ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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瀬戸内海国立公園 神戸

164件の記事があります。

2021年12月17日家島諸島の景観調査を行いました

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 皆さんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 早速ですが、先日、チャーター船を走らせて、瀬戸内海に浮かぶ家島諸島を一周してきました!

チャーター船 もちろん優雅にクルーズを楽しんだわけではありません。瀬戸内海国立公園の多島海景観を構成する家島諸島の島々(無人島)について、自然植生の状況の変化や違法な工作物などが設置されていないかどうかなどを調査したものです。

 家島諸島には大小あわせて40余りの島が点在しているのですが、有人島(男鹿島、坊勢島、家島、西島の4つ)以外に定期船はなく、家島諸島全ての島を調査するには船をチャーターするしかありません。

家島から船に乗り込んで、さっそく調査開始です【家島から船に乗り込んで、さっそく調査開始です】

双眼鏡やカメラを用いて調査を行いました【双眼鏡やカメラを用いて調査を行いました】

 神戸自然保護官事務所のアクティブレンジャーである私は、業務で家島諸島を訪れる機会が多いのですが、今回のようにチャーター船からじっくりと島を見ることは今までありませんでしたので、たくさんの気付きがありました。

例えば、前回の日記にも登場した無人島 『加島』を例に紹介すると・・・

海蝕洞の様子島の外縁部に、打ち付ける波によって地形がえぐられて生じる、海蝕洞が複数あることや

外から見た加島島の最南端であるボンノ鼻と呼ばれる地形の先端部が靴のような面白い形になっていることなど、今回私は初めて知りました。前回のイベントの際に事前に知っていれば、子ども達にこの面白い地形を紹介できたのに・・・と少し後悔もしました。

その他にも

島の植生【上島 かみじま】と【クラ掛島 くらかけじま】

近い位置にある2つの島であっても、外観からみる色の違いで島の植生が異なっていることが分かったり

灯台の上にハヤブサがいます無人島の一部に設置されている灯台には、希少種(国内希少野生動物種)であるハヤブサがいたりなど様々な発見をしたとても充実した調査になりました。

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2021年12月01日家島の無人島で宝探し

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 みなさんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 神戸でも寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。12月になり、もう本格的な冬を迎えています。

 さて、先日は姫路港沖合の家島諸島の加島にて、地元の子ども達を対象にしたイベント『無人島で宝探し in 加島』を開催しましたのでその様子をご報告いたします。

【受付 消毒・検温をしっかりと】【出港!どんな冒険が待っているのかな】 【受付 消毒・検温をしっかりと】 【出港!どんな冒険が待っているのかな】

 今回イベントを開催した家島諸島は、姫路港から沖合20kmほどにある、播磨灘に浮かぶ大小44の島々からなっております。その中で人が住んでいるのはここ家島と、坊勢島、男鹿島、西島の4つのみ。家島在住の子ども達も、他の島、特に無人島には行く機会はないため、期待が高まっています。

 【船から直接浜に上陸】【国立公園の勉強もしました】 【船から直接浜に上陸】     【国立公園の勉強もしました】

 今回上陸した無人島の加島は、瀬戸内海国立公園を代表する美しい景観『多島海景観』を形成する島の一つであり、この島からもその景観を見ることが出来ます。到着後はそんな、家島や国立公園のことを勉強しました。

 勉強の後は今回のイベントの目的である『無人島で宝探し!』スタートです。

【地図を片手に島内探検開始です】【茂みの中を歩いて、浜を目指します】【地図を片手に島内探検開始です】  【茂みの中を歩いて、浜を目指します】

目的地 西の浜に到着!【目的地 西の浜に到着!】

 山を歩き、森を抜けてたどり着いた浜では、生き物と漂着物を観察しました。普段誰も来ることがない無人島の浜にはいったいどんな生き物・漂着物があるのでしょうか。宝探しのような感覚でみんな楽しみました。

【大きいウニを見つけました】【イカの甲を拾ったよ!】【大きいウニを見つけました】    【イカの甲を拾ったよ!】

【きれいなシーグラスがたくさん】【面白い形のウキもありました】【きれいなシーグラスがたくさん】   【面白い形のウキもありました】

自分だけの宝を見つけられたかな?【自分だけの宝を見つけられたかな?】 

 当日は寒空の下でしたが、子どもたちは元気いっぱいに生き物・漂着物観察を楽しんでくれました。今回取り組んでもらったのは宝探しと銘打っておりますが、実はビーチコーミングという、漂着物の収集をする行為のこと。今回のイベントを通して、海洋の環境問題への関心や、家島諸島の自然を大切にする気持ちを子ども達に持ってもらえれば、とても嬉しいです。

皆でポーズ!

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2021年10月26日こうべ森の文化祭2021 in 再度公園

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 皆さんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 季節外れの暑さがやっと過ぎたと思えば、急に寒くなってびっくりしました。過ごしやすい秋はいったいどこに行ってしまったのでしょうか。急激な気温の変化に六甲山の木々達も驚いているのか、色づいている木々はほとんど見受けられず、紅葉の見ごろまではもうしばらく時間がかかりそうです。

 さて、そんな六甲山地・再度山頂上の北に位置する再度公園にて、1024日(日)に神戸市主催のイベント「こうべ森の文化祭2021」が開催され、我々も参加してきましたので、その様子をご紹介いたします。

こうべ森の文化際

 こうべ森の文化祭は、六甲山緑化百周年を記念して、2002年からスタートしており、六甲山をフィールドに活動している団体が各々ブースを出展し、参加者に活動を紹介するパネルの展示や、ワークショップや自然体験ゲーム等を楽しんでもらうイベントで、神戸自然保護官事務所も毎年参加しています。昨年はコロナ禍の影響を受け中止しておりましたので、今年は2年ぶりの開催となりました。

公園内に様々なブースが出現し、パネル展示や体験プログラムが催されました【公園内に様々なブースが出現し、パネル展示や体験プログラムが催されました】

 我々の神戸自然保護官事務所のブースではカミツキガメ・ブラックバス等の剥製展示や外来種・国立公園を紹介するパネルの展示を行いました。

【剥製展示】と【国立公園パネル・パンフレット】【剥製展示】          【国立公園パネル・パンフレット】

お客さんも盛況です コロナ禍ということもあり、なかなか大々的にPRを行っていなかった今回のイベントでしたが、ご家族連れで来ていただいた方や、登山中にふらっと訪れてくれる方など、たくさんの方に参加いただきました。子どもはカミツキガメ・ブラックバスの剥製に興味津々です。他にもスタンプラリー用の国立公園クイズで子どもから大人まで、みんなで盛り上がりました。

再度公園の様子 イベントが開催されたここ再度公園は瀬戸内海国立公園の六甲地域にもふくまれる都市公園で、休みの日は自然を満喫できる公園として、家族連れやハイカーで賑わいます。公園内にある修法ヶ原池は、秋が深まると真っ赤な紅葉が映り込む紅葉の名所としても有名です。一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

紅葉の様子(過去に撮影したもの。今年の紅葉が待ち遠しいですね)

【紅葉の様子(過去に撮影したもの。今年の紅葉が待ち遠しいですね)】

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2021年10月13日家島で鳴く虫探し(子どもパークレンジャー(JPR))を開催しました!

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 皆さん、こんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 先日、兵庫県姫路市の家島にて、子どもパークレンジャー(JPR)を開催いたしましたので、その報告をさせてください。

 子どもパークレンジャーとは、自然保護の大切さや自然との付き合い方、生き物に対する思いやりの心など、豊かな人間性を育むことを目的として国立公園などにおいて自然観察や自然解説による自然環境学習を子どもたちに体験してもらうプログラムです。

 今回は、自分たちが住んでいる国立公園の自然の多様性や生き物の面白さを体験・学習してもらうことを目的に、家島在住の子ども達を対象に、この季節にぴったりの「鳴く虫探し!」を開催しました。

当日は夏のような暑い日でした【当日は夏のような暑い日でした】   【開会式 みんなやる気満々です】

 開会式の後はみんなで目的地を目指します。道中もただ歩いているのではなく、何の虫の鳴き声なのか、みんなで静かにして、耳を澄ませて聴いてみました。

静かにして虫の声を聴きます  【静かにして虫の声を聴きます】   【何の虫の声か、先生に教えてもらいます】

 普段は虫や鳥のさえずりが聞こえても、そこまで気にも留めていなかった子ども達。集中して虫の声を聴くことで、「きれいな声!」「他の虫の声よりも大きい!」「家の裏で聴いたことある!」など色々な発見があったようです。

 少し歩いて家島神社についてからは、国立公園の勉強。家島の一部は瀬戸内海国立公園に含まれていること、みんなが毎日見ている瀬戸内海の光景がとても大切なものであることを学びました。

国立公園のお話し 静かに聞けました【国立公園のお話し 静かに聞けました】  【家島から見る瀬戸内海と島々たち】

 さぁ、移動と勉強の後は、体を動かして「鳴く虫探し!」本番のスタートです。

子どもたちは網を片手に走り回って鳴き声を頼りに虫を捕まえました。

開放された場所での虫探し【開放された場所での虫探し】      【芝生にいた虫は?】

コオロギをゲットして「やったー!」.【コオロギをゲットして「やったー!」】 【わからない虫は先生に教えてもらいます】

飛んできたトンボを先生がキャッチ【飛んできたトンボを先生がキャッチ!先生の網は長い!】

 イベントでは3か所、それぞれ環境の違う場所(暗い場所・解放された場所・草が生い茂った場所等)で虫取りを行いました。環境の違いによって生息している虫の違いに気付いた子もいました。子ども達からは「楽しかった」「今までに見たことない虫を捕まえた」「捕まえた虫が夜どんな声で鳴くか楽しみ!」などの感想をもらいました。

閉会式にて、JPR認定書の授与【閉会式にて、JPR認定書の授与 頑張ったね】

 短い時間でしたが、自分たちがいつも見ている風景や自然が大切なものだと学んでもらえたと思います。今回の子どもパークレンジャー(JPR)を通して、自然にさらに興味を持ってもらえると嬉しいです。

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2021年10月11日「成ヶ島の自然観察会」を開催しました!

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 みなさんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 前回私の記事では「秋の気配がしてきました」と書きましたが、台風通過後の神戸は夏に逆戻りしたのかと思うくらい暑いです。事務所の扇風機を片づける準備をしていたのですが、まだまだ必要ですね。

 さて、先日は淡路島の瀬戸内海国立公園『成ヶ島』にて、自然観察会を開催しましたのでその様子をご報告いたします。

船に乗り込みさぁ出発です 開会式【船に乗り込みさぁ出発です】         【開会式の様子】

 今回の自然観察会は、国立公園である成ヶ島の魅力について知ってもらうことを目的として開催させていただきました。

国立公園の勉強もしっかりと【国立公園の勉強もしっかりと】

 淡路島に住んでいるけど成ヶ島には初めて来た、という子ども達も何人かいて「どんな生き物がいるかな?」とみんなワクワクです。

干潟で生きもの探し開始 カニの感触【干潟で生きものを探し開始です】  【カニを触った感想『ざらざら』】

何を見ているのかな?ハクセンシオマネキ【何を見ているのかな?】    【ハクセンシオマネキがいます】

 干潟生き物観察会では貝やカニだけでなく、珍しいウミウシや魚など、いろいろな生き物を干潟で見ることが出来ました。講師の方からは、生き物の名前だけでなく、干潟の持つ水をきれいにする力や自然の大切さも教えていただき、子ども達には楽しく、また大人にとっても勉強になる観察会になったのではないでしょうか。

 干潟での観察会の後は、成ヶ島を一望できる展望台がある成山(標高52m)の山頂を目指します。

山頂までみんなで探検です【山頂までみんなで探検です】

成山展望台の景色【成山展望台の景色】

 当日は、天候にも恵まれてとても素晴らしい景色を見ることが出来ました。展望台では講師の方より、成ヶ島がどうやってできたのか、成ヶ島のある由良地域の過去の歴史についてなど、詳しく解説していただきました。子どもたちは、淡路橋立を股のぞきで見て、何に見えるかを言い合いました。

淡路橋立を『股のぞき』【淡路橋立を『股のぞき』】

 

 今回の観察会では、子ども達からは「干潟で色々な生き物を見られて楽しかった」「山の中で聞く波の音がきれいだった」「成ヶ島の自然をもっといろんな人に知ってもらいたい」等の感想が寄せられました。自然観察会を通して、成ヶ島の自然を大切にする気持ちを子ども達に持ってもらえれば、とても嬉しいです。

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2021年09月24日六甲山上散策マップ 最新版を公開しました

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 皆さんこんにちは、神戸自然保護官事務所の中村です。

 先日までの暑さがまるで嘘のように、神戸では涼しい風と共にだんだんと秋の気配がしてきました。

 さて、今回は2020年の4月にこのAR日記にて紹介しました「六甲山上散策マップ」について改めてご紹介します。

散策マップ(六甲、摩耶)【最新版はこちらでも配布しております】

 最近の六甲山では、スポーツ自転車で利用される方や、ワーケーションとして仕事で利用される方など、いろいろな世代の方が六甲山に目を向けてくれているような変化を感じています。

 このマップでは、六甲山上の地域の歴史や自然の魅力をご紹介しています。

 せっかくなので、夏から秋に変わる六甲山上のこの時期の自然を紹介したいと思います。

 自然観察園の「あじさい池」では、この時期、紫陽花の花はありませんが、代わりにツリフネソウが満開でした。

ツリフネソウ【ピンクの花を舟に見立てた名前で、見た目もかわいらしいです】

カエル【葉上には小さいカエルの姿も】

 周辺の遊歩道では、他にも秋を彩る草花たちを見ることが出来ました。

ススキとヒガンバナ【ススキ】         【ヒガンバナ】

 また、摩耶山では毎年、秋に渡りの蝶であるアサギマダラが飛来するので、もし運が良ければ会えるかもしれません。

飛来するアサギマダラ【摩耶山天上寺に飛来したアサギマダラ(撮影:2019年10月)】

 六甲山上散策マップは六甲山ビジターセンターをはじめとした六甲山上の各施設にて無料配布しております。

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2021年08月23日特定外来植物『ナルトサワギク』

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 皆さんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 突然ですが、皆さんこちらの植物を見たことがありますでしょうか?

ナルトサワギク 

 タイトルにもあるのですが、この植物は『ナルトサワギク』といいます。マダガスカル原産の植物ですが、世界各国に分布域をひろげ、日本でも1976年に徳島県鳴門市で初めて発見されて以降、近畿地方を中心に分布が拡大しております。

 見た目は華やかで美しいキク科の植物なのですが、ナルトサワギクは拡大のスピードがすさまじく、すぐにあたり一面がこの黄色い花で覆いつくされてしまいます。

写真内の黄色の花は、全てナルトサワギクです【写真内の黄色の花は、全てナルトサワギクです】

 このAR日記にたびたび登場する成ヶ島(瀬戸内海国立公園)において、環境省はナルトサワギクの防除活動を実施しており、先日私も作業に立会しました。

当日は、照り付ける太陽がまぶしい快晴でした【当日は、照り付ける太陽がまぶしい快晴でした】

 成ヶ島ではナルトサワギクの防除活動が継続的に行われておりますので、先ほどの写真のようにあたり一面がナルトサワギクで覆いつくされる、というようなことにはなっておりません。ではどこに生えているのかというと・・・

大人の腰の高さくらいまである植物(ハマゴウ)群落ですが・・・【大人の腰の高さくらいまである植物(ハマゴウ)群落ですが・・・】

よくよく探していくと、ハマゴウに交じって、黄色い花が【よくよく探していくと、ハマゴウに交じって、黄色い花が】

 ナルトサワギクには、アレロパシーという他の植物の生長を抑制する物質を出す特徴があるということがわかっており、成ヶ島の貴重な海浜性植物の保全のために、ナルトサワギクの分布域が広がらないうちに、しっかりと防除作業をすることが大切です。

中腰になって懸命に探します【中腰になって懸命に探します】  

 皆さま、暑い中お疲れ様でした。

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2021年08月03日国立公園の企画展示が開催中です

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 みなさん、こんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 現在「近畿地方環境事務所管内 国立公園の紹介」の企画展が桜ノ宮合同庁舎(大阪市北区)の1階「森林(もり)のギャラリー展」にて、開催中です。

国立公園の紹介

 私たち近畿地方環境事務所に所属するアクティブ・レンジャーが、自分たちの管轄する国立公園内のおすすめスポットを紹介するパネル展示コーナーもありますよ。

パネル展示コーナー

 紹介しているスポットは、観光名所になっているところや、「え?こんなところが?」という意外なものも。国立公園で活躍しているアクティブ・レンジャーならではの視点があって、面白いものになっております。

 8月2日(月)から8月20日(金)までの期間限定展示ですので、皆さまのお越しをお待ちしております。

【アクセス】

JR大阪環状線「桜ノ宮駅」下車。西口から徒歩5分

大阪メトロ堺筋線「扇町」下車。4番出口から徒歩10分

アクセス

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2021年07月12日いえしまで自然を満喫!

瀬戸内海国立公園 中村高也

 みなさん、こんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 今月の3(土)と4(日)に、兵庫県立いえしま自然体験センターにて行われたイベント「自然とあそぼう」に講師として参加してきましたので、その様子をご紹介いたします。

フェリーに乗って【姫路港で大人と別れフェリーに。どんな冒険が待っているかな?】

 いえしま自然体験センターがある西島までは、姫路港からフェリーで40分ほど。西島を含む家島諸島は姫路港の沖合約20km、播磨灘に浮かぶ大小44の島々からなっており、今回訪れる西島は島全体が瀬戸内海国立公園に指定されるなど、兵庫県でも手つかずの自然が残る、とても貴重な場所です。

どんな体験が待っているのかな【フェリーを降りたら島を探索して、島の豊かな自然や景色を満喫!】

開会式とお勉強【開会式 萩本所長からご挨拶、私も少しお話しました】

 私は瀬戸内海国立公園や海の知識・生き物についてみんなと一緒に勉強しました。その後はお待ちかねの自然観察の時間!水中メガネで海の中を見てみたり、色々な動植物を見て、さわって普段できないことをたくさん経験できました。

海の中をのぞいてみよう【海の中を探索しました。 ウニの足の感触は『気持ちいい!』】

浜で植物観察会【浜の植物、ハマゴウはミントの香り? 珍しいハマボウフウの姿も】

 夜のイベントとして星空観察も予定しておりましたが、こちらはあいにくの曇り空。満天の星空はまたの機会にお預けですが、代わりに海では光り輝く夜光虫や、ウミホタルを見ることが出来て、子どもたちは大興奮でした。

夜光虫とウミホタルを観察【ウミホタルを観察。青く光る姿はまるで海に浮かぶお星さま!?】

 このほかにもカヌーに乗ったり、浜に流れ着いた漂着物を探して、絵を描いたりと盛りだくさんの2日間イベントで、子ども達も大満足だったのではないでしょうか。講師として同行した私も、貴重な体験をさせていただきました。

 今回のようなイベントは、いえしま自然体験センターのHPで募集を行っておりますので、ご興味を持たれた方はぜひ一度参加してみては、いかがでしょうか?

兵庫県立いえしま自然体験センター

http://www.shizen-ieshima.com/

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2021年06月21日淡路島の『成ヶ島』

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 皆さんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 今年は近畿地方の梅雨入りがとても早く、発表された5月16日は1951年の統計開始以来、最も早い記録だったようです。私は晴れが好きなので、『例年よりも梅雨が長引くのか...』と心配しておったのですが、梅雨前線がその後南下したため、神戸では比較的晴れ間も見えて、本当に梅雨なのかと疑ってしまうような天気が続いております(暑さは相変わらずですが)。

 そんな梅雨の晴れ間を見計らって、先日は、淡路島東端の小島である、成ヶ島に行ってまいりました。

絶景 淡路橋立【成ヶ島の展望台から見る絶景 淡路橋立】

 成ヶ島の場所は淡路島の洲本ICから車で25分ほど南下し、由良の成ヶ島渡船場から船に乗って2分ほどの位置にあります。

 かつて存在していた宿舎などが昭和後期に廃業して以降、無人島になりました。成ヶ島の植生は豊かで、約300種類の樹木や草花、また500種類以上の動物が生育・生息している大変貴重な場所です。

ハマナデシコとハマボウ【ハマナデシコ】             【ハマボウ】

 環境省では、成ヶ島をより多くの皆さまに楽しんでもらうため、標識などの整備を行っており、今回、私は整備した案内板や標識などがしっかり機能しているかの確認を行ってまいりました。

ぐらつきはないか、文字が見えにくくなっていないか等をチェックしました【ぐらつきはないか、文字が見えにくくなっていないか等をチェックしました】

 整備点検で半日ほど歩き回って、汗だくになってしまいました。コロナの影響で外に行く機会が極端に減った影響なのか、目に見えて体力の衰えを感じてしまいます...

 また島内には自動販売機もありませんので、これからの時期は水分補給をしっかり行うなど、熱中症対策を万全にして行かれることをお勧めします。

 また、洲本市役所HPでは、成ヶ島パンフレットのPDFデータを公開しておりますので、こちらを印刷してお持ちいただくと、島のことがより詳しく分かりますので大変便利です。

成ヶ島パンフレット成ヶ島パンフレット

https://www.city.sumoto.lg.jp/hp/kankou/tosen/narugashima.pdf

成ヶ島に関する情報(渡船の料金・定休日等)については洲本市のHPにも詳細がございますので、そちらをご覧ください。

https://www.city.sumoto.lg.jp/hp/kankou/tosen/tosen.htm

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