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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

千穂ヶ峰 【植物 その他】

2007年12月25日
熊野
 メリークリスマス!熊野アクティブ・レンジャーの鈴木です。今日は、私にとって今年最後のAR日記です。何を書こうかと迷いつつ…、今日は私の住んでいる新宮の町並みが一望できる「千穂ヶ峰」の紹介をします。

 千穂ヶ峰は吉野熊野国立公園第1・2種特別地域に指定されている253mほどの山で、私は、毎日千穂ヶ峰の山々を横目に通勤しています。

 千穂ヶ峰には、はしごを倒したような登山道のルートがあります。頂上へ登る道はとても急で、一歩間違えたらイノシシも一気に下まで転げ落ちてしまいそうなほどです。しかし、そんな急な坂を登ると展望台があり、そこから眺める景色はもう最高です!

写真:展望台から眺めた景色。写真の左にある山が「明神山」、その右にある小さな緑の山が「浮島の森」です。写真奥では、熊野川と熊野灘の合流地点が見えます。(2007.12撮影)

 歩道を歩いていると、あちらこちらにシダがあります。私はシダに全く詳しくないのですが、その私が見ても、3種類以上はありました。先日の巡視中に、ある年配の方がこのシダをお正月飾りにつけるんだと教えてくれました。クリスマスが過ぎたら、もうお正月準備で大忙しですね。

写真:お正月飾りにつかうコシダ(2007.12撮影)

写真:ウラジロに包まれている歩道。ウラジロもお正月飾りに使うそうです。(2007.12撮影)

 今年もあとわずか。お正月を熊野で迎えたことのない私ですが、ここから見る初日の出もさぞすばらしいのだろうなと思いました。来年もこの千穂ヶ峰に抱かれつつ、よい一年になりますように。

 みなさまもよいお年を。