アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
イベントレポート
2024年12月12日 みなさまこんにちは。竹野自然保護官事務所の久畑です。
11月30日から12月22日までの間兵庫県西宮市にある阪急西宮ガーデンズ、無印良品の店舗内で「近畿地方の国立公園展」を開催しています。
近畿にある山陰海岸・吉野熊野・瀬戸内海の3つの国立公園の魅力や、おすすめスポットをパネルで紹介しているイベントで、12月7日と12月21日にはワークショップを開催します。
今回は12月7日に行った、漂着物ワークショップと、廃材を使ったリサイクルリース作成の2つのワークショップをご紹介します。
漂着物ワークショップでは、まず最初に国立公園の紹介をして、海側の国立公園が抱える問題として漂着物のお話をしました。次に、これなーんだ?クイズを行いました。
さて、これはなんでしょう??
(これはなんでしょう?) (3択クイズです)
正解はウニの身体ですが、思惑通り多くの子供たちがキノコのカサに手を上げてくれました。正解を聞いても、信じられないといった様子は、なんと嬉しい反応でしょうか。
お話のあと、フォトフレームの作成をしました。土台におりがみを貼ったり、絵を描いたあと、漂着物パーツを選んでグルーガンで貼り付けました。
(絵も描こう) (どこに貼ろうかな)
漂着物のパーツは主にプラスチック・シーグラス・陶器・流木・クルミ・サンゴなどを浜辺から拾って準備しました。人工物や木の実などの漂着物はどうやって浜に来たのか、考えてもらえるきっかけになれば良いなと思います。
ワークショップに合わせて、実際に流れ着いた漂着物展示も行いました。多くの方が足を止めて見てくださり、解説もさせていただきました。
(自然物の漂着物展示) (人工物の漂着物展示)
リサイクルリース作成のワークショップでは、ダンボールの切れ端をつないで輪っかを作り、職員の各家庭で使わなくなったビーズやリボン、シールなどを集めてパーツとして利用しました。
(シールでデコレーション) (親子で製作)
(個性が光ります) (完成!)
どちらのワークショップも、皆、思い思いに作り、満足のいく作品を作っていただけたかと思います。
ワークショップを通して、国立公園の海辺に漂着物の観察や、ビーチコーミングに来ていただくきっかけに、またリサイクルについても考えていただくきっかけになれば嬉しいです。
近畿地方の国立公園展のパネル展示は12月22日まで開催しています。
12月21日には国立公園クイズに正解すると缶バッジが作れるワークショップを開催します。
近くにお越しの際は是非お立ち寄りください
それでは、また次回。
◆イベントの詳細について(近畿地方環境事務所HP)
無印良品 阪急西宮ガーデンズでのイベントについて(お知らせ) | 近畿地方環境事務所 | 環境省