アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
自然ふれあいイベントの開催報告と次回開催のお知らせ
2024年11月11日 こんにちは、吉野熊野国立公園管理事務所の湊です。11月に入り、やっと秋らしくなってきました。今回は、10月に開催しました自然ふれあいイベントの報告と次回イベントのお知らせになります。
(10月6日)秋の田んぼの生き物探し
当日は、天候に恵まれ、少し暑いぐらいでしたが絶好のイベント日和となりました。親子連れを中心に16名の参加者が集まり、休耕田の湿地帯に潜む生き物探しを行いました。
皆さん準備万端で生き物探しをスタート
トンボを狙う親子
捕まえたトンボを講師が解説
捕まえた生き物をみんなで観察
私が当日裏ミッションにしていたヤンマ類の捕獲(ダメでした)を、早々に達成した子供もいて、私も何十年ぶりかでオニヤンマを間近で見ることができました。
講師が巡回して、捕まえた生き物の名前や特徴を解説したほか、途中で集合してみんなで捕まえた生き物を観察しました。マユタテアカネ、ベニトンボなどトンボの仲間12種、ツマグロヒョウモンやキタキチョウなど蝶・蛾の仲間6種、ミズカマキリ、ヤゴなどの水生昆虫、ドジョウやフナなどの魚類など、たくさんの生き物が確認でき、子供たちがとても楽しそうにしていたのが印象に残った観察会となりました。
(10月19日)秋のバードウォッチングin御浜
前日まで雨続きで、開催出来るか不安でしたが、当日は雨が止み、蒸し暑かったものの、募集した参加定員枠20名満員で開催することができました。
毎年恒例のイベントになりますが、初めてバードウォッチングをするという方も数名いらっしゃいました。日本野鳥の会三重のスタッフが次々に野鳥を見つけては、素早くフィールドスコープをセットして参加者に見せてくださったので、皆さんたくさんの野鳥が観察できたと思います。
バードウォッチングの様子
ノビタキ
チョウゲンボウ
参加者とスタッフで記念撮影
今回は、お目当ての渡り鳥「ノビタキ」が観察できた他に、「チョウゲンボウ」、「ミサゴ」などの猛禽類も5種、身近なハシボソガラスや、御浜町で特異的に観察される「ヒメアマツバメ」など、合計26種類確認することができました。さらにイベントを終了し解散しようとしたところ、このあたりではとても珍しい「コホオアカ」が飛来するなどサプライズもあって、参加者の方々も、また来年もあればぜひ来たいとたいへん満足されていました。
今年度の自然ふれあいイベントは、残すところあと1回となりました。最後に大トリを務めるイベントは、私自身とても楽しみにしている「化石探しとレプリカ作り」を12月1日(日)に開催します。
現在、参加者募集中(参加申込は、宇久井ビジターセンターまで)ですので、ぜひご参加ください。