アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

みなさん、こんにちは。浦富自然保護官事務所の堀田です。
 
先日、山陰海岸ユネスコ世界ジオパークの再認定審査がおこなわれましたので、ご報告します。
山陰海岸国立公園を核とした地域は、2010年に「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されています。世界ジオパークは４年に１回の審査があります。海外からの専門家により、環境の保全・活用の取り組み状況が視察され、その報告書を参考にして再認定の可否が判断されます。その結果、認定が取り消されることもあります。
１０月９日の京丹後市から１２日の鳥取市まで４日間にかけて２名の審査員による現地視察が行われ、１３日には講評と記者会見を行い、終了となりました。
鳥取砂丘では、ビジターセンターの施設紹介、学校教育での活用、砂丘の保護保全などについて説明した後、館内と砂丘でのガイド実演を行いました。審査員は砂丘の景観や風紋などに関心を持たれ、いろいろな質問をされていました。また、ビジターセンターでの展示やガイドの内容、地域の小学生による自由研究の企画展を行っていることなど、すばらしいとおっしゃっていただきました。
また、バリアフリー対応として砂上を移動できる車椅子にも試乗され、鳥取砂丘ならではの取り組みにご理解いただいた様子でした。
審査結果は、来年の１～２月に通知される予定です。それまでドキドキしながら待つことになりますが、きっとよい評価をいただけると期待しています。

　
ビジターセンター管内でのガイドの様子

　　
砂丘でのガイドの様子　　　　　　　　　　　　　　　　　　砂丘用車椅子に体験試乗

鳥取砂丘ビジターセンターは2018年10月26日にオープンし、４周年となります。毎年10月には周年事業として「ビジターセンターフェスティバル」と題して、ビジターセンターの特別展示やイベント、鳥取砂丘をお得に楽しんでいただける企画を行っています。今年は１０月２２日（土）から１０月３０日（日）まで開催中です。
期間中の週末は、ビジターセンターの館内ミニガイドツアー、砂丘周辺でのアクティビティ体験チケット、お買い物券がセットになった“コスパ最強わんぱっくツアー”がおすすめです。サンドボード、フォトガイドツアー、パラグライダー、セグウェイ体験、ジオコムス、カヤック、砂丘ヨガ、浦富海岸遊覧船といろんなアクティビティが選べます。是非この機会に山陰海岸国立公園鳥取砂丘へお越しいただき鳥取砂丘の自然やアクティビティを満喫してください。
詳しくは鳥取砂丘ビジターセンターホームページ（https://www.sakyu-vc.com/jp/event/）をご確認ください。