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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

鳥の渡りの季節になりました【動物】

2012年09月14日
熊野
こんにちは、熊野地区担当の鎌田です。
和歌山県那智勝浦町にある宇久井ビジターセンター(http://www.ugui-vc.jp/)では、定期的に鳥の調査をしています。少しづつ暑さも和らいできたこのごろは、秋の渡り鳥が見られるようになってきました。

今回の調査で見られた渡り鳥は、くちばしの上反りが特徴的なソリハシシギ(写真1. 1)・以前紹介したキアシシギ(写真1. 2)・小さなシギの仲間のトウネン(写真1. 3)でした。

ソリハシシギとキアシシギは、摩耗のないきれいな幼羽でした。つまり、今年生まれの新入りです。シベリアなどで生まれた後に、ここ宇久井まで渡ってきたのだと思われます。


調査で見られたその他の留鳥その1です(ヒヨドリ(写真2. 1)・メジロ(写真2. 2))。
どこにでもいて、うるさく鳴いているヒヨドリですが、すぐ逃げるので撮影するのは難しいです。




調査で見られたその他の留鳥その2です(ハクセキレイ(写真3. 1)・カワウ(写真3. 2)・イソシギ(写真3. 3))。
今回見られた他のシギと違ってイソシギは留鳥です。
今回見られたイソシギも幼羽でした。宇久井の周辺で生まれた個体なのかもしれません。



紹介した種を含めて、20分ほどの簡単な調査で約10種類の鳥を見ることができました。他にも、熊野周辺では、メダイチドリやキョウジョシギなどもやってきています。
もうすぐもっといろいろな種類の鳥が見られるようになると思います!