ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年08月04日造成干潟のイベントに参加しました

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 皆さんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。停滞していた梅雨前線がやっと抜け、ついに関西にも梅雨明けが訪れ、日差しが気持ちいいですね。でも熱中症には気を付けなくてはいけません。暑さ対策と適度な水分補給を心掛けてくださいね。

 さて、先日は兵庫県西宮市の国指定浜甲子園鳥獣保護区に行ってまいりました。

天気は快晴、なかなかの暑さです  大潮のため、この日は一面に干潟が出現

  【天気は快晴、なかなかの暑さです】      【大潮のため、この日は一面に干潟が出現】

 国指定浜甲子園鳥獣保護区の干潟は渡り鳥の中継地として、また冬はカモ達の越冬地として非常に重要な役割を担っていることから、昭和53年11月に国指定鳥獣保護区となりました。その後兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の地盤沈下等により干潟が減少し、渡り鳥の利用可能な干潟としての機能が低下、鳥類の飛来数も年々減少したことから、環境省の保全事業として干潟の造成を行いました。

干潟の奥に見えるのは阪神高速5号線です  土の中にいたニホンスナモグリ

【干潟の奥に見えるのは阪神高速5号線です】      【土の中にいたニホンスナモグリ】

 今回はこの造成干潟を生き物にとってさらに魅力的な干潟にするために、地域で活動しているNPO法人海浜の自然環境を守る会の皆さんと有志の皆さんとともにイベント「甲子園浜の再生干潟に生き物のお家を作ろう」に参加しました。

具体的には、造成干潟の上に石を運んで、鳥の餌となるようなカニや貝が住み着けるような新たな環境を作ろう!というイベントです。

1か月前に設置した石を調べてみます  すでにカニ・ヤドカリが住んでいました

 【1か月前に設置した石を調べてみます】     【すでにカニ・ヤドカリが住んでいました】

 生き物が住み着くために最も必要なものは、快適な環境(お家)です。特に鳥や魚に狙われやすいカニや貝などの生き物は、ただ干潟が広がっている場所にはなかなか居つくことが出来ません。ですが干潟に石を1つ置くだけで、石の表面に海面を漂っているフジツボなどが着底し、さらに石の裏にはヤドカリなどが住み始めます。さらに石を重ねて置くことで、石と石の隙間ができ、カニなどのより多くの生き物が住み着ける環境になるのです。

 簡単なレクチャーを終えた後は、みんなで石運び・石並べの時間です。石の重さは様々で小石のようなものから重いものでは2kg以上のものも。干潟の環境づくりのために、皆で楽しみながら汗を流しました。暑い中本当にお疲れ様でした。

ソリで運ぶ人も  環境省職員も石を運搬

      【ソリで運ぶ人も】              【環境省職員も石を運搬】 

せっせと並べていきます  完成!今後どうなるか楽しみですね 

    【せっせと並べていきます】        【完成!今後どうなるか楽しみですね】 

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