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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

地域の魅力たっぷりの磯遊び 【イベント】

2007年05月15日
熊野
こんにちわ、熊野ARの鈴木です。
「半袖求む!」という気候となっている熊野から、今日は「磯遊び」イベントの報告をしたいと思います。

先週の日曜日に、宇久井ビジターセンターの運営をしている「宇久井海と森の自然塾」が、宇久井半島にある「地玉(じごく)の浜」で磯遊びイベントを実施しました。

参加者は17人。ちびっ子も、お父さんお母さんも、磯の生き物に夢中になっていました。採集した生き物の「名前やその由来は?」、「どんなものを食べて暮らす生き物なのか?」、「おいしい?」などなど様々な質問が飛び交いました。地元の自然塾の方からは、「宇久井ではコゴナリ・シンゾウと呼んでいる生き物の正式な名前は何なのか?」という質問もありました。
正解は…コゴナリは「ヒザラガイ」の事、シンゾウは「マツバガイ」の事でした。マツバガイは地元の方はよく食べているようです。しかし、そのなかにベッコウカサガイも混ざっていたので、2種の総称を呼んでいるのかなあと思います。

その他にも、イソスジエビやヒライソガニやショウジンガニ、ミズガイやイザリウオなどなどなど、面白い生き物をたっぷり観察することができました。

写真:色々な生き物に、夢中。(2007.5.13撮影)

その後はヤドカリレース!これがちびっ子にはたまらない様子でした。歓声をあげて、自分の選んだヤドカリを応援していましたよ。優勝はアマオブネを宿にした「ヤドキング」。ものすごく強く、環境省号はまったく太刀打ちできませんでした?。


写真:燃え上がるヤドカリレース(2007.5.13撮影)

お昼ごはんはめはりずしやマンボウのキモ和え、フノリのみそ汁などなど、地元ならではの料理に舌鼓を打ち、おなかいっぱいになって終了しました。

宇久井海と森の自然塾が主催した今回の「磯遊び」は地域の魅力たっぷりのイベントで、宇久井の面白さを伝える事のできたイベントになったのではないかと思います。