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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

雲海&出前授業【その他】

2011年11月11日
竹野
こんにちは。今年もまたズワイガニ漁の解禁日(11月6日)を迎え、近くのスーパーにはセコガニ(ズワイガニの雌)がずらりと並び始めました。山陰の各地でカニ関連のイベントも開催されていますので、お時間がありましたらぜひお越し下さい☆

この時期は昼と夜の寒暖差が大きくなるので、来日岳の山頂に行くと雲海を見られる日があります。先日竹野地区パークボランティアの『師匠』さんに声をかけていただき、一緒に行ってきました。


5時に出発し、真っ暗ななか来日岳山頂へと向かったのですが、この日は暖かかったせいか雲海は出ていませんでした。残念。でも、真っ暗な空が太陽の光で少しずつ色を変えていくところは、いつ見ても壮大できれいでなんとも言えない気持ちにさせてくれます。早起きのおかげでこんな景色が見られるのなら、三文の得どころではありませんね☆


10月27日、竹野スノーケルセンター・ビジターセンターの本庄センター長が講師の出前授業(バードウォッチング)が出石の弘道小学校で行われ、講師補助として私も同行してきました。


まずは室内での講義。写真を見ながら、鳴き真似の上手なモズのことや、ハシブトガラスとハシボソガラスの見分け方などを勉強しました。
その後は外へ出て、鳥や昆虫などを探しながら遊歩道を歩きました。双眼鏡を持っていても、鳥は動きが速いのでなかなか上手に見ることができません。でも本庄センター長は、鳴き声や飛び方を見るだけで『あの鳥は○○。』とわかってしまいます。すごい!!

遊歩道を歩き終わったところで、生徒が見つけたトゲナナフシとイモリをみんなに紹介。こんな小さなイモリやトゲナナフシよく見つけたなぁとびっくりしてしまいました!


その後も鳥を観察しながら出発地点へ戻り観察会は終了です。
今回見ることのできた鳥は、エナガ、キジバト、ヒヨドリ、ヤマガラ、コゲラ、キセキレイでした。秋の渡りの時期だったので観察ができるかどうか心配もあったようですが、これだけ見ることができたので一安心でした。

これからは冬鳥の観察時期になっていきます。冬はバードウォッチングを始めるのに良い季節(木の葉が落ちて観察がしやすいことや、野鳥がえさを求めて庭にもやってくることなどから)と言われています。
双眼鏡を片手に外へ出かけて『鳥たちはどんなところで何をしているのかな』と観察してみるのも楽しそうですね☆