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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

岩美西小学校“国立公園学習会”について

2023年01月27日
浦富 堀田利明
みなさん、こんにちは。浦富自然保護官事務所の堀田です。
 
今冬の山陰海岸は、冷え込む日は何度かありましたが、これまでのところまとまった積雪はありませんでした。その分これから大雪になるんじゃないかと、期待半分、心配半分です。
 そんななか、先日(1月19日)、寺内自然保護官と一緒に地元の岩美西小学校4年生が行っている「地域の魅力」という授業の一環で、「山陰海岸国立公園の魅力」と題して講義を行ってきました。
 前半では、環境省のレンジャーは、どんな仕事をしている?国立公園を守ること(保護)と遊ぶこと(利用)、各地の国立公園の特徴や絶滅が危惧されている動物や植物などの話を進めていきましたが、児童たちは、メモを取りながら熱心に話を聞いていました。
 後半では、山陰海岸国立公園の魅力について児童たちと議論し、見どころなどを紹介しました。
(参考:岩美町観光協会のHP https://www.iwamikanko.org/sightseeing/
 
自然保護官から、「みんなはすぐに国立公園に遊びに行けてラッキー」という話がありましたが、聞いてみると国立公園内で頻繁に遊んでいる児童は少数でした。最後に自然保護官から「山陰海岸国立公園でたくさん遊んで、勉強して、よその人に自慢できるようになってください。」という話があり、児童たちは自分たちの身近な自然の価値について見直す機会になったようでした。
 終わりに、質問や感想を聞いてみると、「色々な国立公園に行ってみたい」、「大人になったらレンジャーになりたい」などの感想を聞かせてくれるほど国立公園ファンになったようでした。
さらには、「レンジャーにはどうしたらなれる?どんな勉強をしたらいい?」などと真剣に質問する児童もありました。この中から将来レンジャーとして活躍する子が出てくればうれしいですね!
この講義は校長先生も聞いてくださり、「児童の関心の高さにびっくりした。国立公園内での現地学習も是非やりたい。来年度もまたお願いします。」との言葉をいただきました。さあ、来年度が今から楽しみです。


岩美西小学校に到着   
岩美西小学校に到着。             最初はやや緊張気味です。


だんだんと質問の手が上がり始めました。   質問やクイズにほぼ全員が手を上げて熱心に学習しました。
だんだんと質問の手が上がります。      後半は、たくさんの手が上がりました。