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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

自然ふれあいイベントの実施にむけて下見を行いました

2024年09月27日
熊野 湊 英也

 こんにちは、吉野熊野国立公園管理事務所の湊です。9月下旬になり、幾分か過ごしやすい気温になりました。これからどんどん外に出かけたいですね。10月に、当事務所主催で実施する「自然ふれあいイベント」を2回予定しています。
 先日、10月19日(土)に開催予定の、「秋のバードウォッチングin御浜(現在、参加者募集中です)」の下見を行いました。
 まず、当日受付後に移動するバードウォッチングのスタート地点を確認しました。ここから講師の方に案内いただきバードウォッチングを開始するのですが、昨年は、この地点で数種類の野鳥と、お目当ての鳥「ノビタキ」が観察でき、なかなかスタートできないうれしい?ハプニングもありました。
スタート地点の写真
       バードウォッチングスタート地点
観察場所となる水田地帯
       メインの観察場となる水田の湿地帯
 次に、当日の観察場を専門家の方と一緒に歩きました。鋭い観察眼により私達が気づかないような場所にいる野鳥を次々に見つけていくので、何の変哲も無い水田地帯が野鳥の楽園に一変します。昨年は、なんと26種類もの野鳥を見つけることができました。
 野鳥の名前だけではなく、見分け方や解説などもしていただけるので、バードウォッチングが初めての方も、私がそうであったように、野鳥を見る目がきっと変わると思います。
 ノビタキは例年10月頃にこの地域に飛来するとのことなので、今回は見られませんでしたが、来月の観察会時に予定通り?飛来して観察できるかどうか、乞うご期待です。
昨年に観察できたノビタキ
     ノビタキ(R5年10月1日撮影.御浜町)
鉄塔の上にはミサゴがいました
    鉄塔の先端で、獲物を探すミサゴ(※矢印の先)
トビがたくさん飛んでいます
   河口部に集まる魚を狙うトビ(トンビ、※丸印の中)
 この下見の時にも、野鳥観察をされている方も見えましたし、ミサゴやトビ、コムクドリ、カラスなど数種類の野鳥が確認できました。
 さて、イベント当日は何種類の野鳥が確認出来るでしょうか、またノビタキは予定通り南下してこの場所に飛来するのでしょうか、「秋のバードウォッチングin御浜」に参加して一緒に野鳥観察を楽しみませんか。
 10月は、他に「秋の田んぼの生き物探し(10月6日(日)開催予定)」も現在、参加者募集中です。
 まだ日中は暑い日もありますので、野外活動を行う場合は、熱中症等くれぐれも体調には気をつけて、是非、吉野熊野国立公園へお越し下さい。秋は、祭りやイベントが目白押しですよ。