アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
台風シーズン前に、宇久井園地の遊歩道の確認を行いました
2024年08月29日
熊野
こんにちは、吉野熊野国立公園管理事務所の湊です。今年の夏は、猛暑日が続き、雨も降らず、当事務所がある新宮市では30日間も降雨がありませんでした。
8月下旬に入り、このころになると例年のことですが、私の目覚まし時計代わりであったクマゼミの鳴き声も止み、静かな朝を迎えるようになり、夜には鈴虫の鳴き声が聞こえ、不思議と夏の終わりが感じられるようになります(気温は高いので、まだまだ熱中症や体調管理に注意が必要です。)。
先日、直轄施設である宇久井園地の遊歩道について、巡視を行いました。これから台風シーズンを迎えるにあたり、遊歩道に倒木が発生することが想定されるため、枯死した木など倒木の危険性のある木がないか確認を行いました。
宇久井園地は、遊歩道で森の中を探索できます
(宇久井半島探索マップ)
遊歩道沿いのキノコがびっしり生えた立ち枯れ木(中央やや右側)
よく見ないとわからない枯れている木(中央)
巡視した結果、隠れ危険木が、10本程度確認されました。また、展望広場の眺望も悪くなってきているので、隠れ危険木の除去と同時進行で通景確保のための枝切りも行います。
眺望が悪くなっている展望場所
環境省の直轄施設については、定期的に巡視を行い、来訪者が安心して国立公園に来て、楽しんでいただけるよう維持管理を行っております。
まだまだ暑い日が続くことは容易に想像できますので、野外活動を行う場合は、熱中症等くれぐれも体調には気をつけて、ぜひ吉野熊野国立公園へお越し下さい。