アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
夏休み小学生工作教室
2019年08月08日皆さま、こんにちは。竹野自然保護官事務所の派谷です。
夏の真っ盛りですね。竹野には連日たくさんの海水浴客がお越しになり、竹野ブルーの海を楽しんでいます。環境省の直轄施設である「竹野スノーケルセンター」も賑わいを見せています。私はそんな竹野にいながら海に入る機会が少ないのですが、もし入るチャンスが訪れた時に後悔しないために、海水浴セットだけは必ず持って通勤しています。
さて、8月上旬に豊岡市立図書館竹野分館の「夏休み小学生工作教室」の講師をしました。今回はその様子をレポートします。
工作教室の始めに、海岸の漂着ごみについてのお話をしました。準備のため工作の材料(貝や小石)を拾っているとき、海岸にはたくさんのごみが落ちていました。いま世界中で、海に流れ出ているごみが問題になっていることを、写真や実際の漂着ごみを見てもらいながら説明しました。
漂着ごみについてのお話
ごみのあるエリア(大浦湾) ごみのないエリア(大浦湾)
お話の後は、いよいよ工作の時間です。『世界にひとつの自分だけの貝画(かいがらアート)をつくろう!』と題し、貝・石・流木・シーグラスを台紙に貼り付けて、生き物や植物を自由に表現しました。
工作の手順を説明 工作に使う材料
工作教室当日までに、たくさんの方が材料集めに協力してくれました。
グルーガンでパーツを接着 工作の様子
細長い貝殻をクラゲの足にしたり、貝を重ねてきれいな模様を描いたり、子どもたちの発想力や創造力の豊かさに驚かされました。
材料の貼り付けにはグルーガンを使用し、火傷防止のために軍手の着用をお願いしました。細かいパーツを狙った位置に張り付ける作業は、軍手をしているととても難しいのですが、みんな約束を守って工作に取り組んでくれました。
完成した作品を掲げてパチリ 素敵な作品ができました
全員が無事に作品を完成させることができました。「楽しく作れたよ」という声を聞けてほっとしました。保護者の方々がもしかすると子ども以上に?!熱中している姿も印象的でした。私も子どもたちと一緒に楽しみながら、工作教室を終えることができました。
ご参加、ご協力頂いた皆さま、ありがとうございました!