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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

七里御浜 【気候 その他】

2006年05月02日
熊野
暑いですね。新陳代謝が良好な熊野AR鈴木です。
 やっと暖かくなってきたなあと思ったら、昨日は各地で猛暑。熊野地方も相当な暑さだったのですが、風が強く吹いていたので、事務所に入ってくる風が心地よかったです。今は雷とともに雨がぱらついてきました。もう梅雨のような気候です。

 さてさて、今日は吉野熊野国立公園の七里御浜(しちりみはま)を紹介します。

 七里御浜は三重県熊野市から熊野川河口にかけて25km(七里)ほど続く、玉砂利が敷き詰められている美しい砂礫海岸です。浜の幅も広く、以前は松林から海まで100mほどあった場所もあったそうです。

 七里御浜は伊勢と熊野を結ぶ熊野古道伊勢路の一部でもあり、イザナミノミコトの墓所といわれている「花の窟」があるなど文化的にも価値ある場所であり、また天然記念物である「獅子岩」、「鬼ヶ城」も見ることができます。

 それからこの七里御浜はウミガメの産卵地でもあります。熊野地域には、アカウミガメが産卵するためにこの七里御浜に上陸します。そのため七里御浜の一部は、5月から9月までの間、ウミガメの上陸・産卵・孵化の保護を目的とした車馬等の乗り入れ規制も行っています。

 七里御浜に先週末行ってみると、家族でピクニックをしていたりご夫婦で散歩する姿が多く見られました。文化や自然の魅力ある七里御浜の魅力は地元の人も、旅行客も引きつけられるんですね。遊泳禁止の海ですけど、これからの暑い季節は七里御浜の魅力にどっぷりはまり、乗り切っちゃおうと企んでいる鈴木でした。



長いっ!七里御浜


浜の幅は年々減少しつつも、こんなに広いです