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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

ひふみ?【動物】

2013年03月11日
竹野
季節は啓蟄をこえ、海はベタ凪ぎで天候も暖かく安定してきました。
海は凪が多くなり、ウェットをさえしっかり着れば海に入れそうな気温が続いています。

さて啓蟄と聞くと私いつも古い新聞の4コマ漫画を思い出します。
冬眠中のモグラが2月半ばの陽気に誘われて、つい地上に出て行こうとしたところを啓蟄はまだ先だぞと仲間が引き留める、そんな話でした。

そのような漫画の状況と似たような状況に遭遇しました。



啓蟄までは後3週間近く日がある2月19日の出来事です。
休暇村竹野海岸のキャンプ場の芝生なのですが、道路と芝生の境目辺りがもこもこと盛り上がっています。
啓蟄はまだ先ですが、気の早いモグラが活動を始めたようです。
このもこもこはモグラ塚というモグラが地下を通った後です。

別の地点では…


芝生の中をうねうねとモグラ穴が通っています。

多分このモグラ穴を作ったのはこの種類ではないかと思います。



ヒミズ(日不見)です。比較的地面の浅いところに生息しているモグラです。(なお写真は山陰でとった物ではなく、長野県で撮影した物です。)
名前の由来は諸説あるのですが、ヒミズは夜行性で日中は土の中に潜っているため、“日”光を“見ず”という説とモグラは地面にずっと潜っているのは地上に出ると太陽を浴びると死んでしまうと昔は思われていたため、一生“日”の光を“見”ることが“不”可能。だと思われていたことから名前がついたと言われています。
もちろん日の光に当たっても死にはしません。
余談ですが私はこの種類には【ひふみん】とあだ名をつけています。
あだ名由来は…そのままですね。
モグラ塚は森の遊歩道や神社の境内などでたまに見られますので、よろしければ皆さんも探してみてください。