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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

不思議生物【その他】

2011年03月08日
竹野
こんにちは。先日カニを食べに行きました♪今シーズンのズワイガニ漁は3月20日で終了です。みなさまも機会があればぜひカニを食べに山陰海岸国立公園へお越し下さい☆

さて。2月24日の日記(http://kinki.env.go.jp/blog/2011/02/1220.html)の~なにかがいるよ~でナマコの写真を載せたところ、職場の方から

『冬のナマコは旬のもので美味しいよ』

と教えていただきました☆
・・・食べたことあったかな?知らずに食べていた、ということならあるのかも。。。でも調理されていないちょっと気持ち悪い姿を知ってしまうと、食べるなんてムリだ~と思ってしまいます。。。

☆ナマコのご紹介☆
生き物としては・・・
・ナマコは棘皮動物というウニやヒトデの仲間に分類されています。
・砂泥や腐食物を食べる種類、微少なプランクトンを食べる種類などがいます。
・外敵に襲われたりすると、硬くなったりやわらかくなったり肛門から内臓を出したりするそうです!しかも内臓を出してしまっても再生することができるとか!


ナマコは腐食物を食べる動物の一種なので、海の生態系の中では『掃除屋』として重要な生き物なのです☆


食用としては・・・
・通常食用にしているのはマナマコという種類です(赤ナマコや青ナマコ、黒ナマコと呼ばれています)。
・スライスした生のものを酢の物や酢醤油で食べるのが一般的だそうです。
・腸の塩辛は『このわた』と呼ばれウニ、カラスミ(ボラの卵巣)と並ぶ日本三大珍味のひとつだそうです。
・卵巣の塩辛は『このこ』卵巣を塩漬けし干したものは『くちこ』と呼ばれる高級珍味、干したナマコの『きんこ』は高級食材とのことです。


食用としてのマナマコは捨てるところがあまりなくて、ほとんどの部分が食べられるんですね~☆

以前テレビでナマコ研究者の方が
【ナマコのなかには、ドロドロにとけてしまっても数ヶ月後には再生してしまうものもいる】
なんてことを言っていてすごくびっくりしたこともあります!!!!

ナマコって見た目通り(?)の不思議生物なんですね~☆