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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

山陰海岸を楽しむ5個のポイント!!【風景】

2013年10月21日
竹野
皆さんこんにちは竹野の酒井です。


気温が下がり、散歩やハイキングをするには良い季節です。
先日から来日岳の雲海も見られるようになってきており、風景をみるなら今ぐらい時期がベストだと思います。

今回は個人的に役に立つと思う、山陰海岸国立公園の観光を楽しむための5個のポイントを皆様にお伝えしたいと思います。



ポイント1
靴はしっかりと。

山陰海岸国立公園内の見所や展望台への道は比較的しっかりとしたところが多いですが、場所によっては、足下をしっかり固めておかないと、見所までたどり着けないような場所もあります。
夏場などは海水浴がてらにサンダルで見所まで歩いて行きたいところですが、サンダルは海水浴場にとどめ、ケガの防止のためにも、最低でもスニーカー、できれば軽登山靴を履いて行かれる事をおすすめします。
冬期は長靴もあるとより良いと思います。山陰はべしゃべしゃした雪の降る豪雪地帯ですので、冬場は長靴が必須です。




ポイント2
防寒よりも防風がオススメ。

基本的には山陰を訪れる際には高山に行くような寒さ対策、南方に行くような暑さ対策はいりません。その季節のごくごく普通の格好で問題ありません。
ただ、沿岸部のため、夏季以外は海風が強い所が多いです。特別の気温対策はいりませんが、風対策として何か一枚羽織れるウィンドブレーカーのような物があると重宝します。



ポイント3
電車一本命取り!

基本的に山陰海岸国立公園に観光される方は車で来られる方が大多数だと思いますが、電車で来られる方は要注意です。
山陰海岸国立公園を通っている電車は本数が少なく、一本逃すと次の電車は1時間後や2時間後という事はざらです。終電もかなり早いです。
電車一本逃して、予定が大幅に狂ったり、宿や家まで帰れなくなる可能性がありますので十分に電車の時間を調べておくことをオススメします。



ポイント4
事前調査は忘れずに。

当たり前の話ですが行ってみたい場所や目的の物については事前にある程度調べておくことが重要です。例えば竹野スノーケルセンターでカヌーをしようと考えた場合、カヌーのシーズンは、4月から11月までですので、11月や3月に山陰に来られてもカヌーを楽しむことはできません。
ズワイガニが食べたいと今山陰に来られても、ズワイガニ漁の解禁日は11月6日からですので冷凍物しか食べられません。
ちゃんと調査しておかないと目的の物までたどり着けません。
また、雲海や夕焼け、海中の生物や花等の自然現象、自然物を見られたい場合はなお注意が必要です。これらには短い期間しか見られない物がたくさんあります。



ポイント5
風呂セットは持ち歩くことがオススメ。

山陰海岸国立公園とその周辺には特に有名な温泉地として城崎温泉、湯村温泉があります。
それ以外にも、夕日が浦温泉、久美浜温泉、竹野温泉、香住温泉、浜坂温泉郷など至る所に温泉があり、立ち寄り湯があります。
歩いて疲れたら近場の温泉で一休みというものも良いかと思いますし、足湯があるポイントも何カ所ありますので電車やお店等の待ち時間に足湯に浸かって待つ事も良いかと思います。
そのために汗ふき等もかねてビニール袋とタオルぐらいは持ち歩いておくことをオススメいたします。


山陰海岸国立公園で旅行を楽しむ際のポイントを5つ挙げてみました。
ポイントを押さえたのは良いけれど、一体何処に行けば良いのという方。

今回はポイントを5つ上げましたので同じ数だけ私がオススメする山陰海岸の「陸から見られる」絶景スポットをお伝えしたいと思います。



(上段:兜山山頂 中段:来日岳山頂(雲海) 下段:大引の鼻展望台)




(上段:JR鎧駅ホームから見る鎧集落 下段:鳥取砂丘)


その他にも
余部鉄橋
日和山展望台
兜山人食い岩
千貫松島等があります。

ちなみに海から見られる景色では・・・
但馬御火浦
鎧の袖
大浦湾海中
青龍洞門
等がオススメですね。

どこがどう素晴らしいのかじっくりとご説明したいところですが・・・・
恐らく私が説明するよりも実際に見て頂いた方が分かりやすくて良いでしょう。
気になった方は是非山陰海岸国立公園までお越しください。
歩くには今丁度良い季節ですよ!