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アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
山陰海岸ジオパークトレイル点検(1回目)について
2025年01月31日
みなさんこんにちは。浦富自然保護官事務所の堀田です。
山陰海岸国立公園を包み込むように山陰海岸世界ジオパークのエリアが広がっています。このジオパークエリアに「海わたり、街つなぐ」をコンセプトに雄大な自然の風景、日本海に育まれた漁村の風景、歴史文化といった日本海沿岸の原風景を楽しめる山陰海岸ジオパークトレイルが整備されています。トレイルコースは全部で27コースあり、そのうち20コースは山陰海岸国立公園内を歩くことになります。昨年晩秋から初冬にかけて3区間の点検を行いましたので、今回は1回目の区間(コース15の一部とコース16)について紹介します。
スタートはコース15にある“道の駅あまるべ”の駐車場です。道の駅の前を流れる川沿いを少し遡りトレイルの目印にしたがって進むと、山道に入って行きます。少し登るといつもと違う角度から“余部鉄橋空の駅“や余部の町並みを見渡せる地点へたどり着きます。このあたりからはヒノキなどの人工林が続き、30分ほど登ると海抜約160mにある“たかのす展望台”にたどり着きます。ここからは余部の町並みや松ヶ崎百層崖が見下ろせます。ジオパークトレイルのコースからは外れますが、案内板にしたがって300mほど尾根を少し下るように進むと“サワリ鼻展望所”にたどり着きます。
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余部鉄橋空の駅 たかのす展望台までの坂道
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たかのす展望台からの眺望 サワリ鼻展望所からの眺望
たかのす展望台に戻り、そこから“たかのすの森の植生の案内”看板のあたりまではほぼ平坦な道が続きます。そこから先は、人工林の中のコンクリートで舗装された下り坂が海抜約40mにある鎧(よろい)駅の近くまで続きます。鎧駅の地下道をくぐり抜けた広場からは鎧港が見下ろせて、一息入れて休憩するスポットとしておすすめです。
舗装された下り坂
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鎧駅から見た鎧港
鎧駅から舗装された町道や県道4号を30分ほど進むと三田トンネルにさしかかりますが、このトンネルは歩道がないので通過車両等に要注意です。トンネルを抜けて少し下ると県道を逸れて40分ほど三田浜海水浴場に繋がる自然道を下っていきます。この道沿いの露頭では、風化して丸くなった大小の石をよく見かけました。
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歩道のない三田トンネル 風化して丸くなった石
三田浜海水浴場から今回の終点の“しおかぜ香苑”までは、海沿いの平坦な道が続きます。途中、但馬松島や下浜の動物の足跡化石など見所もあります。
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三田浜海水浴場の標柱 但馬松島
今回の点検では、約11kmを約4時間30分かけて歩き、高低差約150mもありましたが、車移動の多い生活の中では、見ることの無かった山陰海岸の自然をゆっくりと自分の足で歩きその魅力を感じることもできました。是非、みなさまも山陰海岸ジオパークトレイルを歩いてみてください。
次回は2回目の点検の様子を紹介したいと思います。
山陰海岸ジオパークトレイルコース案内
コース15
コース15:高さ41.5メートルの余部橋梁を望む里山を歩く | 山陰海岸ユネスコ世界ジオパークで遊ぶ|San'in Kaigan Geopark
コース16
コース16:日本海拡大期の環境を語る足跡たちを楽しむ | 山陰海岸ユネスコ世界ジオパークで遊ぶ|San'in Kaigan Geopark
山陰海岸国立公園ホームページ
環境省_山陰海岸国立公園
山陰海岸国立公園を包み込むように山陰海岸世界ジオパークのエリアが広がっています。このジオパークエリアに「海わたり、街つなぐ」をコンセプトに雄大な自然の風景、日本海に育まれた漁村の風景、歴史文化といった日本海沿岸の原風景を楽しめる山陰海岸ジオパークトレイルが整備されています。トレイルコースは全部で27コースあり、そのうち20コースは山陰海岸国立公園内を歩くことになります。昨年晩秋から初冬にかけて3区間の点検を行いましたので、今回は1回目の区間(コース15の一部とコース16)について紹介します。
スタートはコース15にある“道の駅あまるべ”の駐車場です。道の駅の前を流れる川沿いを少し遡りトレイルの目印にしたがって進むと、山道に入って行きます。少し登るといつもと違う角度から“余部鉄橋空の駅“や余部の町並みを見渡せる地点へたどり着きます。このあたりからはヒノキなどの人工林が続き、30分ほど登ると海抜約160mにある“たかのす展望台”にたどり着きます。ここからは余部の町並みや松ヶ崎百層崖が見下ろせます。ジオパークトレイルのコースからは外れますが、案内板にしたがって300mほど尾根を少し下るように進むと“サワリ鼻展望所”にたどり着きます。
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余部鉄橋空の駅 たかのす展望台までの坂道
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たかのす展望台からの眺望 サワリ鼻展望所からの眺望
たかのす展望台に戻り、そこから“たかのすの森の植生の案内”看板のあたりまではほぼ平坦な道が続きます。そこから先は、人工林の中のコンクリートで舗装された下り坂が海抜約40mにある鎧(よろい)駅の近くまで続きます。鎧駅の地下道をくぐり抜けた広場からは鎧港が見下ろせて、一息入れて休憩するスポットとしておすすめです。
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舗装された下り坂
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鎧駅から見た鎧港
鎧駅から舗装された町道や県道4号を30分ほど進むと三田トンネルにさしかかりますが、このトンネルは歩道がないので通過車両等に要注意です。トンネルを抜けて少し下ると県道を逸れて40分ほど三田浜海水浴場に繋がる自然道を下っていきます。この道沿いの露頭では、風化して丸くなった大小の石をよく見かけました。
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歩道のない三田トンネル 風化して丸くなった石
三田浜海水浴場から今回の終点の“しおかぜ香苑”までは、海沿いの平坦な道が続きます。途中、但馬松島や下浜の動物の足跡化石など見所もあります。
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三田浜海水浴場の標柱 但馬松島
今回の点検では、約11kmを約4時間30分かけて歩き、高低差約150mもありましたが、車移動の多い生活の中では、見ることの無かった山陰海岸の自然をゆっくりと自分の足で歩きその魅力を感じることもできました。是非、みなさまも山陰海岸ジオパークトレイルを歩いてみてください。
次回は2回目の点検の様子を紹介したいと思います。
山陰海岸ジオパークトレイルコース案内
コース15
コース15:高さ41.5メートルの余部橋梁を望む里山を歩く | 山陰海岸ユネスコ世界ジオパークで遊ぶ|San'in Kaigan Geopark
コース16
コース16:日本海拡大期の環境を語る足跡たちを楽しむ | 山陰海岸ユネスコ世界ジオパークで遊ぶ|San'in Kaigan Geopark
山陰海岸国立公園ホームページ
環境省_山陰海岸国立公園