりも一足先にちびっ子達が鳥取砂丘の空を舞いました!

(第2回の詳細については10月20日のAR日記 http://kinki.env.go.jp/blog/2016/10/20/をご覧ください!)

 第3回目は、鳥取砂丘の農業利用の歴史学習と、砂丘をパラグライダーで空から見てみよう!というプログラムです。午前中は、鳥取砂丘のすぐそばにある、鳥取大学乾燥地研究センターで「鳥取砂丘の農業利用の歴史」=「人々の砂丘との戦いの歴史」を学びました。

「砂丘との戦い」という言葉に疑問を持たれた方がいるかもしれません。

今では観光地となり、国立公園としてもその貴重な価値が認められている鳥取砂丘ですが、かつて、砂丘は周辺の人々にとって、使い道のない広い砂地だと思われていた時代がありました。

人々は、ここで暮らしてゆくためにどのような試行錯誤をしてきたのでしょうか?

 まず、家や畑を砂で埋めてしまう、「飛砂」について機械で実験!

砂防林や防砂柵をつくることで、人々の生活を飛砂から守ってきたこと教えてもらいました。

 【まるで砂嵐の中みたい!】

 つづいて、砂丘地で農業をするために開発・改良されたスプリンクラーやトラクターなどを見学し、水やりや、砂地での車移動など、砂丘特有の問題を乗り越えるための色々な工夫を学びました。

スプリンクラーがない頃の、昔の水やり方法も体験!農家のお嫁さんは死ぬほどしんどい思いをしたので、「嫁殺し」と呼ばれたそうです。「昔の水やりは大変だったんだなぁ。」

みんな、乾燥地研究センターでの体験を通して砂丘の農業利用の歴史を楽しく学んだ様子でした!

 午後は、楽しみにしていたパラグライダー体験!

パラグライダーは、鳥取砂丘の人気アクティビティの一つです。空・砂丘・海の景色がバツグンなことはもちろん大きな魅力ですが、地面が砂地で柔らかいことや障害物がなく、見通しが良いことから、初めてパラグライダーをするにはもってこいの場所なのです。

ちびっ子の準備は万端! いよいよ空へ飛び立ちます!!

 さすが元気いっぱいのちびっ子たち、寒さをものともせず、2回目、3回目と砂丘の空へ飛んでいきます。

はじめは怖がっていた子どももいましたが、気が付けば順番待ちの列が!

「最初は難しかったけど、2回目は長く飛べてうれしかった!」

「おまたが痛かったけど、楽しかった!」

みんな楽しんでくれたようです。いつもより少し高いところから見た鳥取砂丘は、また少し違って見えたのではないでしょうか。

 終わりのまとめシートの時間は、3回目にもなるとみんな慣れた様子で感想を書きました。この時間もとても楽しそうでした!

 さて、次回はいよいよ最終回!

ちびっ子砂丘レンジャーを目指して、ちびっ子たちが益々大奮闘!?

どうぞ盛大なご声援をお願いいたします!

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