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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

今年度お初、磯の観察会実施です。 【イベント】

2006年04月18日
熊野
 ぽかぽか陽気のなか、お昼にお散歩して気分がるんるんな熊野AR鈴木です。今日は4月16日(日)に実施した、宇久井磯の観察会のレポートをします。

 2?3日前から天候が怪しく開催が危ぶまれた磯の観察会も、前日の予報で40%の降水確率となり第一関門突破です。当日はすっかり晴れわたり、参加者計15名の観察会のはじまりはじまり。

 まず講師である熊野自然保護連絡協議会の瀧野先生、南先生の紹介、それから危険な生き物の説明や生き物は持ち帰らないことなどの注意事項を説明し、早速フィールドとなる宇久井のイナリの浜へ移動です。今回の観察会では小学校低学年の参加者が多く、子ども達は大はしゃぎです。歩いている途中でもう何かを発見して先生に聞きに行ったりしていました。

 みんなが夢中になったものの1つは「アメフラシ」。感触の柔らかいアメフラシを触って雄叫びをあげる子ども達や、アメフラシばかりを集めて並べているお母さんなど、アメフラシはこの日のヒーローとなっていました。

上がニセクロナマコ、下がアメフラシです。

お母さんの「アメフラシ店」の出来上がり?

 それからお母さん対象の食材当てクイズをしました。
 これはなんだと思いますか??

正解は…寒天の材料になるテングサです。

 ではではこれは何でしょう??

はい時間切れ。
正解はひじきで?す!
 少しかじって食してみましたが、歯ごたえがよかったです(砂の食感もあり)。

 最後にはヤドカリの引っ越しを観察しました。先生が集めてくれた大きめの貝をヤドカリの近くに置いて、ヤドカリが移動する様を観察しました。物色して、これだと決めた新たな宿にスルッと上手くはいるヤドカリに拍手です。静かにしていないとなかなか引っ越ししないヤドカリですが、○○君はちょっかいを出したくて仕方ありません。お兄ちゃんは注意しますが、その光景がなんとも微笑ましかったです♪



 どんな生き物がいるのか、未知数な世界に引き込まれていく子ども達は笑顔が最高でした。今年宇久井ビジターセンターがオープンしますが(しつこいですか?)、このような観察会をやっていきたいと思ってます。乞うご期待!