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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

おめでとう♪一周年 今回は番外編です! 【その他】

2007年02月14日
熊野
みなさん、こんにちは。
アクティブ・レンジャー日記一周年!ということで、木谷ARに続き熊野からも「一周年」をお題にして書いてみようと思います。テーマは…新たな熊野の魅力をご紹介!国立公園の近場にある自然環境や、日頃の活動では紹介できない国立公園内外の取り組みを紹介します。一周年記念ということで、アクティブレンジャー活動番外編です。

一周年の「いち!」→
いちもくさんに駆け下る 新宮神倉 お燈祭り

今年も自然保護官が参加したお祭りです。このお祭りは新宮・千穂が峯の中腹にある神倉神社のお祭りで、白装束姿になった男の人が、最大45度の急勾配の階段をたいまつを持ちながら一番乗りを目指して駆け下りる祭りです。それはそれは迫力いっぱいなのです!この神倉神社を含む千穂が峯は吉野熊野国立公園に指定(第1種及び第2種)されており、周回線道路(歩道)としても自然観察会など実施して利用しています。夜、国立公園を訪れることはなかなか無かったのですが、このお祭りの日だけは新宮市民が大集合なのです。

写真:神倉神社と千穂が峯(2007.2.13撮影)

一周年の「しゅう!!」→
収集は、陸以外からのアプローチも効果的

河口の海域が、吉野熊野国立公園に指定されている古座川のクリーンアップ作戦の様子です。近畿地方環境事務所の自然保護官も私的参加したんですよ。カヤックに乗りながら川のゴミを収集し、なおかつ自然を満喫できるイベントなのです。清掃活動なのですが、有料で募集しています。有料清掃活動としては、驚きの大勢の参加者が集まっていました!

写真:古座川クリーンアップ大作戦の様子(串本町提供写真)

一周年の「ねん!!!」→
年配者も幼稚園児も、海をきれいにしたい気持ちは同じです

串本町上浦海岸は国立公園外なのですが、海域は吉野熊野国立公園に指定されています。
「上浦海岸を裸足で歩こう会」というボランティア団体が主体となって、海岸の清掃活動を呼びかけて実施しています。地元の高校生や幼稚園児、年配の方も清掃活動に参加しているんです。この海岸では、夏の海水浴をはじめ、サーフィンやウィンドサーフィン、カヤック等を楽しむ姿も見られます。ウミガメの産卵地でもある上浦海岸では、地元民から観光客まで、色々な人の憩いの場になっています。

写真:住崎園地から見える上浦海岸(2007.2.13撮影)


今回紹介したものは、アクティブ・レンジャー日記で、しかも一周年記念なのですが私的参加したもの(上浦海岸清掃を除く)です。日頃の活動内ではなかなか補いきれていない「吉野熊野国立公園」外でも、国立公園のバッファーゾーンとも言える地域の取り組みにも今後注目していければと思っています。