アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
「ハイパーソニック・サウンド」のお勧め
2019年09月30日吉野熊野国立公園管理事務所の岩田です。
暑い夏が終わり、秋に移りつつありますね。
秋と言えば何を連想されますか?
スポーツの秋、食欲の秋、行楽の秋、読書の秋、さまざまな秋があります。
私は、いつもウエイトオーバーを気にしながらの食欲の秋といったところでしょうか。
さて、「ハイパーソニックサウンド」という言葉を耳にされたことがありますか?
「ハイパーソニックサウンド」とは、人間の耳に聞こえる周波数の上限を超えて複雑に聞こえ変化する超高周波を含む音のことで、脳機能を高め、ハイパーソニック・エフェクトと呼ばれる効果(健康増進、安らぎ、好感形成)を心身にもたらせてくれることが科学的に証明されています。
ハイパーソニック・サウンドについて、こちらをご覧下さい。
https://www.env.go.jp/nature/nats/sound/about.html
五感を研ぎすましながら、なにげなく身近な自然の音、肌で感じるもの、においなどに気をむけてみてください。鳥や虫の声、木々をゆらす風の音、川のせせらぎ、波の音、車の音、においなどいろいろなものが私たちの脳に伝わり、心地よく感じたり、嫌な気持ちになったりします。(それぞれの感じ方には個人差があります。)
そこで私流の「ハイパ-ソニックサウンド」をご紹介します。
癒し効果その1:虫の鳴き声
我が家で昨年飼育していた鈴虫が、卵を産み、今年の初夏、孵って大きく育ったものがリーン・リーンと夜通し盛んに鳴き誇っています。慣れなのかその音は睡眠を妨げることなく心地よく感じ癒してくれます。また、外に出て草むらや道端で耳をすませば、コオロギ、クツワムシ、マツムシ、バッタ、キリギリスなど虫の音楽会が始まっていることに気づかされ、暑かった夏、早朝からセミが鳴いていましたが、やがて涼しくなり、ツクツクボウシが鳴き、秋の訪れとともに「ほっ!」と和み、心地よく心身を癒し、リフレッシュしてくれていることを感じている今日この頃です。
癒し効果その2:波の音
幼い頃の遊び場だった、聞きなれている七里御浜の波の音。
玉砂利の引き波と打ち波の音が絶えることなく続いて、いつもやさしく包んでくれ、心癒してくれています。(台風時は時として荒々しく、非日常を感じますが・・。)
癒し効果その3:鳥の鳴き声
留鳥も渡り鳥も四季を通じていろいろな鳴き声を耳にします。
鳴き声だけで種を特定できないものが多いですが...あの鳴き方は、何かを訴えているのかな?と考えて楽しむこともあります。
皆さんも素晴らしい日本の四季の自然環境の中でたくさんの生き物とともに棲んでいることに感謝しながら、吉野熊野国立公園内で、全身で感じる「自分なりの癒し音」ハイパーソニックサウンドを追及してみてはいかがですか。