アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

　こんにちは、吉野熊野国立公園管理事務所の湊です。今年は、４月なのに夏日の気温になるなど、春はもうあっという間に過ぎてしまいました。
　アクティブ・レンジャーの業務に、環境省直轄施設の点検があります。今回は、宇久井園地の点検を実施しましたので、その様子を紹介します。
　宇久井園地の遊歩道については、巡視を業者に委託して実施していますが、アクティブ・レンジャーも年に数回、状況把握のため点検を行っています。

宇久井園地の遊歩道の点検

ムラサキサギゴケなど野花がきれい（４月下旬撮影）

ハート型に食べられた桜の葉

磯のいきものや海浜植物が観察できる地玉（じごく）の浜

松尾展望台広場から見える海岸段丘と海食洞
　今回の点検では、特に問題となる箇所はありませんでしたが、後日、宇久井ビジターセンターのスタッフから遊歩道沿いの木が折れて、３ｍほどの高さのところで引っかかっていて危険との報告をいただきました。

「現場確認」折れた木（幹）が遊歩道上にあり危険

折れて引っかかった木（幹）を除去
　すぐに現場を確認し、翌日、高枝切り用ノコギリとロープ、ヘルメットを用意して、職員２名がかりで安全を確認しながら危険木を除去（伐木等特別教育修了者が実施）しました。残った枯れ木も後日、伐採予定です。
　今回は、簡易な作業で早急に対処できたので良かったのですが、大がかりなものになると業者に発注するので、一時的に通行止めや迂回路の処置を行う場合があります。
　このように来園された皆様が安全に楽しんでいただけるよう、日々務めておりますので、是非、宇久井園地・ビジターセンター（自然を活かした体験プログラムやふれあいイベントもあります。）と吉野熊野国立公園を楽しんで下さいね。