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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

熊野花ごよみ -11月-  【植物】

2007年11月08日
熊野
こんにちは、熊野アクティブ・レンジャーの鈴木です。
今日は久しぶりに「花ごよみ」シリーズです。


写真:セイタカアワダチソウ(2006.10.13撮影)
【学名】Solidago altissima
【科】キク科
【花の咲く時期】10~11月

最近、野原などが黄色一色に染まっている光景を目にしたことはありませんか?今花盛りのこのセイタカアワダチソウは、北アメリカ原産の多年草植物です。その繁殖力はとても強く、種子だけではなく、根も使って生育範囲を広げているそうです。


写真:「オーシャンブルー」(2007.11.8撮影)
【学名】Ipomoea indica
【科】ヒルガオ科
【花の咲く時期】6月~冬

亜熱帯原産のノアサガオの突然変異亜種のようです。リュウキュウアサガオ等様々な名前で呼ばれています。

今回紹介した植物は、宇久井半島で見られる外来種植物です。地元のボランティアさんが、駆除活動をしていますが、毎年よく生育しています。駆除活動の一環となればと願い、宇久井ビジターセンターでは今週末に外来種植物を使った「草花染め」を行います。ちなみに、セイタカアワダチソウは黄色、オーシャンブルーは桃色に染まるんです。

山や野原に生えている植物が、日本で古来から見られる「在来種」か「外来種」か、なかなか気にしている人は少ないかもしれませんが、このような視点で生き物を観察することも面白いですよ。


※「草花染め体験」の募集は定員が満員となり、締め切りました。次回をお楽しみに!