ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年02月08日ちびっ子砂丘レンジャーへの道・第4回開催!

山陰海岸国立公園 井原早紀

 皆さん、こんにちは。浦富自然保護官事務所アクティブ・レンンジャーの井原です。

先月の大雪で、鳥取砂丘はすっかり雪化粧。この季節にしか見られない美しい光景にとても魅了されました! 

【白銀の鳥取砂丘】

 

 さて、1月22日(日)に、「ちびっ子砂丘レンジャーへの道」が開催されました。ついに4回シリーズの最終回です!(1回目は2016年8月8日、2回目は10月20日、3回目は12月22日の井原のAR日記をご覧ください。)今回は「バリンホウキ作り」と「砂丘散策マップを作成しよう!」というプログラムです。


 まずは、バリンホウキ作り。バリンホウキとは、砂丘の植物ケカモノハシの根から作るほうきのことで、古くから鳥取砂丘周辺の地域で使われてきたものです。(※今回は自然公園法の許可を得て実施された除草作業により発生したケカモノハシを使用しています)

【長い根っこにびっくり】

【完成!】

 出来上がった後は、さっそく完成したバリンホウキを使って机の上や床をお掃除。みんなほうきが使えるのが嬉しかったようで、かなり念入りに掃除してくれました。

 続いては、砂丘散策マップ作り。これまで砂丘で学んだことや体験してきたこと、おもしろいエピソードや感動を砂丘に来るたくさんの人に伝えよう!ということで、みんなで一つの大きなマップを作成します。

 マップが完成した後は、ちびっ子の家族がお客さんになって発表会!クイズもまじえて、砂丘周辺の魅力を紹介していきます。中でもジェスチャークイズはサンドボードの動きなどがお題になり、なかなか難問で、大人も白熱しました。

 最後のミッションを立派にやり遂げたちびっ子達。自然公園財団鳥取支部の所長、通称砂丘の主「じろけん」から認定証を受け取り、みごと初代「ちびっ子砂丘レンジャー」に認定されました!!

 昨年7月から砂丘を全力で楽しみながら色んな体験をして、砂丘の魅力をまるごと知ったちびっ子達の顔は、なんだか誇らしげです。

 ちびっ子砂丘レンジャー達のこれからの活躍を期待したいです!


 砂丘散策マップは、現在建替え工事中の鳥取砂丘ジオパークセンターの仮囲壁に貼り出す予定なので、鳥取砂丘に来られた際はぜひご覧ください!

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2017年02月03日『まちなかジオツアー』イベントの報告

吉野熊野国立公園 岩田佐知代

 こんにちは。

熊野自然保護官事務所アクティブ・レンンジャーの岩田です。

 1月22日(日)に吉野熊野国立公園指定80周年&拡張記念パートナーシップイベントとして実施された「吉野熊野国立公園に出かけよう!シリーズ第9弾〜勝浦から太地へ〜船で行こう!まちなかジオツアー」について報告させていただきます。

 ジオツアーの"ジオ"とは、私たちが住んでいる地域の地質、生活、文化、歴史等「地球の遺産」を保護しながら活用し、大地と人の暮らしの関わりを実感して楽しんでいただくジオパークのことで、2014年8月、南紀熊野ジオパークとして日本ジオパーク委員会に認定されました。まちなかジオツアーでは、南紀熊野ジオパーク地域の様々な団体が実行委員となり、地形や地質、防災などのジオパークの要素を取り入れて、地域の活性化や郷土の誇りにつながる自然、文化、歴史を伝えることを目的に企画されたツアーになります。

 今回は、かつて航路でつながっていた那智勝浦町と太地町間をジオクルーズし、両町の文化を学びました。

まず、那智勝浦町の勝浦卸売市場で、マグロが沢山並ぶ競り市を見学です。生マグロの水揚げ日本一の町ならではの光景に、22名の参加者は興味津々で競りの様子を見ながら、ガイドからマグロの種類や漁法など熱心に聞いていました。

 移動の途中には、足湯を発見。温泉も南紀熊野ジオパークの貴重な資源なので、ガイドから解説がありました。

 その後、紀の松島観光船でジオクルーズ。海から、火成岩や堆積岩からなる山々を眺めながら太地町へ移動しました。

 船着き場では、太地町のゆるキャラ「ゴン太くん」のお出迎えに大喜び。約400年の伝統ある古式捕鯨の町、太地町を訪ね歩きました。()()とう燈明崎(とうみょうざき)では、クジラを見つけたときに使われた()狼煙場(のろしば)で伝達法、漁法について解説を聞いた後、青い海の眺めを横に楽しみながら、フカフカに苔むした早春の近畿自然歩道(カンドリーロード)を梶取崎(かんどりざき)まで歩きました。その後、地元のグループ「たいジオ。」のメンバー特製のマグロとクジラを使ったジオフード弁当をおいしくいただきました。捕鯨をする漁師さんが住んでいた集落(岩門(せきもん)())や古式捕鯨の町ならではの鯨の骨で作っている鳥居を歩きながら見て、参加者は「鯨のあごの骨?すごいね~」と驚いていました。

 このジオツアーで、日本遺産にも認定された鯨の町「太地町」の捕鯨文化や、生マグロと温泉の町「那智勝浦町」の漁業文化を知り楽しんでいただくことができた1日となりました。

勝浦卸売市場でのマグロの解説 ジオクルーズの船上からの眺め
太地町のゆるきゃら「ゴン太くん」 捕鯨母船の前で記念撮影
フカフカの苔のカンドリーロード 鯨の骨で作っている鳥居

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2017年01月20日霧氷

吉野熊野国立公園 井藤大樹

 本格的な冬を迎え、冷え込みが厳しくなってきました。大台ヶ原やその周辺では冬にしか見ることのできない景色があります。それが霧氷(むひょう)です。下の写真が霧氷で、昨年11月にドライブウェイ沿いで撮ったものです。

 霧氷は霧や空気中の水蒸気が風によって樹木などにぶつかり、水分が付着・凍結したものです。遠くから眺めると真冬に桜の花が咲いているように見え、とても幻想的です。

 大台ヶ原は昨年12月1日にドライブウェイが閉鎖しており、道路が再開する4月下旬にはもう霧氷はなくなってしまいます。このため、今年の11月下旬まで霧氷を見に行くことはできません。しかし、台高山脈(だいこうさんみゃく)北端の高見山(たかみやま)やその東部に位置する三峰山(みうねやま)では、1月上旬から2月下旬の間の土・日・祝日に霧氷を見に行くための公共バスが近鉄榛原(はいばら)駅から各登山口まで運行しています。また、大峰山系の和佐又山(わさまたやま)と観音峯(かんのんみね)では1月下旬から2月中旬の間の土・日・祝日に公共バスが近鉄の八木、橿原神宮、大和上市駅から各登山口まで運行しています。高見山・三峰山・和佐又山は登山口から片道2時間ほど、観音峯は片道1時間半ほどの行程になります。

 もちろん、厳冬期の登山ですのでアイゼンなどの雪山装備や事前の登山計画の提出が必要です。しっかりと準備を整えた上で高見山や三峰山、和佐又山、観音峰に霧氷を見に行ってみてはいかがでしょうか。

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2016年12月26日成ヶ島クリーン作戦

瀬戸内海国立公園 神戸 高橋明子

 成ヶ島は淡路島の東側、大阪湾の入り口に位置し、別名「淡路橋立」とも呼ばれる

南北3kmにわたる砂州が特徴的な島です。この砂州や塩沼湿地は、海岸性生物の

貴重な生息地となっています。

 一方で成ヶ島は海流の関係から、大阪湾を漂流したゴミの吹き溜まりとなりやすく、

常に漂着ゴミに悩まされている島でもあります。普段から「成ヶ島を美しくする会」の皆さんが

清掃活動をして下さっていますが、台風の後などは特に大量のゴミが打ち上がってしまいます。

このようなゴミを人海戦術で一気に清掃するイベントが「成ヶ島クリーン作戦」です。

 12月3日に開催された「成ヶ島」クリーン作戦には、地元の由良中学校の生徒・保護者・成ヶ島を美しくする会、公共機関、関係団体など多くの方が参加し、総勢250名ほどになりました。

開会式 浜辺に打ち上げられたゴミ
ゴミ拾いできれいになった浜辺 集められた発泡スチロールゴミ

 発泡スチロールやペットボトル、プラスチックなどであっという間にゴミ袋がいっぱいになりました。集められたゴミは国土交通省の海面清掃兼油回収船「Dr.海洋」 に回収して頂きました。

 中学生の保護者が「子どもたちは小学生のころから 成ヶ島を環境学習で訪れているし、毎年こうやってゴミ拾いを行うことで、その環境を身近に感じているはず。この子たちはきっと大人になっても、海やこのあたりにゴミを捨てることはしないと思う。」とおっしゃっていたのが印象的でした。

 成ヶ島クリーン作戦は20年近くも続いており、地元の多くの方に支えられ、成ヶ島の自然環境が維持されていることを実感できる活動でした。

  また、この機会に環境省が整備した園路標識 もきれいに塗り直してきました。成ヶ島にはこのような標識の他に、動物や季節の草花の紹介などを記した案内板 もありますので、島を訪れた際はぜひご覧下さい。

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