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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

西の砂丘をはるばると【イベント】

2014年10月17日
竹野
皆さんこんにちは竹野の酒井です。

暑い暑いと言っていた一月前が嘘のように冷え込んできました。
先日事務所では本格的な冬の到来に向けてペレットストーブの試運転を行いました。
竹野の地域の方々もお米の収穫が終わり、着々と今年の農業のまとめと冬の支度にとりかかっているようです。

さて、先日、浦富自然保護官事務所のお誘いで、巡視も兼ねて鳥取砂丘の一斉清掃に参加してきました。


今回の清掃に参加する皆さんです。
参加者が持っている旗は参加者の所属団体のものです。
鳥取の企業や鳥取に営業事務所がある企業の旗がたくさんたなびいていました。
鳥取市の話では今回の清掃は38団体4000名ぐらいの方が参加されたとのこと。



開会挨拶後に団体ごとに散らばって割り当てられた場所でゴミ拾いを行います。
ちなみに私たち環境省の職員3名は鳥取砂丘の巡視も兼ねる関係上、馬の背より内陸側の全体を見て回りながら、見つけたゴミを拾っていくという形をとりました。

と言っても馬の背より内陸側は、今までに行われた一斉清掃や、自然公園財団の方々が日々ゴミ拾いをしている関係でゴミはほとんど落ちていないのですが。
地元の方々の長期間の活動と現場職員の日々の努力できれいな鳥取砂丘は維持されています。

ちなみに清掃中にこんなものを見つけました。
ウンラン(海蘭)という植物です。
ランと名前がついているのに、ランではなく、ゴマノハグサと言う植物の仲間です。


ゴマノハグサなのに香りはランという不思議な植物です。
砂丘に行った際は是非見て香りを嗅いでみて下さい。

そうして砂丘の巡視を続けているといつの間にか終了時刻に。
今回は全部で1トンぐらいのゴミを回収できたとのことです。

次回の砂丘清掃は年度によって多少前後しますが、例年通りですと4月の中頃に行われます。
是非次回は皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか?