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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

モニタリング調査 【動物】

2008年03月06日
熊野
皆さん、こんにちは。黄砂が先日より舞っているため、行き交う車はほこりがついて汚れが目立ちます。先日熊野でもウグイスの囀りを聞くことができ、春の到来を感じられるようになってきました。

今日は昨年11月から毎月1回実施しているモニタリング調査について書きたいと思います。
現在、養鶏場において高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受けて、野鳥に対するウイルス保有状況のモニタリング調査が、水鳥が集まるような場所で九州から近畿地方にかけて実施されています。和歌山県でも那智勝浦町の干潟で調査を行っています。


調査地である干潟の様子。撮影時は潮が最もひいている干潮の風景ですので、水に浸かる時もあります。


調査前の寄り集まっている水鳥。
マガモ(カモ科)とカルガモ(カモ科)が観察できました。

今回は苦労することもなくサンプルを採取することができました。カモ類は冬鳥で渡りを行うため(カルガモは留鳥ですが)、来月の調査ではまだ居てくれるかちょっと気がかりです。
今のところ全ての場所にてウイルスは確認されていないようです。今後も同様の結果になることを望みます。