アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
「竹野スノーケルセンター」で感動の自然体験を
2019年08月28日皆さま、こんにちは。竹野自然保護官事務所の派谷です。
天気図に秋雨前線があらわれ、少しずつ夏の終わりの気配が感じられる頃となりました。
竹野の海水浴シーズンはもう少し続きます。そこで今回は、環境省の直轄施設で唯一スノーケルやカヌーを体験できる「竹野スノーケルセンター」についてご紹介します。
目の前は大浦湾 館内の様子
竹野スノーケルセンター(以下、「センター」)は、兵庫県豊岡市竹野町の大浦湾にあります。山陰海岸国立公園の自然環境を紹介するとともに、自然とのふれあいの場を提供することを目的として環境省が設置した施設です。深い青とエメラルドグリーンが織り成す美しい海の目の前に建ち、兵庫県最北端の猫崎半島を一望できます。
館内の展示スペースには、竹野海岸の魅力を伝える映像シアター、センター周辺の地形の成り立ちや特徴、海岸や海中で見られる生き物を紹介する海のジオステージゾーンなどがあり、山陰海岸国立公園の美しい自然や個性豊かな生き物について紹介しています。
スノーケル ジオ・カヌー
また、利用者が自然とふれあい、自然への関心を高めることを目的として「スノーケル教室」、「ジオ・カヌー教室」、「磯の生き物観察教室」などのプログラムを提供しています。
大浦湾は磯の海岸で、膝下くらいの深さまででもヒトデやウミウシなどたくさんの生き物を見つけることができます。スノーケルで海に潜れば、イシダイ、キュウセンなど、たくさんの魚が見られます。時にはアジの群れに囲まれたり、クロダイがついて来たりと、魚と一緒に泳いでいる気分を味わうことができるでしょう。
イシダイ クロダイ
アジの群れ ハナガサクラゲ
フリースペースには、自然や動植物に関する分野を中心とした本が置かれています。海の生き物に関する本は特に多く、海で見つけた生き物についてすぐに調べることができます。
センターは、竹野地区のアクティブ・レンジャーにとって重要な拠点の一つです。山陰海岸国立公園竹野地区パークボランティアの研修会も、センターで行っています。
さて、センターではこの夏、下記の限定イベントを開催いたします。
★カヌー&スノーケル★
8月31日(土)、9月1日(日)
カヌーとスノーケルを両方体験できるイベントです。
★おそうじスノーケル★
9月7日(土)
大浦湾でのスノーケリングと、美しい海を守るための清掃活動を体験する無料イベントです。
※詳細は、竹野スノーケルセンターHPをご覧ください。
夏の終わりに、竹野スノーケルセンターで素晴らしい自然体験を・・・大浦湾でお待ちしております☆