
アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
安全管理講習会を行いました
2025年06月19日
竹野
みなさまこんにちは。竹野自然保護官事務所の久畑です。先日竹野スノーケルセンターで安全管理講習会を行いました。
毎年恒例になっている海の安全を守る講習会で、2日間にわたり行っています。
1日目の午前は消防署より講師を派遣していただき、心肺蘇生やAEDの使い方、海辺で救助する際の注意点などについて学びました。毎年受けていて、今年こそは大丈夫!と心肺蘇生に挑みました。倒れている人を見つけたら、1.周囲の安全確認、2.意識の確認、3.周囲に助けを求めるといった流れですが、1.周囲の確認後、2.意識の確認を飛ばして、いきなり人を呼び集めてしまいました。「寝てるだけかもしれませんよ?」と講師の方からツッコミが!
大丈夫と思っていても抜け落ちているものですね。記憶の再確認になりました。
午後からはスノーケルのマニュアルを確認し、マニュアルに記載のあるスタッフのミーティングの様子を再現してもらいました。ミーティングではスタッフ間でどのような情報がどのように共有されているかをボランティアの皆さんに見てもらいました。注意事項などの共通認識を持つことでプログラムが安全にスムーズに運ぶように工夫されており、安心感がありました。
毎年恒例になっている海の安全を守る講習会で、2日間にわたり行っています。
1日目の午前は消防署より講師を派遣していただき、心肺蘇生やAEDの使い方、海辺で救助する際の注意点などについて学びました。毎年受けていて、今年こそは大丈夫!と心肺蘇生に挑みました。倒れている人を見つけたら、1.周囲の安全確認、2.意識の確認、3.周囲に助けを求めるといった流れですが、1.周囲の確認後、2.意識の確認を飛ばして、いきなり人を呼び集めてしまいました。「寝てるだけかもしれませんよ?」と講師の方からツッコミが!
大丈夫と思っていても抜け落ちているものですね。記憶の再確認になりました。
午後からはスノーケルのマニュアルを確認し、マニュアルに記載のあるスタッフのミーティングの様子を再現してもらいました。ミーティングではスタッフ間でどのような情報がどのように共有されているかをボランティアの皆さんに見てもらいました。注意事項などの共通認識を持つことでプログラムが安全にスムーズに運ぶように工夫されており、安心感がありました。

その後は器材の使い方、ウエットスーツの着方、をセンタースタッフに解説してもらいながら実際に装着し、水際に移動して、少しずつ海に入りました。今にも雨が降り出しそうな空模様と、気温がそこまで高くはなかったのでスノーケル教室の導入部のみの体験にして早めに上がってもらい、今日の流れの中で気づいたこと、提案などの意見のまとめを行い1日目を終えました。


2日目は神戸ライフセービングクラブさんにお願いして、海での活動について予想される事故やケガ、リスクファクター(病気などを引き起こす危険因子)、対処法についてお話しいただきました。異常にテンションが高かったり、急に几帳面になるこどもは、水に不安を持っていることが多いので特に気を付けなければいけないということでした。話をしたりして少し気を配ることで不安を和らげることなどが大切だそうで、どのイベントにも当てはまることだなと感じました。
傷病手当では三角巾のたたみ方から利用法などを教えていただきました。止血の練習では折った三角巾で患部を巻き、隙間を開けて棒を差し込む。差し込んだ棒をねじり、血圧計より少し強い圧迫を感じたら三角巾の端で棒を縛って固定するというものでした。やってみましたが棒の固定がうまくいかず、何度もやり直しました。うまく圧迫できると脈が消えます。大体20分に1度は圧迫を緩めることが大切だそうで、圧迫を始めた時間を記入しておくとなお良いそうです。
傷病手当では三角巾のたたみ方から利用法などを教えていただきました。止血の練習では折った三角巾で患部を巻き、隙間を開けて棒を差し込む。差し込んだ棒をねじり、血圧計より少し強い圧迫を感じたら三角巾の端で棒を縛って固定するというものでした。やってみましたが棒の固定がうまくいかず、何度もやり直しました。うまく圧迫できると脈が消えます。大体20分に1度は圧迫を緩めることが大切だそうで、圧迫を始めた時間を記入しておくとなお良いそうです。


午後からは傷病者発生時のシミュレーションと水上での救命法を練習し、2日間の集大成として行方不明者発見から救急車に引き渡すまでの連携のシミュレーションを行いました。
連携のシミュレーションでは、海班が海底に沈められた人形を引き上げ、陸上班へ合図を出し、救急車が到着するまでの間の心肺蘇生を交代で行います。今回私は陸上の記録係として参加しました。記録係は救急隊員役の方から状況の聞き取りがありました。
・何時何分にどのような事故が起こったか。
・心肺蘇生は何時何分から行っているか。
・AEDを使用した時間と回数。
・傷病者の名前と年齢。
2日間受講したおかげで、もれなく記録しており無事引き渡すことができました。
連携のシミュレーションでは、海班が海底に沈められた人形を引き上げ、陸上班へ合図を出し、救急車が到着するまでの間の心肺蘇生を交代で行います。今回私は陸上の記録係として参加しました。記録係は救急隊員役の方から状況の聞き取りがありました。
・何時何分にどのような事故が起こったか。
・心肺蘇生は何時何分から行っているか。
・AEDを使用した時間と回数。
・傷病者の名前と年齢。
2日間受講したおかげで、もれなく記録しており無事引き渡すことができました。

この数年、同じ訓練を繰り返しているため、各々がやるべき役割にパッと分かれて動くことができていました。また、斜面というコンディションが悪い中でも適格な処置や胸骨圧迫がされていました。
一番大切なことは事故を起こさないことですが、万が一に備えて精度を上げた救助ができるように、繰り返しの訓練は必要だと強く感じた研修会となりました。
それではまた次回。
一番大切なことは事故を起こさないことですが、万が一に備えて精度を上げた救助ができるように、繰り返しの訓練は必要だと強く感じた研修会となりました。
それではまた次回。