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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

救命救護講習、受講しました。 【イベント】

2006年08月30日
熊野
こんにちは、熊野AR鈴木です。
昨日の雷はすごかったです!!!ぴかりごろりとかなり近くに感じられました。カーテンの隙間から光が漏れて、「次はどのくらいの音かしら。」と夜中の3時にわくわくしていた私なのでした。

さてさて、先週末に救命救護講習を受講しました。那智勝浦町消防署の方から、心肺蘇生法からAED講習、止血方法などなどを学びました。

講習はまず簡単な説明から始まり、すぐに実技に移りました。

生身の人間を使って、意識はないけれど呼吸のある人への対処方法(回復体位)を学びました。「この格好でいると、楽だなあ?」といっている方もいました。そう考えてみると…私も寝ているときに知らず知らずのうちにこんな格好になっていることも。

写真:回復体位勉強中(2006.8.27撮影)

それから心肺蘇生法を教えてもらいました。平成18年8月15日付けをもって、一部やり方の変更があったそうで、私が以前習ったことのある心肺蘇生法とはすこし違っていました。例えば胸骨圧迫(心臓マッサージ)30回、人工呼吸2回のサイクルに変更…というようにです。

このあとはAED(自動対外式除細動器)の講習をしました。今回私ははじめてこの講習を受けました。AEDは電気ショックを与える機械で、心室細動(心臓のふるえ)という状態を取り除くことが出来るそうです。AEDと心肺蘇生法を組み合わせることによって、正常なリズムを取り戻す可能性が高くなるそうで、現在和歌山県でも各施設での配置が進んでいるそうです。体にAEDのパットを付けると、勝手にAEDがこの人に電気ショックが必要かどうかを判断してくれるとても頭の良い機械なのです。


写真:AEDのパットを心臓の間2箇所に貼り付けます。正常な人の場合はAEDが感知して電気は流れません。(2006.8.27撮影)

以上のような一連の応急手当の動作をテストし、見事13名全員合格することが出来ました!!

ちなみに那智勝浦町消防署から宇久井VCまではおよそ8分で到着するとのこと。その8分の間に私たちが出来る最善の対処をしていければと思います。