アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
須賀利大池とハマナツメの保全作業【植物】
2011年08月18日
熊野
こんにちは!
熊野地区担当の鎌田です。
先日は須賀利大池に行ってきました。
須賀利大池は、尾鷲市須賀利の沿岸に位置する池です。
ここには貴重な植物である「ハマナツメ」が自生しており、
日本有数の大群落を形成しています。
しかしながら、そのハマナツメの群落が現在消失しつつあることが分かってきました。
その原因の1つと考えられているのが、カワウの営巣です。
大量のカワウの排泄物によって、大池は富栄養化し、水質が激変してしまいました。
(大池に住み着いたカワウ)
また、より深刻なのが、シカの増加による食害です。
柔らかな新芽をすべてシカが食べてしまうため、ハマナツメは増えることができず、群落がどんどん衰退していっているのだと考えられています。
(ハマナツメの群落は丸裸に…)
今回は、シカの食害を防ぐため、獣害防止用ネットを張りに行ってきました。
ハマナツメの株をぐるりと囲むことで、シカが芽を食べるのを防ぎます。
(鋭いトゲのあるハマナツメに、作業は苦戦します。)
にわか雨に降られてずぶ濡れになりましたが、ひとまず作業は無事終了。
とりあえず、何株かのハマナツメはこれで大丈夫です。
ヒトもシカもハマナツメも、バランスよく共生できる社会を目指したいですね。
熊野地区担当の鎌田です。
先日は須賀利大池に行ってきました。
須賀利大池は、尾鷲市須賀利の沿岸に位置する池です。
ここには貴重な植物である「ハマナツメ」が自生しており、
日本有数の大群落を形成しています。
しかしながら、そのハマナツメの群落が現在消失しつつあることが分かってきました。
その原因の1つと考えられているのが、カワウの営巣です。
大量のカワウの排泄物によって、大池は富栄養化し、水質が激変してしまいました。
(大池に住み着いたカワウ)
また、より深刻なのが、シカの増加による食害です。
柔らかな新芽をすべてシカが食べてしまうため、ハマナツメは増えることができず、群落がどんどん衰退していっているのだと考えられています。
(ハマナツメの群落は丸裸に…)
今回は、シカの食害を防ぐため、獣害防止用ネットを張りに行ってきました。
ハマナツメの株をぐるりと囲むことで、シカが芽を食べるのを防ぎます。
(鋭いトゲのあるハマナツメに、作業は苦戦します。)
にわか雨に降られてずぶ濡れになりましたが、ひとまず作業は無事終了。
とりあえず、何株かのハマナツメはこれで大丈夫です。
ヒトもシカもハマナツメも、バランスよく共生できる社会を目指したいですね。