アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
初日の出
2019年01月08日アクティブ・レンジャーの岩田です。
新しい年が始まりましたね。
皆さんそれぞれの場所で新年の初日の出を見たり、初詣に行きお祈りをされたことと思います。
吉野熊野国立公園の熊野・田辺エリアは太平洋に面しているため、日の出スポットはたくさんありますが、私が毎年欠かさず海岸沿いに出て見ている御浜町の初日の出を紹介します。
御浜町の七里御浜には、今年も大勢の人が初日の出を見に来ていました。
水平線に雲がかかってなかなか太陽が出てこない年もありますが、今年は少し雲がかかっていたものの、無事、初日の出を見ることができました。夜明け前から待つご来光はいつもと気持ちの持ち方が違うのか新鮮にかつ神秘的に感じました。
新しい年の幕開け、ご来光を浴びながら心機一転、気持ち新たに出発という「けじめ」として、今年も初日の出を拝み祈ることができました。
地元若者の初日の出スポットとして注目を浴びている「ふれあいビーチ」(通称「ハワイ」と呼ばれています。)。芝生広場からハートのリングに初日の出を収めました。
熊野市から紀宝町まで約22キロ砂利浜が続いている七里御浜は、平安時代後期以降、熊野三山への参詣道として、「蟻の熊野詣」と言われるくらい多くの人に利用されてきました。そして、今でも熊野三山へと向かって歩く人の姿を見かけることがあります。
いつも見慣れた、当たり前の光景となっているこの場所ですが、ほんとにええとこやなぁ~と思いながら、幼いころからの遊び場だった砂利浜で懐かしく小石で顔を作ってみました。いろいろな表情ができ、自画自賛しながら、この雄大な山・川・海の大自然がギュッとつまっている中に生まれ育ったことを誇りに思い、"もっと、もっと多くの方にこの素晴らしさを伝えていこう!"と誓った初日の出でした。
大自然を満喫しに「よしくま」へ遊びにお越しください!