ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

吉野熊野国立公園 熊野

353件の記事があります。

2020年07月30日~吉野熊野 孔島・鈴島 巡視報告~

吉野熊野国立公園 熊野 内橋未裕

 皆さま、こんにちは! 吉野熊野国立公園管理事務所の内橋です。

新宮で初めての夏を迎えております。夏バテにならないよう、気をつけたいところですね。

さて、今回は和歌山県新宮市にある「()(しま)(久嶋)・鈴島」の巡視に行って来ましたので、その様子をお送りします。"島"と名前はありますが、実は歩いて行けちゃうんです。

和歌山県新宮市にある孔島 和歌山県新宮市にある鈴島

           孔島                       鈴島

 

 どうやって出来たんだろう?と疑問に思うような奇岩や、海岸造形が見受けられます。

そんな「孔島・鈴島」では多数の動植物を確認することが出来ます。鳥が営巣していたり、貴重な植物群落があったり、磯場ではカニなどが観察出来たりします。ミニチュア大自然といったところでしょうか。島内だけでもバリエーション豊かな生物たちが出迎えてくれます。

鈴島の裏手にある奇岩 カクベンケイガニ

       鈴島の裏手にある奇岩                カクベンケイガニ

 島内は散策路が設けられており、実際に歩くことができます。散策路を歩いていると、所々にゴミが落ちていました。風で飛んできた物か? はたまた流れ着いた物か? 人が故意に持ち込んだ物か? 色々な推測はできますが、ひとまず回収しました。写真だけに限らず、思ったよりもたくさん落ちていたので、また回収しに行こうと思います。

島内の散策路 島内の散策路に散乱するゴミ

           散策路                    散乱するゴミ

訪れた際には、落とし物をしないよう心がけたいですね。

以上、アクティブ・レンジャーの巡視報告でした。

              

ページ先頭へ↑

2019年12月16日「串本潮岬自然観察会」開催のご報告です!

吉野熊野国立公園 熊野 内橋未裕

 皆さま、こんにちは。吉野熊野国立公園管理事務所の内橋です。

とうとう冬到来!という感じですね。今まで軒下に巣を張り獲物を待ち構えていたジョロウグモが、忽然(こつぜん)と姿を消していることに最近気づきました。冬の訪れを察知したのでしょうか?実はジョロウグモの寿命というものは短く約1年で、冬までに卵を産み、親グモはその寿命を終えます。私が見つけたジョロウグモも、卵を産みにどこかへ消えてしまったのでしょうか。少し寂しい気持ちを1匹のクモは残していきました。

 さて、クモの話はさておき。去る12月7日(土)に「串本潮岬自然観察会~海岸に現れた白線と貝の浜ができた理由~」が開催されました。潮岬には、観光タワーや灯台、望楼(ぼうろう)の芝があり観光客が訪れる場所となっていますが、今回はこういった観光名所や本州(・・)最南端(・・・)()潮岬というイメージだけではない、ダイナミックな自然を知ってもらおうという試みで行われました。

潮風の休憩所集合(2019年12月7日) 白蝶貝と木曜島の歴史解説 クイズ形式で解説(2019年12月7日)

     潮風の休憩所集合        白蝶貝と木曜島の歴史解説        クイズ形式で解説

 この日は、南紀熊野ジオパークガイドの方が講師・案内役を勤めました。「潮風の休憩所」で集合し、休憩所内の展示で白蝶貝と木曜島の歴史を紹介した後、望楼(ぼうろう)の芝から続く森へ足を進めていきます。そこから大小様々な砂利石がゴロゴロしている潮岬灯台周辺の磯辺まで下りました。奇岩や磯の成り立ち、岩質の解説を交えながら(しお)御岬(のみさき)神社や(くじら)山見(やまみ)、貝殻が浜一面に積もるオゴクダの浜を回りました。

解説からは、普段何気なく目にしている岩にも種類があり、それぞれどういう出来方をしたのか、その何千万年という歴史が感じられ、皆さんから感嘆の声が上がりました。また、「潮岬は訪れたことがあるが、ここまで降りたことはない。」など、初めて足を踏み入れた方が多かったようです。

砂利浜と奇岩(21019年12月7日) 集合写真(2019年12月7日) オゴクダの浜(2019年12月7日)

     砂利浜と奇岩            集合写真             オゴクダの浜

この日は、朝から雨模様で開催が危ぶまれましたが、運良く曇りのまま一日を終える事が出来ました。今回訪れた磯辺は、潮の満ち引きの関係や天候で様子が変わるので、この地を訪れる際は十分お気をつけください。

ページ先頭へ↑

2019年11月12日「熊野川生き物探し」を開催しました!

吉野熊野国立公園 熊野 内橋未裕

 皆さま、こんにちは。吉野熊野国立公園管理事務所の内橋です。11月に入ると一気に季節が進み、朝晩はずいぶんと肌寒くなりましたね。そろそろこたつ布団が恋しくなってくる今日この頃・・・。

 さて、先日開催された「熊野川生き物探し」について、今回ご報告させていただきます。

午前中は講師の方が子供の頃にしていた漁法や、使っていた漁具などの紹介をしてくださり、皆さん興味深く聞いていました。事前に捕獲されたアユやアユカケ、ウグイ、カジカなどの魚類を目の前にして、ついつい捕まえたくなっちゃう子供達。この後ビンヅケ漁や小鷹網漁などの漁法も体験しました。

大塔川の側で漁具の説明     大塔川で魚の説明(2019年10月27日)

漁具・魚に興味津々

ビンヅケ漁体験

 

 ビンヅケ漁では、ペットボトルでも作れる仕掛けを用意  し、子供達と一緒に仕掛けました。水量多し・水温低しで残念ながら魚はかかりませんでしたが、「魚が捕れるかな?」というわくわく感を満喫できました。

 

        ビンヅケ漁

小鷹網体験(2019年10月27日)

 小鷹網の体験では、講師の方に網の持ち方と投げ方を教わり、自分で投げてみるというものでした。上手く網が広がれば、小さな鷹のように見えることから、小鷹網と名付けられたようです。見た目に反して「意外と重たかった!」という声が上がりました。

         小鷹網

 午後からは野外でバウムクーヘン作りをしました。材料を混ぜたものを竹の棒に塗り、絶えずクルクルと回し続けます。なかなか根気のいる作業で、子供達・親御さん・スタッフ みんなが協力しました。やや小ぶりながらも、自分たちで作るおやつは格別の味でした。

バウムクーヘン作り(2019年10月27日)     バウムクーヘン完成

バウムクーヘン作り

 ここ最近は雨続きで、現地でも増水が少し心配でしたが無事開催することができ、ほっと一安心でした。「初めて魚に触った」や「色々なことを教えてもらえて楽しかった」などの声をいただき、大人から子供まで楽しめたようで良い経験ができたと思います。

参加者の皆さま、ありがとうございました。

○次回イベント告知○

12月7日(土)10:00-14:15

「串本潮岬自然観察会~海岸に現れた白線と貝の浜ができた理由~」が開催されます!

詳細・申込みは以下URLをご参照ください。

宇久井ビジターセンター:https://www.ugui-vc.jp/notice/2927/

 

ページ先頭へ↑

2019年10月10日「秋の野鳥観察会in御浜」開催の報告

吉野熊野国立公園 熊野 内橋未裕

 10月より吉野熊野国立公園管理事務所のアクティブ・レンジャーに着任いたしました、内橋 未裕(うちはし みゆ)と申します。これからたくさん吉野熊野国立公園「よしくま」の魅力を発信していきたいと思っておりますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今回は10月6日(日)に開催された秋の野鳥観察会のご報告をさせていただきます。この日は見事な快晴で、もう10月というのに気温が30℃近くになり、ジリジリと太陽に焦がされながらの観察会となりました。この観察会は御浜町・日本野鳥の会 三重・吉野熊野国立公園管理事務所が共催で行っているもので、今回で4回目です。

開会式を 年中ミカンの採れる町 御浜町の道の駅「パーク七里御浜」で行い、町内の市木川河口に移動し河口沿いで観察会を実施しました。各観察ポイントでゆっくり時間をとり、双眼鏡やスコープを用いて皆さん興味津々に観察されていました。

市木川河口で野鳥観察をする参加者の様子(2019年10月6日)

今回見られた種類は、(ヒヨドリ・カルガモ・モズ・イソヒヨドリ・ダイサギ・アオサギ・ハシボソガラス・ヒドリガモ・トビ・ノスリ・カワセミ・コチドリ・ミサゴ・キセキレイ・ホオジロ・スズメ・ハクセキレイ・ノビタキ・チュウサギ・カワウ・ツバメ・イワツバメ・タシギ・ドバト)計25種類でした。

 この日は気温が高かったこともあり、去年と比べると種数は少なかったようですが、参加者の方からは、「お目当てのノビタキが見ることができたので良かったです」という声を頂きました。ベテランの方から初めて野鳥観察をするという方もいて、とてもいい機会になったと思います。

参加者の集合写真(2019年10月6日)

参加者の皆さん、ありがとうございました!

ページ先頭へ↑

2019年09月30日「ハイパーソニック・サウンド」のお勧め

吉野熊野国立公園 熊野 岩田佐知代

吉野熊野国立公園管理事務所の岩田です。

暑い夏が終わり、秋に移りつつありますね。

秋と言えば何を連想されますか?

スポーツの秋、食欲の秋、行楽の秋、読書の秋、さまざまな秋があります。

私は、いつもウエイトオーバーを気にしながらの食欲の秋といったところでしょうか。

さて、「ハイパーソニックサウンド」という言葉を耳にされたことがありますか?

「ハイパーソニックサウンド」とは、人間の耳に聞こえる周波数の上限を超えて複雑に聞こえ変化する超高周波を含む音のことで、脳機能を高め、ハイパーソニック・エフェクトと呼ばれる効果(健康増進、安らぎ、好感形成)を心身にもたらせてくれることが科学的に証明されています。

ハイパーソニック・サウンドについて、こちらをご覧下さい。

https://www.env.go.jp/nature/nats/sound/about.html

五感を研ぎすましながら、なにげなく身近な自然の音、肌で感じるもの、においなどに気をむけてみてください。鳥や虫の声、木々をゆらす風の音、川のせせらぎ、波の音、車の音、においなどいろいろなものが私たちの脳に伝わり、心地よく感じたり、嫌な気持ちになったりします。(それぞれの感じ方には個人差があります。)

そこで私流の「ハイパ-ソニックサウンド」をご紹介します。

癒し効果その1:虫の鳴き声

我が家で昨年飼育していた鈴虫が、卵を産み、今年の初夏、孵って大きく育ったものがリーン・リーンと夜通し盛んに鳴き誇っています。慣れなのかその音は睡眠を妨げることなく心地よく感じ癒してくれます。また、外に出て草むらや道端で耳をすませば、コオロギ、クツワムシ、マツムシ、バッタ、キリギリスなど虫の音楽会が始まっていることに気づかされ、暑かった夏、早朝からセミが鳴いていましたが、やがて涼しくなり、ツクツクボウシが鳴き、秋の訪れとともに「ほっ!」と和み、心地よく心身を癒し、リフレッシュしてくれていることを感じている今日この頃です。

癒し効果その2:波の音

幼い頃の遊び場だった、聞きなれている七里御浜の波の音。

玉砂利の引き波と打ち波の音が絶えることなく続いて、いつもやさしく包んでくれ、心癒してくれています。(台風時は時として荒々しく、非日常を感じますが・・。)

癒し効果その3:鳥の鳴き声

留鳥も渡り鳥も四季を通じていろいろな鳴き声を耳にします。

鳴き声だけで種を特定できないものが多いですが...あの鳴き方は、何かを訴えているのかな?と考えて楽しむこともあります。

皆さんも素晴らしい日本の四季の自然環境の中でたくさんの生き物とともに棲んでいることに感謝しながら、吉野熊野国立公園内で、全身で感じる「自分なりの癒し音」ハイパーソニックサウンドを追及してみてはいかがですか。

皆様のお越しをお待ちしております。

ページ先頭へ↑

2019年01月08日初日の出

吉野熊野国立公園 熊野 岩田佐知代

アクティブ・レンジャーの岩田です。

 新しい年が始まりましたね。

皆さんそれぞれの場所で新年の初日の出を見たり、初詣に行きお祈りをされたことと思います。

吉野熊野国立公園の熊野・田辺エリアは太平洋に面しているため、日の出スポットはたくさんありますが、私が毎年欠かさず海岸沿いに出て見ている御浜町の初日の出を紹介します。

初日の出を待つ人々が並ぶ夜明け前の七里御浜  

夜明け前の七里御浜   

 御浜町の七里御浜には、今年も大勢の人が初日の出を見に来ていました。

水平線に雲がかかってなかなか太陽が出てこない年もありますが、今年は少し雲がかかっていたものの、無事、初日の出を見ることができました。夜明け前から待つご来光はいつもと気持ちの持ち方が違うのか新鮮にかつ神秘的に感じました。

初日の出  

 新しい年の幕開け、ご来光を浴びながら心機一転、気持ち新たに出発という「けじめ」として、今年も初日の出を拝み祈ることができました。

ハートの中の初日の出  

 地元若者の初日の出スポットとして注目を浴びている「ふれあいビーチ」(通称「ハワイ」と呼ばれています。)。芝生広場からハートのリングに初日の出を収めました。

打ち寄せる波  

波打ち際  

   

 熊野市から紀宝町まで約22キロ砂利浜が続いている七里御浜は、平安時代後期以降、熊野三山への参詣道として、「蟻の熊野詣」と言われるくらい多くの人に利用されてきました。そして、今でも熊野三山へと向かって歩く人の姿を見かけることがあります。

ストーンアート  

 いつも見慣れた、当たり前の光景となっているこの場所ですが、ほんとにええとこやなぁ~と思いながら、幼いころからの遊び場だった砂利浜で懐かしく小石で顔を作ってみました。いろいろな表情ができ、自画自賛しながら、この雄大な山・川・海の大自然がギュッとつまっている中に生まれ育ったことを誇りに思い、"もっと、もっと多くの方にこの素晴らしさを伝えていこう!"と誓った初日の出でした。

大自然を満喫しに「よしくま」へ遊びにお越しください!

ページ先頭へ↑

2018年11月01日イベント報告

吉野熊野国立公園 熊野 岩田佐知代

 こんにちは、熊野自然保護官事務所アクティブ・レンジャーの岩田です。

11月となり、朝夕冷え込む季節となりましたね。

前回案内させていただいた「地球の息吹を感じよう!荒船海岸 耳の鼻」イベントの実施報告をさせていただきます。

 10月8日(月・祝)、たびかさなる台風襲来で、開催前には、何度も天気予報とにらめっこをしながらも、快晴の下、開催することができました。

「耳の鼻」とは荒船海岸の突端にある地名で地形図でも確認できますが、耳なのか鼻なのかとても不思議な名前の地名で興味がわきます。

「耳の鼻」って、聞いたことはあるけれど行ったことがないという方や、この地にもう一度行ってみたかったという地元の方々など参加者19人全員が浦神から荒船海岸までの山道を踏破し、地球の息吹!まさしく「よしくま」の醍醐味(だいごみ)を体感していただくことができました。

浦神から荒船海岸までの山道はかつて、地元の漁業、炭業や農業の営みを支える日々の生活道でしたが、漁業は船での操業となり、今ではほとんど使われなくなりました。その山道を1時間ほど歩き、眺望のきく場所で目的地の「耳の鼻」を確認しました。

耳の鼻の眺望

 海岸に降りて、歩くと地層が斜めに傾いた岩石が見られます。講師の先生の解説では1700万年前に前弧(ぜんこ)(かい)(ぼん)()()()(海底のくぼ地)に堆積した地層できた岩石が、地殻変動によって流動し、斜めに傾いてできたということです。

海岸沿いを歩く

 海岸沿いをさらに30分ほど歩き、「耳の鼻」をめざしました。

耳の鼻の入口と思われる場所で、「え?ここが耳の鼻?」と思いながら進んでいくと、まさしく吸い込まれそうな鼻の穴が視界に入ってきます。皆さん「わぁすごいね!」の一言でした。

普段はあまり立ち入ることのない、荒波にもまれ浸食されながらも大自然がそのままの状態で残された、5つの穴がある圧巻の海蝕(かいしょく)洞門(どうもん)(補足1)を通り抜けました。

海蝕洞門内

 解説を聞きながら節理(せつり)(割れ目)と断層(だんそう)(ずれ)が入り組んだ岩石を観察した後、隆起し、厚い泥岩と砂岩層の中で固まりきらないうちに褶曲(しゅうきょく)(補足2)ができた層内褶曲の岩石上で、傾きのポーズで記念撮影を行いました。

層内褶曲で記念撮影

 潮の干満の関係で、あまりゆっくりすることはできませんでしたが、帰りは台風で漂着した流木の多さを感じながら浦神湾内の海沿いを歩き、ノジュール(堆積岩中にできる硬い塊)を見つけたり、細かな石英(ガラス光沢の結晶)がちりばめられている石を観ながら、壮大な自然海岸の手つかずの大自然を満喫していただくことができました。

泥岩の中のノジュール 石英質の石

 これからも吉野熊野国立公園のすばらしいところを皆さんに情報発信できたらと思いますので、

ぜひ「よしくま」へ足をお運びください。

  補足1:波の侵食作用等で柔らかい部分の岩が削られ洞窟となったものを海食(かいしょく)(どう)と呼び、岩を貫通し、       

      トンネル状になったものを海蝕洞門と呼びます

  補足2:堆積された地層や岩体が力を受けて変形し、湾曲した構造を褶曲と呼びます。

ページ先頭へ↑

2018年09月06日秋のイベント紹介

吉野熊野国立公園 熊野 岩田佐知代

みなさんこんにちは。 熊野自然保護官事務所アクティブ・レンジャーの岩田です。

9月に入り、まだまだ日中は残暑厳しい状況ですが・・いかがお過ごしでしょうか。

今回は、環境省近畿地方環境事務所が吉野熊野国立公園内の熊野地域で開催予定のイベントを紹介させていただきます。

きっと、よしくまのすばらしさを満喫していただけることと思います。

吉野熊野国立公園の魅力紹介:その1

タイトル:『ダイナミックな息吹を感じよう!神秘の海蝕洞荒船海岸 耳の鼻』

日時:10月8日(月・祝)10:15~14:45 

場所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浦神  (浦神半島)

対象:小学4年生以上(小学生は保護者同伴)

健脚向け(往復8キロの山道と海岸線を歩くことができる方)

吉野熊野国立公園に位置する、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浦神から歩いてアクセスし、荒船海岸(浦神半島)「耳の鼻」を目指します。

地殻変動で堆積した地層が上下逆転したりしている、壮大な大地の息吹を感じさせる自然海岸を訪れ、手つかずの大自然を体感します。また半島の先端の「耳の鼻」には吸い込まれそうな?大きな洞窟があり、すばらしい奇観を楽しむこともできます。

荒船海岸耳ノ鼻チラシ.pdf

荒船海岸の奇岩(2018年6月撮影) 耳の鼻の洞窟(2018年6月撮影)  

荒船海岸の奇岩と耳の鼻の洞窟

吉野熊野国立公園の魅力紹介:その2  

タイトル:「秋のバードウォッチングin御浜町」

日時:10月14日(日)9:00~11:30

観察場所:三重県南牟婁郡御浜町市木 (下市木旧緑橋周辺)

対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)

三重県熊野市から続く七里御浜海岸に面する市木川河口周辺に飛来する野鳥を観察します。珍鳥が羽休めの場としても知られているスポットで全国から野鳥観察に来られる方もいるほどで、今年は3回目の観察会となります。昨年は小学生の参加も多く賑わいました。日本野鳥の会三重と御浜町と環境省の共催で行います。

当日お目当てのノビタキは飛来するのでしょうか。

野鳥観察会チラシ.pdf

バードウォッチングin御浜の観察会の様子(2017年10月撮影) バードウォッチングin御浜の観察会の集合写真(2017年10月撮影)

昨年の観察会の様子

今回ご案内したイベントは募集を開始しています。詳細は環境省近畿地方環境事務所HPトピックスや、宇久井ビジターセンターHPをご覧の上お申し込みください。

皆様のご参加をお待ちしております。

環境省近畿地方環境事務所URL

①『ダイナミックな息吹を感じよう!神秘の海蝕洞荒船海岸 耳の鼻』

http://kinki.env.go.jp/to_2018/post_138.html

②『秋のバードウォッチングin御浜町』

http://kinki.env.go.jp/to_2018/60in.html

宇久井ビジターセンター URL 

https://www.ugui-vc.jp/notice/

ページ先頭へ↑

2018年07月31日「よしくま」の自然情報

吉野熊野国立公園 岩田佐知代

こんにちは 熊野自然保護官事務所アクティブ・レンジャーの岩田です。

 植物の名前には、その植物を発見した人名、発見された地名、生育場所の特徴、形態など様々な由来があります。

 今回は、名前に「ハマ」がつく植物をご紹介いたします。

太平洋に面した吉野熊野国立公園には、海岸沿いに「ハマ」のつく名前の海岸植物がたくさん生育しています。

「ハマ」がつく植物は、海岸沿いに多く生育し、波や潮風などの影響を受けても耐えて丈夫に育つことができる植物たちにつけられた名前です。実際に触ってみると、塩分や乾燥に耐えられるように葉に厚みや毛があったり、強い潮風に耐えられるように葉が少し小さかったり、草丈が低かったりして、それぞれがその場の環境に適応できるような形態になっているということがわかります。

 和歌山県新宮市三輪崎(みわさき)にある孔島・鈴島(くしま・すずしま)では、多種多様な生物の中にハマヒルガオ、ハマウド、ハマアザミ、ハマナタマメ、ハマボウ、ハマゴウ、ハマエンドウ、ハマオモト、ハマヒサカキ、ハマダイコン、ハマナデシコ、ハマカンゾウ、ハマボッス、ハマナツメ、ハマエノコロなど名前に「ハマ」のつく多くの植物が生育し、花や実などを四季それぞれに観察することができます。

 みなさんは写真の「ハマ」のつく名前の植物を観察されたことありますか。

 紹介した植物のほかにもまだまだ名前に「ハマ」のつく植物はありますが、身近なところで観察できる「ハマ」のつく植物を探してみてください。

孔島・鈴島ハマ植物.pdf

 孔島・鈴島は、野鳥の絶滅危惧種であるウチヤマセンニュウの繁殖場所としても知られ、野鳥や植物の観察会も開催されています。また、地域の方々の散策、憩いの場としても利用されていて、すばらしい自然環境を保全するために地域で清掃活動が毎年行なわれています。

みなさんも「よしくま」にお越しの際には、磯の香り漂うこの孔島・鈴島にぜひ、お立ち寄りください。

孔島・鈴島 (野鳥&植物観察会の様子)

孔島・鈴島での野鳥&植物観察会の様子(2018年5月27日撮影)孔島・鈴島での野鳥&植物観察会の様子(2018年5月27日撮影)

孔島・鈴島の海岸 (南紀熊野ジオパーク・ジオサイト)

孔島の海岸造形             鈴島の奇石

孔島・鈴島の海岸・南紀ジオパーク・ジオサイト(2018年5月16日撮影)孔島の海岸造形 孔島の奇石(2018年5月16日撮影)

ページ先頭へ↑

2018年06月06日「熊野の自然」

吉野熊野国立公園 岩田佐知代

みなさんこんにちは、アクティブ・レンジャーの岩田です。

四季折々にすばらしい瞬間を刻む吉野熊野国立公園の海岸沿いから一押しスポットの七里御浜を皆さんにご紹介いたします。

七里御浜は、私にとって、幼い頃から波の音を聞きながら遊び育った思い出のある場所であり、ごく当たり前の見慣れた風景となっていますが、「日本の渚百選」、「日本の白砂青松百選」、「21世紀に残したい日本の自然百選」にも選ばれているなど、日本を代表する景勝地の一つです。

防風林が並び玉砂利が敷き詰められた石浜が、熊野市から紀宝町まで約22Km続き、陸からの投げ釣りを楽しみ釣果を狙う都会人が多く訪れるポイントとしても知られています。

灯篭ケ峰より七里御浜の眺め

灯篭ケ峰より七里御浜の眺め

また、絶滅に瀕したウミガメが産卵のために上陸する場所となっていることから、毎年4月には、海岸沿いの自治体、関係者、地域の方々とともに、海岸の一斉清掃を実施しています。

5月1日から9月30日までの期間は、自動車やバイク等の海岸への乗入れを規制して、ウミガメの産卵地の保護を図っています。 

波は、いつもは穏やかですが、台風襲来時等は、時として牙をむき、大波となり、海の怖さを教えてくれます。

荒波に削られて海底が急に深くなっているため遊泳禁止となっている海岸ですが、太平洋を望む雄大な海岸美を眺めながら、都会とは全く違うまったりと穏やかな時の流れを感じることができる場所です。

波打ち際で波の音を聞いてのんびり寝転んでサンシャワーを浴びたり、海に向かって石を投げたり、夜空を眺めスターウォッチングをしたり、きっとリフレッシュできること間違いなしです。さすが・・「よしくま」と感じていただけると思います。

昭和11年2月1日に先人のご尽力により国立公園の指定を受けて80年あまり、大切に保護され、守り伝えられてきた貴重な資源をこれからも後世へと繋ぐお手伝いができればと思っております。

青い海、青い空・・こんな豊かな素晴らしい大自然の中で癒されながらこの地に住んでいる贅沢さ、少しでも皆さんにお伝えできたらと思います。

ぜひ、「よしくま」へお越しください。

お待ちしております。

 

七里御浜                       石浜
夕焼け                        波
サンライズ

ページ先頭へ↑

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

ページ先頭へ