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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

冬でも散策できます 【施設・利用】

2009年01月15日
熊野
 皆さん、こんにちは。このところ寒さが身にしみる日々が続いており、身をもって一年で最も寒くなるといわれている二十四節気「大寒」が近づきつつある事を感じます。
 
 先日太地町にある平見台園地の継子投に巡視に行ってきました。ここ継子投のほか、11月28日の日記でご紹介した梶取崎や燈明崎を巡る遊歩道は近畿自然歩道「クジラのまち太地を訪ねるみち」に指定されており、散策にももってこいの場所です。
 



展望台より。絶景が眼下に広がります。

 継子投という名前の由来は、継母が幼い赤ん坊を断崖絶壁のこの場所から投げ落としたという伝説が残っているからだとか。しかしここからの眺望は、このちょっと恐ろしい言い伝えを感じさせないほど美しい光景を探勝できます。

 太平洋側でも南方に位置している熊野地域は、冬になると低温にはなりますが、晴れることが多く、積雪もありません。そのためこの時期の散策はお勧めです。本歩道はほとんどが海岸沿いであるため、所々で太平洋を望むことが出来ます。素晴らしい景色を眺めながら、心と体を暖めてみるのも良いのではないでしょうか。