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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

子ども野生復帰大作戦?子ども向けカリキュラム開校式編?【イベント】

2006年05月15日
竹野
5月13日と14日に、竹野にある野外活動施設「たけのこ村」にて子ども野生復帰大作戦の子どもカリキュラムの開校式が行われました。

写真:たけのこ村
子供カリキュラムの参加者は、定員60名をはるかに超え、最終的に210人が参加することになりました。そのため開校式を2日間に分けて行うことになったのです。この2日間の様子をお伝えしようと思います!

初日は残念ながら雨。止む気配はありません。しかし、場所の変更等はあったものの、プログラムに従って式は始まりました。

会場で子供たちは班ごとに分かれて座ります。

まずは豊岡市教育委員会の石高教育長と竹野スノーケルセンター・ビジターセンターのセンター長のあいさつ。

写真:豊岡市教育長のあいさつ
川や海や山へ行って、いろんなことを発見しましょう。
友達をつくりましょう。
班のリーダーのいうことをききましょう。

そしてたけのこ村の村長さんのあいさつ。

写真:村長さんのあいさつ
竹の節は48しかありません。47とか49の節を持った竹はないのです。そうなんだ?。さっそく新たな発見をした子供たち。そして川越。

関係者の紹介や諸注意を経て、今度は班別に行動します。

まずは外に出て、置いてあるタケノコの皮を剥くことから始まりました。
30枚くらいの班もあれば、なんと100枚以上の班もありました。
その後は班でお昼ご飯の食材(おみそ汁に入れる野草)を探しにいろんなところに出かけます。

ここからは班の様子を書こうかなと思います。

スタッフは班のリーダーとなり、班員をまとめたり、安全管理に努めます。
私は初日(13日)に5人の子を担当しました。食材は見つけることができなかったのですが(反省)、川に入ったり鬼ごっこをしたりして遊びました。

写真:川遊び

雨の日は行く場所や遊びが限られてしまうから、どうしよう? なんて考えていましたが
スタッフの方々の、雨の日は雨の日にしか出来ないことがあるよ!という前向きな姿勢(頼もしい!見習わなければ。。)に引っ張られ、反省することは多々あるものの、なんとか無事に終えることができました。

2日目は晴れました! 食材もなんとか見つけることができました。私の班はアケビの葉をおみそ汁に入れました。

写真:センター長が食べられる野草をみんなと調べている様子
これはカミキリムシが食べる葉だで!

写真:昼食に出たおみそ汁
具はタケノコにアサツキやミツバ、ウワバミソウ等も入っています。
午後は川に入って遊んだり桜の葉やダンジリの茎でできた笛を吹いたり、探検に行ったりしました。

楽しかったけど反省することも多く、とても勉強になった2日間でした。

この野生復帰大作戦は、大人・子供それぞれ月に一度のペースで行われます。子どもカリキュラムでは次回の場所はコウノトリの郷公園です。どんなイベントになるか、とても楽しみです。