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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

【実施報告】浦富海岸もっとおそうじカヌー!!

2016年07月05日
浦富 井原早紀

皆さんこんにちは。浦富のアクティブ・レンジャーの井原です。雨が多い季節となりましたね。しかし、浦富の海は雨の日でもバツグンの透明度です!

山陰海岸国立公園の浦富海岸は、毎年たくさんのカヌー体験者等が訪れ、その海の透明度や、ダイナミックな地形の景観などを楽しんでいます。

【浦富海岸】


そんな美しい浦富海岸をカヌーを使ってもっと綺麗にしよう!ということで、6月24日(金)に「浦富海岸もっとおそうじカヌー!!」を開催しました。

このイベントは、船では入れない洞窟や、歩いてたどり着くことができない浜の漂着ゴミを、カヌーを体験しながら回収することで、浦富海岸をみんなで「使えば使うほどキレイな場所」にしていくイベントです。


岩美町観光協会、岩美町、鳥取県、環境省の共催で、昨年に引き続き2回目の開催となる今年も、地元のシーカヤック協議会や遊覧船業者、漁協など多くの方々と協力してイベントを行いました。

参加者はボランティアスタッフ等含めて、総勢40名。地元鳥取の方はもちろん、遠くは神奈川県からもご参加いただきました。中には、昨年も参加されたリピーターの方や、昨年は一般参加者で、今年はスタッフとして参加した方などもいらっしゃいました。


さらに今年は、浦富海岸からこの取り組みを広めていけないだろうか、ということで、山陰海岸国立公園の竹野地域のカヌーガイドさんや、隠岐ジオパーク関係者の方々にも参加していただきました。


【開会式】

【準備体操とカヌーこぎ方練習】


カヌー初心者と経験者ごとにグルーブに分かれて、いよいよ海へ出発!ポケットビーチや洞窟の中の安定した場所でカヌーを降りて、おそうじ開始です。

【作業の様子】


美しい眺めの浦富海岸ですが、実際に浜に降り立ってみるとやはりゴミはたくさんあります。特に洞窟の奥にはすごい量の漂着ゴミが溜まっており、ゴミ袋が足りなくなってしまいました。

カヌーで回収したゴミは、漁船に積んで漁港へ持ち帰ります。集まったゴミの量は、なんと漁船山盛りに4隻分でした。皆さん一生懸命作業してくださいました。


途中雨が心配でしたが、願いが通じたのか、なんとか小雨で収まり、無事にイベントを終えることができました。


今回のおそうじカヌー!!を通して、観光客や地元の人が楽しみながら環境を保全するイベントが色々な地域に波及し、みんなで綺麗な海を守る取り組みや思いが広がっていけばいいなと思いました。

皆さんの地元でも、おそうじカヌー!!をぜひやってみませんか?

当日の様子は下記リンク先に動画がありますので、ご確認ください♪

http://www.iwamikanko.org/articles/view/288


皆さん、お疲れさまでした!