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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

海の生き物を調べる 【動物】

2008年02月14日
熊野
みなさん、こんにちは!
ここ最近の熊野は、冷たい風が強く吹いていてとっても寒い!のです。日中と夜の温度差が激しく、参ってしまいます。しかし、竹野や吉野、神戸の雪景色を見ると、寒さに弱い私には、やはり熊野だなあとひとしおに感じている今日この頃です。

さてさて、今日は今年から始まった海の生き物調査の紹介をします。
宇久井ビジターセンターの近くにある「地玉(じごく)の浜」では、未だどんな生き物がいるのかきちんと把握できていません。そのため、この磯にはどんな生き物が生息しているのかを季節毎に調査していきたいと考えています。

海の生き物は、それぞれ自分に合っている場所に住んでいます。
この調査では、満潮と干潮の間(高潮帯・中潮帯・低潮帯)や、満潮の時にも海水で満ちてこない場所(潮上帯)にいる生き物を調査します。

写真:磯場にプロットを設置(2008.2.12撮影)

写真:プロット内に生息する生き物の種類と数や被度を調査します(2008.2.12撮影)

写真:このプロットには、アラレタマキビがなんと278個体!(2008.2.12撮影)

写真:アラレタマキビ(2008.2.12撮影)

今回見られた生き物は、貝類をはじめ、イソギンチャクやホヤ、海藻類等を確認しました。宇久井半島の海には季節毎にどんな生き物が見られるか、今後の調査結果がいまから楽しみです。

※今回の調査は、潮位があまり引かない冬場であるため、低潮帯の調査は実施できませんでした。