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アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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吉野熊野国立公園 吉野

606件の記事があります。

2007年04月02日吉野の桜話【植物】

吉野熊野国立公園 吉野 木谷昌史

皆さんこんにちは! 今日の吉野の空は朝から黄砂で空が霞んでいます。花粉に黄砂、そしてサクラの花びらまでいろんな物が舞う吉野です。

 吉野のサクラはほとんどがシロヤマザクラというサクラです。花びらが白く、新芽が赤いため遠くから見るとピンク色のサクラにみえます。




写  真:シロヤマザクラの花びら
撮影日時:平成19年4月2日
コメント:確かに白い!!



写  真:サクラの開花状況
撮影日時:平成19年4月2日
コメント:満開までまだもう少し、頑張れ!!

開花は下千本付近で一分から二分、下千本は今週末ぐらいが見頃となりそうです。

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2007年03月28日さくらの開花状況【植物】

吉野熊野国立公園 吉野 木谷昌史

皆さんこんにちは!
最近、外の気温の生ぬるさがやけに気持ちよく感じてしまいます。私だけでしょうか?

吉野山ではサクラがチラホラと咲き始めていますので本格的に咲き出すのもあと数日でしょうか。足下にはスミレが一足早く咲いていました。


写  真:スミレの一種
場  所:七曲坂(吉野山)
撮影日時:平成19年 3月28日
コメント:綺麗、青い花には何故か惹かれます。



写  真:チラホラ咲き始めたサクラ
場  所:下千本付近の車道(吉野山)
撮影日時:平成19年3月28日
コメント:横の木も同じサクラなのに咲き方がこうも違うなんて不思議だな?



写  真:サクラの開花状況
場  所:七曲坂(吉野山)
撮影日時:平成19年3月28日
コメント:開花までもうちょっとかな!

吉野山のサクラの開花状況は一分咲きの半分といったところです、今後も開花状況をお伝えしていきます!!

※吉野山周辺道路は駐車場が少なく、著しく混雑しますので、4月1日?4月31日の間に交通規制が実施されます。実施される期間や場所などの詳細は吉野町ホームページにてご覧頂けます。

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2007年03月23日3月の大峯の気候

吉野熊野国立公園 吉野 木谷昌史

皆さんこんにちは、今日の吉野は暖かく自転車通勤に心地よさを感じているアクティブ・レンジャー(大峯地区)の木谷です。
春分が過ぎ、気分はもう4月ですがここで一度、3月の大峯の気候を振り返ってみたいと思います。

気候:記録的な暖冬だった1月、2月とは打って変わって、北風の冷たい日が3月上旬は続いた。晴天の日は比較的多かったが希にやってくる寒波の影響で吹雪く日もあり、山頂から中腹にかけては雪化粧した日も見られた。

3月の平均気温 :5.8℃    ※気象庁HP参照(2006年:上北山村)
日の出・日の入り:5:57・18:10
植物:スギ花粉の飛散が著しく、花粉対策のためにマスクをしている人を沢山見かけた。



写  真:開花前のシロヤマザクラ
撮影場所:吉野山(奈良県吉野町)
撮影日 :2007年3月9日
コメント:吉野山のサクラはまだ開花していませんが、今年もみごとな花を咲かせてくれそうです。

 今年の冬は雪が少なかったので水不足など自然への影響が心配です。寒波や吹雪は寒いので嫌いですが、1月2月があまりにも暖かかったので、3月の寒波はなぜか私をホッとさせてくれました。

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2007年03月12日桜の林の中で!【植物】

吉野熊野国立公園 吉野 木谷昌史

皆さんこんにちは! 冬のように寒い吉野です。春はもうすぐそこなのに・・・
気を引き締め直す吉野(大峯地区)アクティブ・レンジャーの木谷です。

 先週、旧事務所の撤去の状況を確認するため吉野山に行ってきました。暖かい冬を迎えた吉野山。「今年の桜の開花は早いのかな?」とあたりを眺めると桜の林の中に青々した丸いヤドリギ(*注1)を見つけました。








写  真:シロヤマザクラに着生しているヤドリギ
撮影日時:平成19年3月9日
コメント:まるで酒屋の軒先に吊られている杉玉(酒林)みたい!


写真で見ても分かるように見事なまん丸です。実はこのヤドリギ、桜などの落葉広葉樹に寄生するため吉野山では厄介者です。しかし葉を落とした今の物悲しい桜の林のなかで私たちの目を楽しませてくれているようにも見えました。



(*注1)ヤドリギ

ヤドリギ科の常緑低木。高さ1m内外。落葉広葉樹に寄生し冬には目立つ。茎は又状に分岐、その上端に細長い革質濃緑の二葉をつける。雌雄異株。早春、淡黄色の小さな単性花を開き、花後、球形で緑黄色の果実を結ぶ。果肉は強くねばり、鳥によって他の枝に運ばれる。類似の種類が多く、ヨーロッパでは果実の付いた枝をクリスマスの装飾に用いる。
(参照:広辞苑)

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2007年03月06日冬期の林道から【動物】

吉野熊野国立公園 吉野 木谷昌史

皆さんこんにちは! 吉野事務所からは川を挟んで杉の人工林が一望できます。昨日その人工林から偶然にも花粉の飛散を目撃しあまりの光景に思わずくしゃみが出そうになったアクティブ・レンジャーの木谷です。官用車にも花粉が降り積もっていました。



写  真: 官用車に積もった花粉
撮影日時:平成19年3月5日
コメント:見始めはゾッとしたが、降り積もった花粉を見ていると,何だかきなこ粉パン食がべたくなった。


 暖かさが増し冬期閉鎖されている林道が開通する日が刻々と近づく中、今週は利用の少ない冬期林道を少し覗いてみましょう。

 先月、国立公園の境界を調査しに国道309号(通称:行者還林道)へ行ったときのことです。冬期閉鎖されていない区間でも冬期のために利用はほとんどなく、道路には落石が転がり落ち葉は堆積していました。そんな開通期とは違った光景を見ながら走っていると道の上で何やらゴソゴソしている小鳥達を見つけました。車が近づいてもあまり逃げない様子。冬の間に堆積した落ち葉の上を行ったり来たり、ときどき落ち葉の中を突いたりもしています。餌でも探していたのでしょうか?

すかさずカメラでパシャリ!






写  真:ウソ
撮影日時:平成19年2月5日
コメント:何を食べてそんなに綺麗になるの?

 邪魔にならないようにそっと車で横を通りすぎようとしたのですがあっと思った瞬間、パタパタと遙か彼方に飛んでいってしまいました。
 事務所に帰ってこの丸々太った小鳥の名前を調べてみるとアトリ科の「ウソ」ということがわかりました。嘘のような本当の名前です!ちなみに漢字では【鷽】と書くそうですよ。

この日の林道は、動物達の期間限定のレストラン会場として使われていました。

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2007年03月02日早春の山並み【その他】

吉野熊野国立公園 吉野 木谷昌史

皆さんこんにちは! 吉野(大峯地区)アクティブ・レンジャーの木谷です。

昨日、ペレットストーブの設置を検討すべく早春の大台ヶ原ビジターセンターへ行ってきました。昨日は朝から雲一つ無く、大台ヶ原ドライブウェイからは遥かかなたの大峯奥駈道まで見渡せました。こういう天気だと毎日でもみたいくらいです。




写  真: 大台ヶ原ドライブウェイから見た大峯の山々
撮影日時:平成19年3月1日
コメント:空気は澄んでいて深呼吸のたびに肺が浄化されそう!





写  真: 大台ヶ原ドライブウェイの様子
撮影日時:平成19年3月1日
コメント:週末に吹雪いたみたいで雪がうっすら残っていました。


さらに暖かくなれば芽吹きが一斉にはじまるので、この景色がみられるのもあと少しだなと思い目にしっかり焼き付けおきました。


【注意】
大台ヶ原ドライブウェイは冬期閉鎖のため通行できません。
なお、現在通行止めになっている国道169号の迂回路として大台ヶ原ドライブウェイの一部の間が3月2日から通行できるようになります。ただし時間が指定されているため通行には注意が必要です。詳しくは奈良県のホームページでご確認ください。

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2007年02月21日2月の大峯の気候 【気候】

吉野熊野国立公園 吉野 木谷昌史

2月の大峯の気候【気候】

皆さんこんにちは!道路で日向ぼっこしている犬を見て少し幸せな気持ちになった吉野(大峯地区)アクティブ・レンジャーの木谷です。本当に気持ちよさそうに寝ていました。


さて2月も半ばを過ぎた吉野より「2月の大峯の様子」をお伝えします。

気  候:晴天続きで日中は暖かい。例年に比べ雪は少ないとのこと。しかし未だ朝晩は冷え込む。
平均気温:4.8℃      (平成16年2月:上北山村 気象庁HP参照)
日の出・日の入り:6:36・17:45
   ※山間部なので、日の入りの時刻より早い段階で暗くなる。
植  物:杉が開花間近(花粉がいかにも舞いそう!)
服  装:朝晩は気温が低く風が冷たい。アウタージャケットや手袋・帽子などが必要、日中は暖かくなる日が多いので一枚脱ぐなど体温調節するとよい。





写  真: 行者還林道の対岸の岸壁のつらら
撮影日時:平成19年2月16日
撮影場所:行者還林道(天川村)

コメント:よく見るとつららがありました、光の差し込み角度によって変わるきらめきはまるでマリー・アントワネットの首飾り!


春本番はまだまだですが今日の吉野には優しい日差しが降り注いでいます。


-注意-
大峯のほとんどの登山口はアプローチ林道が冬期閉鎖されているため車両は通行ができません。また、徒歩で行く場合でも山頂付近では積雪や歩道が凍結しているところも見られるため冬山登山の装備や経験が必要です。





 ■お知らせ
現在、近畿地方環境事務所では、吉野熊野国立公園の吉野地区アクティブレンジャー、熊野地区アクティブレンジャーを募集しています。
詳しくは、近畿地方環境事務所ホームページの募集要項をご覧ください。

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2007年02月13日祝!!アクティブ・レンジャー日記一周年 【その他】 

吉野熊野国立公園 吉野 木谷昌史

皆さんこんにちは!なんとアクティブ・レンジャー日記が一歳の誕生日を迎えました。だいたい一週間に一回のペースで投稿してきたわけですがその投稿数に少し驚いているアクティブ・レンジャーの木谷です。(中身は別として…)
そこで記念すべき一周年を迎えた今週の近畿アクティブ・レンジャー日記は、一年間の活動の様子や投稿できなかったお題・今後の抱負などなどを「あいうえお作文」風で書いてみたいと思います。お題はアクティブ・レンジャー日記一周年の「一周年」。

?大峯からは大峯の様子やドジな話を五七五七七調にまとめてみました?

一周年の「いっ」
一瞬で・雲にまかれる・釈迦ヶ岳・天気予報も・あてにならずや


撮影場所:釈迦ヶ岳と旭登山口の間(十津川村)
撮影日時:平成18年7月25日


一周年の「しゅ」
朱に染まる・稲村ヶ岳の・ブナの森・秋の木の葉の・宝石箱や!!


撮影場所:稲村ヶ岳避難小屋(天川村)
撮影日時:平成18年10月17日


一周年の「う」
浮きたりし・川石一つ・見分けれず・足の運びも・空しくジャポン


撮影場所:河原小屋(天川村双門弥山)
撮影日時:平成18年11月27日


一周年の「ね」
根本から・ニョキッと生えた・化けキノコ・食えると聞けど・食欲そそらず


撮影場所:行者還岳線登山口(天川村)
撮影日時:平成18年9月5日


一周年の「ん」
んーとも・すんとも言わぬ・鐘掛岩・ただ見守りし・奥駈けの道


撮影場所:鐘掛岩(天川村洞川)
撮影日時:平成18年8月22日


文を書くのが苦手な私にとっては辛い企画でしたが、好きな写真が投稿できたので騙し騙しでなんとかやってこられたのかなと思っているところです。引き続き掲載していきますので今後とも宜しくお願いします。


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2007年02月07日クマ?【動物】

吉野熊野国立公園 吉野 木谷昌史

皆さんこんにちは!先週、吉野では久々の寒波に見舞われ少し戸惑ってしまった
アクティブ・レンジャーの木谷です。

暖冬とはいえそれでも寒い冬、動物たちはどのようにしているのでしょうか?雪が積もった稲村ヶ岳でこんな足跡をみつけました。 (※先週の稲村ヶ岳巡視にて発見!!)







写  真:稲村ヶ岳(天川村)の登山口から1kmほどのところ
撮影日時:平成19年1月29日
コメント:結構大きい足跡です、クマかな?結構新しいし…
そう考えると少しゾっとします。





写  真:稲村ヶ岳(天川村)の登山口から1kmほどのところ
撮影日時:平成19年1月29日
コメント:結構大きい足跡です、ヒト?ヒトです。
冬なので誰一人いないと思っていただけに驚きでした。



その他にキツネやシカの足跡もありました、餌探しでしょうか?寒いからといってじっとしているわけではなさそうですね。春までもう少し、頑張れ!!

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2007年01月31日1月の大峯の気候【気候】

吉野熊野国立公園 吉野 木谷昌史

皆さんこんにちは!!
吉野でも暖冬が続きます。温暖化の影響でしょうか?
今朝の新聞には氷河の厚さが薄くなってきている、とズバッと書かれていました。過ごしやすいのはよいのですが不安を感じる吉野(大峯地区)アクティブ・レンジャーの木谷です。

さて大峯の諸地域ではどうでしょうか?
一昨日、天川村にある稲村ヶ岳へ行ってきたので、その時の様子を含め1月の大峯の気候をお伝えしたいと思います。


気候:晴天が続き暖冬、山間部でも雪は非常に少なく、希に降っても日中に解ける。

平均気温:2.2℃(平成18年1月)   場所:上北山村 ※参照:気象庁HP

日の出・日の入り:6 時 56 分・17 時 24 分
    ※山間部なので、日の入りの時刻より早い段階で暗くなる。

服装:雪山の装備が必要




写真:山上ヶ岳に積もる雪
撮影場所:稲村ヶ岳山頂(天川村)
撮影日:平成19年1月29日




撮影場所:稲村ヶ岳避難小屋付近
撮影日:平成19年1月29日
コメント:大自然からの贈り物、霧氷。まるで満開の桜!!




撮影場所:稲村ヶ岳避難小屋付近
撮影日:平成19年1月29日
コメント:日の光と樹氷のコラボレート!
寒いのは苦手やけど、この時ばかりは忘れるわ!




撮影場所:稲村ヶ岳 北斜面
撮影日:平成19年1月29日
コメント:日陰になっているためか雪が多い。



撮影場所:稲村ヶ岳 南斜面
撮影日:平成19年1月29日
コメント:日が良く当たるためか雪がすくない。


 昨年の1月、大峯地域は記録的な大雪でしたが今年はうってかわって記録的な暖冬です。
稲村ヶ岳では積雪はあるものの、例年に比べたらかなり雪は少ないことのこと。どうやら冬らしくない冬のまま大峯の1月が過ぎていきます。


?注意?
大峯のほとんどの登山口はアプローチ林道が冬期閉鎖されているため車両は通行ができません。また、徒歩で行く場合でも積雪や凍結があるため冬の装備や雪山の経験が必要です。

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