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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

海のない国からのお客様【その他】

2009年11月18日
竹野
こんにちは。ひとことめには『寒いですねぇ・・・』と言ってしまうような冬の気候になりつつある竹野であります。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

寒さが身にしみるなか、なんと先日竹野スノーケルセンター・ビジターセンターではスノーケル教室が開催されました!!!生徒はモンゴルから来日している高校生25名。
『寒いのはイヤなんだよねぇ・・・』などとぶつぶつ言いながらも私も講師として活動してきました。

11月16日。朝の天気予報では兵庫県の日本海側沿岸部は波浪注意報が出ていました。竹野スノーケルセンター・ビジターセンター前の大浦湾は大きな波。スノーケル教室ができる状態ではありませんでした。


しかし竹野浜の西側部であればできるだろうということで、場所を移して教室を行うことになりました。


まずは集合場所の竹野スノーケルセンター・ビジターセンターのデッキでスノーケルの道具の説明を行い、通訳さんがそれを生徒に伝えます。私もいつものように上手くできない生徒の所へ行き説明をするのですが、言葉が通じないのでなかなか伝わらない。。。英語が話せる子もいたのですが、私は英語ができず。。。この状態でスノーケルができるのだろうか・・・。そんな不安をよそに、モンゴルの高校生達は大はしゃぎ!

そしていよいよバスで竹野浜へ移動し、スノーケル教室がはじまりました。でも残念ながら海水が濁っていて海の中は何も見えない状態。途中で寒さに耐えられずリタイアしてしまう子も・・。それでも生徒達は『海に入る』という体験を楽しんでいたようでした。


状況の悪い中、事故や怪我などが無く教室を終えることができほっと一息。
竹野スノーケルセンター・ビジターセンターにはモンゴルの高校生達からの寄せ書きが贈られました。





海のそばにいる私からすれば、『わざわざ寒いこの時期に、しかも海の状態も悪い日に入ることないじゃないか』と思ってしまいます。
しかし海のないモンゴルから来日し海に入るチャンスはその日しかないとしたら・・・
状態は悪いけど入ろうと思えば入れる海があり寒さも我慢すればいいとしたら・・・
やっぱり体験したいですよね!
今回私の担当したグループには『もしかしたら水に浮かぶということが初めてなのかも?』と感じる子もいました。

それなのに『寒いのはイヤなんだよねぇ・・・』などとぶつぶつ言ってしまって。。。反省。


今回海の中をのぞけるスノーケルの楽しさは体験してもらえませんでしたが、もしまたどこかの国でチャンスがあれば素敵な海の世界を楽しんでもらいたいなと思いました。
次も日本を訪れて、山陰海岸国立公園の海でリベンジ!というのももちろん大歓迎☆
(こちらの語学力に難ありですが・・・)