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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

海の中の「タカラモノ」 【動物】

2008年03月03日
熊野
 みなさん、こんにちは!熊野アクティブ・レンジャーの鈴木です。
 今日は、空がくすんでいるなあと思ったら、黄砂だったようです。春が近づいて来ているのですね。

 今日は、海の中の「宝物」を紹介します。その名も「タカラガイ」!貨幣として使われていたことが名前の由来となったそうです。おみやげ屋さんでもよく見られるもので、貝の中では親しみのあるほうではないかな?と思います。

写真:巻き貝の仲間 タカラガイ
   日本で見られるタカラガイの大半が潮岬西岸で見られるそうです。(2008.3.3撮影)

写真:タカラガイの裏 一番下のタカラガイは幼貝で未発達のものです。(2008.3.3撮影)

 海辺を歩いていると、いつの間にか貝殻を拾い集めてしまうことが多い私ですが、このタカラガイもよく見かけます。この時期、海水温の低下により、綺麗なタカラガイが打ち上がることが多いのです。最初はただの「タカラガイ」だったのですが、調べてみると色々な種があります。独特な網目模様のヤクシマダカラ、水玉模様のシボリダカラ、縁が反り返っているようなコモンダカラなど、見ていると時間を忘れてしまいます。死んでしまったばかりのタカラガイは、これらの模様がとても綺麗に残っていてピカピカしています。けれども、波に洗われて摩耗を繰り返していると模様がなくなり、同種の貝であることに驚くほど姿を変えてしまいます。

写真:ハナマルユキ 
   左が模様のはっきりしている新しいカイ、右にいくにつれて摩耗が激しくなっていますが同種なんです(2008.3.3撮影)

 黄砂でも春を感じ、綺麗なタカラガイを見つけては、また春を感じます。
 春が早く来てほしいような、もう少し待っていてもらいたいような、そんな気持ちの今日この頃です。