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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

こうべ森の文化祭in再度公園

2019年11月05日
神戸 中村高也

 皆さんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 神戸も少し落ち着いた秋の雰囲気が漂い始めています。六甲山系の木々達も少しずつ紅葉が見受けられますが、本番はもう少し先のようですね。これからに期待しましょう。

さて、先日はそんな六甲山の中にある再度(ふたたび)公園で行われた、「こうべ森の文化祭」に参加してきましたので、その様子をお届けします。

文化祭パンフレット 文化祭当日の様子

 こうべ森の文化祭は2002年の六甲山緑化百周年を記念してスタートしており、六甲山をフィールドに活動している団体がそれぞれブースを出し、ワークショップや自然体験ゲーム・展示、山の恵みの試食など、大人も子どもも楽しめる多種多様なプログラムを用意しています。神戸自然保護官事務所も毎年参加しています。

レンジャー服の試着も 国立公園・外来種パネル展示

  (仲良し兄弟!レンジャー服で記念撮影)  (国立公園・外来種問題のパネル展示)

 訪れてくださる皆さんは六甲山のことは知っていても、瀬戸内海国立公園の中に六甲山が含まれているということを認識している方はほとんどいらっしゃいません。当ブースでは皆さまに国立公園のことをもっと知ってもらうために、また近年問題になっている外来種について考えてもらうため、パネルや剥製・標本を用いて皆さんにご説明をしました。

 15時で文化祭が終了した後は、出店ブース側で参加された皆さんとログハウスで交流会を行いました。「暖かい日でよかったが、提供していた鍋は若干売れ残った笑」といった反省点もありましたが、皆さん口々に「お客さんに喜んでもらえて良かった」「六甲山のことを知ってもらえて良かった」と言われていたのが印象的でした。なかなか自然の中でこういったイベントをする機会が減っている昨今ですが、来年度以降もこうべ森の文化祭は続いていきますので、興味を持たれた方のご参加をお待ちしております。