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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

雪と虫の関係【動物】

2013年11月19日
竹野
皆さんこんにちは。
竹野の酒井です。

山陰では冬期の観光の主力、ズワイガニの水揚げが始まりました。
新聞記事を見ていると、今年は昨年よりも水揚げ数量、大きさ共に良いようですね。ちなみに私も先日ベニズワイガニを食べて来ましたが、非常に美味しかったです。
また、これからはより寒さも深まり温泉に浸かるのが非常に気持ち良くなってきますので、是非皆様も、カニと温泉を楽しみに山陰にお越し下さい。

さて、宣伝はこの辺にいたしまして、最近竹野ではこのような虫が大量に発生しています。


カメムシです。はっきりと同定はできませんでしたが、おそらくクサギカメムシという種ではないかと思います。
人家等の暖かい場所で越冬するカメムシなのですが、これが保護官事務所にも自宅にもわらわらと出てきています。

このカメムシ大量発生には地元の方も少し困っているようですが、ある方は、それ以上に冬が心配だと仰っていました。
その方が仰るには、カメムシが大量発生する年は豪雪になるとのこと。

調べてみると、科学的な根拠はないようですが、かなり広い地域でカメムシと雪の関係の言い伝えがあるみたいです。
言い伝えは経験によって生まれるものですので、個人的には結構信じています。特に、自然の中で生きている生き物は天候の変化に対して敏感なので、生き物の行動と天気の関係に関する言い伝えは信頼性があるのではないかと思っています。「燕が低く飛ぶと雨」、「蛙が鳴くと雨」といったものがありますね。

はたして今年は言い伝え通りに豪雪が降るのでしょうか?
それとも、はずれるのでしょうか?

先人より伝えられてきた積雪の先読みのしかたに触れつつ、今回はここまでです。