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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

海浜植物【植物】

2008年07月25日
竹野
本当に暑い日が続きますね。
今週の竹野の様子をお届けします。
今週21日(日)の海の日には、各地海岸で清掃活動が行われました。
スノーケルセンター・ビジターセンター前の大浦海岸では、野生復帰参加の小学生がゴミ袋を持って清掃活動を頑張っていました。私も、色んな知識を小学生の子に教えてもらいながら、この活動に参加しました。
一方昨日、大浦の水中を見てみると、2週間前まであんなにたくさんいたアメフラシがほとんど見つからなくなってしまいました。
この理由は、アメフラシが産卵の時期を終え、一生を終えてしまったから。
また来年には、アメフラシにたくさん会えるかな、と期待しています。

7月15日に、弁天浜で、海浜植物のハマゴウの花が咲いたよ、との事で、パークボランティアの方に浜辺を案内して頂きました。


(ハマゴウ: クマツヅラ科)

以前の日記でもご紹介したスナビキソウの様に、白っぽくて、とても分厚い葉をつけています。これは、この環境条件の厳しい海岸で生育するのに適した形なのかも知れません。
咲き出してまだ何日もたっていないというのに、この周りはミツバチでいっぱいになっていました。

また、こちらはコオニユリです。


(コオニユリ: ユリ科)
高い場所を好んで生育するのか、岩場の上の方でたくさん咲いていたように感じます。

前回の日記のアゲハチョウの幼虫はサナギになって2日後、美しい成体になりましたよ。


(7月18日撮影)