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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

宇久井ビジターセンター仕事紹介【その他】

2011年07月13日
熊野
みなさまこんにちは。
熊野地区担当の鎌田です。
今日は皆さんに、ビジターセンターの仕事の一部を紹介します!

和歌山県那智勝浦町宇久井に位置する宇久井ビジターセンターは、
吉野熊野国立公園の利用促進を目的として、
情報発信をしたり、自然とのふれあいの場を提供するための施設です。
生物標本や写真の展示、自然観察会などイベントを実施しています。


仕事1 園地のパトロールと整備
施設の管理や、身近な自然の情報発信のためには、頻繁なパトロールが欠かせません。
普段はビジターセンターの職員さんが毎日園地を巡視してくれています。
毎日とはいきませんが、私も時間がある限り園地内を見て回るようにしています。

写真は宇久井半島の浜に漂着したウミガメの調査をしているところです。
紀宝町ウミガメ公園の職員さんが、甲羅のサイズなどを調べています。
腐敗がひどく、かつ100kg近い重量があったため、運ぶのに苦労しました。
砂浜の隅に埋めておきましたので、秋頃にはきれいな骨格標本になっていると思います。



仕事2 展示物の準備
魅力的な施設展示を作るためには、季節に応じた展示内容を考える必要があります。
写真は展示方法について打合せをしているところです。

今回のテーマは、トンボ、海や川の生物、「ハマ」の名のつく植物の展示などです。
展示期間は、来週から9月中旬になりますので、近くまでお越しの方はぜひ足をお運び下さい!



仕事3 野生生物の調査

写真は園地内にセンサーカメラを設置しているところです。
竹の枠は腐葉土をためるためのものですが、これを利用してカブトムシを育てています。
しかし、先日何かの動物が侵入したらしく、中が荒らされていた様子がありました。
タヌキか、アライグマか、何が来ているのか分かりませんが、
この機会に、園地内の動物調査をかねて、赤外線センサーカメラでその正体をさぐろうという訳です。
何かおもしろいものが映れば、また改めて紹介しますね!


今回は宇久井ビジターセンターの仕事の一部を紹介しました。
宇久井で見られる生物の情報や、イベント情報など、より詳しい情報に関しては、宇久井ビジターセンターのWebページをご覧下さい。
http://www.ugui-vc.jp/
皆様のご来館をお待ちしています☆