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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

浦富海岸・鴨ヶ磯ショートカットコースのご紹介

2021年03月02日
浦富 澤恵美子

 みなさま、こんにちは。浦富自然保護官事務所の澤です。

 浦富海岸とは、駟馳山(しちやま)から陸上岬(くがみみさき)に至る岩美町の海岸の総称で、ほとんどが国立公園区域となっています。

見どころは、大小の島々や白砂の浜、洞門、そして透明度の高い海。崩れやすい花崗岩で成り立っているため、優しい海岸線の印象を受けます。ジオパークトレイルコースにもなっている自然歩道もありますので、ドライブだけではなく、ウォーキングも楽しめます。

今回は、浦富海岸の見どころの一つである鴨ヶ磯について紹介します。小鴨ヶ磯・椿谷・大鴨ヶ磯をまとめて鴨ヶ磯と言います。

【小鴨ヶ磯】

【大鴨ヶ磯】

白い砂浜が大変きれいな海岸で、海水の透明度が極めて高く、駐車場から見ても、海の中が透けて見えています。鴨ヶ磯へは駐車場より、階段を300段ほど下りていきます。行きはよいですが、帰りはのぼりが続き息が切れます。体力的に自信がないとあきらめてしまう方もおられたかもしれません。

【駐車場より眺めた大鴨ヶ磯】

 

 そこでご紹介です。

令和3年3月下旬、鴨ヶ磯ショートカットコースが開通します。

階段の上り下りが少なくなり、もっと多くの方に鴨ヶ磯を楽しんでいただけるようになりました。これまで

1時間以上を要していた周回コースも、ショートカットコースを使えば、30~40分の小回りコースとして利用いただけます。また既存の階段に展望デッキと手すりも設置されました。海岸にはベンチもできましたので、この機会にぜひ鴨ヶ磯の絶景をお楽しみください。

 

      【県道からの階段】                 【橋】

 

        【丸太階段】                【展望デッキ】

 

       【手すり付階段】               【海岸のベンチ】

【お知らせ】

 椿谷の木道橋が倒壊し、当面の間通行止めとなります。ご迷惑をおかけしますが、椿谷と小鴨ヶ磯の間は通りぬけできませんので、ご了承ください。