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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

草むらの中に卵? 【その他】

2010年11月16日
熊野
 先日宇久井ビジターセンターの園地の管理を行って下さっている方から、宇久井ビジターセンターにある遊歩道脇の草むらの中に、動物の卵の様な白い物体が発見されたとの情報を受けました。ビジターセンターに居た時だったので急行しました!


ピンポン球大の卵のような丸い形状で、結構弾力性をもっていました。

こちらは断面写真です。



 断面からきのこの仲間かなと思い、きのこに詳しい方に伺った結果、スッポンタケ(スッポンタケ科)の幼菌ということが確認できました。
成長すると、2枚目の写真にある中心の白い部分が長くなり、外側の膜を突き破り、通常「きのこ」から連想されるような傘と柄からなる姿へ変貌を遂げるそうです。
 ちなみに成長したものでは、ゆがくなどの処理をすると、中華風のスープの具として食べることができます。(食べることは知識がないと危険が伴います。)
 きのこは菌類の仲間です。菌としての生活史からみると、きのこが地上に姿を見せる「子実体」の時期は、一時に過ぎません。きのことの出会いも一期一会と思って観察してみると、面白いものです。