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アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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山陰海岸国立公園 竹野

316件の記事があります。

2015年02月13日雪の山陰【風景】

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

皆さんこんにちは。

二十四節気上では立春を過ぎ、これから気温が上がっていくはずなのに、一向に気温が上がっていない気がする竹野地区からお送りします。

さて、先日京丹後方面に巡視にいってきました。

当日の天候は生憎の雪。

活動には不向きな天候でしたが、逆に巡視で何度となく通い、見慣れた場所でも、雪が積もったおかげでいつもとは違った風景を見ることができました。

今回はそうした雪の山陰海岸国立公園をご紹介します。

 

湊宮海水浴場

海水浴場も雪で一面覆われ、夏の賑わいが嘘のような静けさです。

動物でさえまだ浜を歩いていないようで、足跡も何もないまっさらな白銀の世界を独り占めすることができました。

兜山

兜山にも雪が積もりました。

うっすらと山頂に現在工事中の展望台が見えます。

さすがに今日は工事をストップしているようです。

青龍洞

玄武洞公園内にある青龍洞も雪化粧です。

個人的には中々風情があって良いと思います。


巡視の日から二日経ち、ほとんど雪は溶けてしまいましたので、こうした雪景色の山陰海岸国立公園は見られなくなってしましましたが、こうしたいつもと同じ場所だけれど少し違った風景を見ることができると少し嬉しくなります。

皆さんも雪が降ったら少しだけ外に出てみてはいかがでしょうか。

いつもとは違った風景が待っているはずです。

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2014年12月18日珍客現る【動物】

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

皆さんこんにちは竹野の酒井です。

日本海には冬特有の荒波が押し寄せ、海岸にはいろいろなものが流れ着きます。

先日の新聞にも掲載されましたが、竹野町切浜に珍しい生き物が漂着しました。

それがこちら。

ダイオウイカです。世界最大の無脊椎動物兼世界最大の頭足類で、いわゆる深海生物というもので、有名ではあるが、生態がほとんど分かっていない生き物の一つです。

浜に漂着する生き物はかなりの確率で魚や鳥などに食べられてしまいますが、この個体はほとんど食べられずきれいな形で残っていました。

体長は330cmほど、胴回り110cmほど。

一般的な成人男性と比べるとこのぐらいのサイズです。

特に大きい個体だと体長は6mを越えることもあるようですので、ダイオウイカにしてはまだ小さい個体です。

これだけ大きいため、SFやファンタジー、パニックムービーなどで引っ張りだこの怪物、「クラーケン」のモデルになったとも言われています。

腕は非常に太く人の手首ほどもあり、吸盤も非常に大きいです。

ちなみに生き物が漂着すると食べられるかどうかを気にされる方もいらっしゃいますが、ダイオウイカは魚で言う浮き袋の代わりに塩化アンモニウムと言う非常にえぐく苦い物質を使って浮力調節をしているため、食用には適さないと言われています。

(ちなみに塩化アンモニウムの味というのは北欧の世界一不味いお菓子と有名なサルミアッキ、あの味です。)


昨年はリュウグウノツカイ、一昨年はアザラシと毎回冬が来るたびに珍しい海の生き物が流れ着いて来ましたが、どうやら今年はダイオウイカの年だったようです。

皆さんも時間のある時は海岸を散歩してみてはいかがでしょうか、時折こういった面白いものに出会えるかもしれませんよ?

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2014年11月20日クリスマス飾りを作ってみませんか?【イベント】

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

皆さんこんにちは。竹野の酒井です。

気がつけば、今年も後1ヶ月強となってしまいました。
もうすぐそこに2015年が迫ってきているかと思うと時間の流れの速さにびっくりします。

さて、新年を迎える前に、クリスマスと大晦日という大きなイベントが二つありますね。
そのうちの一つ、クリスマスのイベントを12月6日(土)に豊岡市立中央図書館竹野分館と一緒に、小学生、幼稚園児向けのネイチャークラフト体験を行います。

(昨年度の実施例)


昨年にも同じようなイベント(上の写真)を行っておりました。
昨年は杉や竹を材料として、クリスマスツリーのミニチュアを作りながら、日本の杉や竹についてのお話しとクリスマスにちなんだ絵本の読みきかせを行いました。
今年はクリスマスツリーではなく、クリスマスリースを作りながら、その材料となっている松ぼっくりやドングリなどのお話しとクリスマスにちなんだ絵本の読みきかせを行う計画です。

(試作品)

こちらは当日に向けて作った見本としての試作品です。
ツタや木の実、木の葉などを使って作っています。イべント当日は参加者の方々とこのようなリースを作ります。
少しリボンが小さくて寂しいので本番ではもう少し大きめのリボンを用意しておこうかと考えております。

イベント当日はツタを巻いて輪の状態にしたものをご用意いたしますので、これに参加者の方が、ドングリや松ぼっくりの等で飾り付けることをおこないます。
1番煩雑で難しいツタを輪にする作業はありませんので、小さいお子さんでも作成できると思います。


今回の参加費用は保険料、材料費込みで100円。
実施時間は12月6日(土)の10:30-12:00。
定員は20名です。
なお小学校3年生未満の参加者は保護者同伴でご参加ください。

当日の参加状況に空きがあれば当日参加も可能ですが、基本的には事前申込みを頂けますようにお願いいたします。

詳しいお申し込みお問い合わせは
豊岡市立中央図書館竹野分館
TEL:0796-21-9078
FAX:0796-47-1548
電話受付時間:9:15~18:00(火曜日定休) 担当:上坂
までどうぞ。

皆さんのご参加をお待ちしております。

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2014年10月17日西の砂丘をはるばると【イベント】

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

皆さんこんにちは竹野の酒井です。

暑い暑いと言っていた一月前が嘘のように冷え込んできました。
先日事務所では本格的な冬の到来に向けてペレットストーブの試運転を行いました。
竹野の地域の方々もお米の収穫が終わり、着々と今年の農業のまとめと冬の支度にとりかかっているようです。

さて、先日、浦富自然保護官事務所のお誘いで、巡視も兼ねて鳥取砂丘の一斉清掃に参加してきました。


今回の清掃に参加する皆さんです。
参加者が持っている旗は参加者の所属団体のものです。
鳥取の企業や鳥取に営業事務所がある企業の旗がたくさんたなびいていました。
鳥取市の話では今回の清掃は38団体4000名ぐらいの方が参加されたとのこと。



開会挨拶後に団体ごとに散らばって割り当てられた場所でゴミ拾いを行います。
ちなみに私たち環境省の職員3名は鳥取砂丘の巡視も兼ねる関係上、馬の背より内陸側の全体を見て回りながら、見つけたゴミを拾っていくという形をとりました。

と言っても馬の背より内陸側は、今までに行われた一斉清掃や、自然公園財団の方々が日々ゴミ拾いをしている関係でゴミはほとんど落ちていないのですが。
地元の方々の長期間の活動と現場職員の日々の努力できれいな鳥取砂丘は維持されています。

ちなみに清掃中にこんなものを見つけました。
ウンラン(海蘭)という植物です。
ランと名前がついているのに、ランではなく、ゴマノハグサと言う植物の仲間です。


ゴマノハグサなのに香りはランという不思議な植物です。
砂丘に行った際は是非見て香りを嗅いでみて下さい。

そうして砂丘の巡視を続けているといつの間にか終了時刻に。
今回は全部で1トンぐらいのゴミを回収できたとのことです。

次回の砂丘清掃は年度によって多少前後しますが、例年通りですと4月の中頃に行われます。
是非次回は皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか?

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2014年09月22日オオミズナギドリ調査【動物】

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

皆さんこんにちは、竹野の酒井です。

先日、冠島で行われたオオミズナギドリ調査に同行してきました。
今回はその様子をお伝えします。
冠島は舞鶴沖にあるオオミズナギドリの繁殖地として国指定鳥獣保護区に指定されており、また国指定天然記念物でもあるため通常は上陸禁止の島です。春と夏には毎年調査隊が泊まりがけで鳥類調査を行います。
オオミズナギドリはいわゆる渡り鳥で、春から夏にかけて産卵と子育てを行うためにフィリピンの方から日本に渡ってきます。

オオミズナギドリというと、まず巣が特徴的なことがあげられます。
 鳥の巣というと、木の上にある小枝や草等の固まりといったものをイメージされる方も多いと思われますが、オオミズナギドリはそれらとは違い、土に穴を掘って巣穴とします。



雛はこのような姿。ふわふわした灰色の羽毛で覆われています。
土中に巣(空洞)があるため、島内では巣を踏み抜かないように気をつけて歩くことが必要です。(これはうっかり踏み抜いてしまった巣穴にいた雛を撮影したものです)

ちなみに雛の親である成鳥はこのような姿です。


オオミズナギドリは陸から飛び立つときは斜面や崖などで助走が必要です。
ハトやスズメなどのその場で飛び立つことができる鳥とは違い、ある程度の速度の風を翼に当てないと飛びたつことができないのでしょう。




鳥類調査では主に足輪の調査を行っていました。
一時的にオオミズナギドリを捕獲し、ナンバーが記載された金属製の足輪を確認することによって、行動範囲や最初の捕獲からの年月を調べるという調査です。

オオミズナギドリは飛ぶためには助走が必要なため、飛んで逃げられるということはないのですが、島内は巣穴だらけのため、踏み抜かないように気をつけつつ、走り回るオオミズナギドリを捕まえなくてはなりません。
じっとしているオオミズナギドリに目線を合わせず、ヘッドライトの光(調査は夜に行われました)も当てず静かに近寄り、素早く捕獲すると良く捕まえることができるようです。

捕獲ができたらできたで今度はオオミズナギドリとの戦いがはじまります。
調査隊の隊長が説明していましたが、オオミズナギドリには適切なつかみ方というものがあり、そのつかみ方から外れると文字通り、痛い目に合うようです。
つかみ方はボールを持つように人差し指と親指でオオミズナギドリの頭をがしっと掴み、余った指で足を押さえるというもので、オオミズナギドリはかなり大柄で力の強い鳥なため、持ち方をまちがえたり、下手な捕まえ方をしたりするとくちばしで手を噛まれ、噛まれないように上手く頭を掴んでも足を押さえないと爪で引っかかれるとのこと。
また、足に気をとられて頭を押さえる力が緩むとくちばしで嫌と言うほど噛まれるようです。
調査隊のメンバーの中にはオオミズナギドリに噛まれすぎて手が傷だらけになっている人もいました。


今回の調査では計543羽のオオミズナギドリを調査し、そのうちの74%が足輪付きの再捕獲個体だったとのこと。
調査隊の隊長のお話では、再捕獲個体の数が増してきているのだそうです。

次回調査は来年の春になりますが、今回と次回を比べて、どのように調査結果が変化していくのか、楽しみですね。


といったところで今回はここまで。

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2014年08月15日あだ名はたっつぁん【生物】

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

皆さんこんにちは
竹野の酒井です。
暑い日が続きますが皆さんお元気でしょうか?
水田が多く海風が抜ける竹野は都市部に比べると比較的涼しい環境ではありますが、それでも夏の砂浜の見回りをしていると、頭がくらくらとする暑さです。
海水浴に来られる皆さんも、砂浜では特に熱中症に気をつけて下さい。
砂浜でじっとしている時や、海で泳いだ後の、運動によって体が熱を持っている状態のまま砂浜で休憩する時などは要注意です。

さて、そんな暑い話はここまでにしまして、涼しげな海中の話をしたいと思います。

6月の自然学校シーズンと比べると、竹野の海中生物の様子もずいぶん変わりました。
今の時期に見ることができる特徴的な物と言えば、何度かこの日記にも出てきていますソラスズメダイ(空雀鯛)とオヤビッチャ(親美姫)などですね。


(ソラスズメダイ)

それから今年は非常にタツノオトシゴ(竜の落とし子)が多い年のようです。


(タツノオトシゴ)

たまにタツノオトシゴは魚類、両生類、爬虫類のどの生き物の分類になるの?と聞かれることがありますが、タツノオトシゴは”魚”です。
(姿が魚っぽくないうえに、卵胎生に似たような習性も持っているので間違えるのも仕方ないですが・・・)
タツノオトシゴはトゲウオ目という奇妙奇天烈な魚が集まるグループにいます。
このグループの他の生き物として、常に体を逆立ち状態にしているヘコアユ(兵児鮎)やとても長いくちばし状の口を持つヤガラ(矢柄)などがいます。

海でタツノオトシゴに出会ったなら、是非、海中での動きを見て頂きたいと思います。
普通の魚と違って泳ぐのは遅いのですが、タツノオトシゴの泳ぐ姿はまるで宇宙のようなのです。
普通の魚は尾びれと体のくねりで推進力を得て、胸腹背の各ひれで姿勢をコントロールして泳ぐのですが、タツノオトシゴには胸ひれと背びれしかありません。
そのため、タツノオトシゴは尾びれや体のくねりを使わず、胸びれ背びれを羽ばたくように動かして泳ぎます。またその胸びれ背びれも小さく見えづらいため、体を動かしていないのに前に動いているように見え、まるで無重力空間で滑っているように見えます。
なかなかに奇妙で面白い動きですので生きたタツノオトシゴを見る際は是非注目してみて下さい。


海はその日その日によって表情を変えるまさに「水物」ですので、日によっては非常に珍しい生き物を見つけることもあります。

例えばこんな生き物。



これはツノウミフクロウと言うウミウシの仲間です。
漢字名は調べきれなかったのですが、この生き物の仲間に夜行性のウミフクロウという種がいますので、おそらく漢字名は「角海梟」となるでしょうか。
本来は屋久島や沼津、伊豆諸島等の南方もしくは黒潮系列の場所に分布しているのですが、対馬海流にのってこちらまで来たようです。
日本海側で見つかるのは非常に珍しいとのこと。

夏休みもあと少しですが、今夏最後の思い出に山陰海岸国立公園の海で生きもの観察をしてみてはいかがでしょうか?



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2014年07月23日2014夏シーズン開始しました【告知】

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

皆様こんにちは。
竹野の酒井です。

海の日の三連休を過ぎ、竹野及び山陰海岸国立公園の観光の一つ目のピークである夏のシーズンが本格的にはじまりました。
7月1日には竹野浜や山陰海岸国立公園内の各海水浴場で海開きが行われ、夏のシーズン中の安全と無事をみんなで祈願しました。


海開き当日の竹野浜の海中の様子は・・・


このように青く澄んでいます。
透明度のある水と海底に映る波のきらめき、そして砂紋が非常に美しいですね。

兵庫県が行った今年度の海水浴の水質調査では、山陰海岸国立公園内の兵庫県に属する海水浴場は全て泳ぐに適した良好な水質であるとの結果が出ています。

砂浜の海水浴場も遊ぶことも良いですが、海中生物が多くいる岩石の海水浴場で遊ぶことも良いものです。
例えば新温泉町にある田井ノ浜等は岩石と礫でできた海岸のため、浜辺の石をひっくりかえすだけでヒトデやウニ、ウミウシなどの沢山の生き物を見ることができます。



このような磯の生き物にうってつけな田井ノ浜にて、8月に浦富自然保護官事務所主催の磯の観察会を開催します。
(前回の実施の様子)



日時は8月10日(日)の10:00~15:00。
定員20名、参加費100円です。

詳細につきましては下記の連絡先までお問い合わせ頂くか、以下の近畿地方環境事務所のURLをごらんください。
http://c-kinki.env.go.jp/to_2014/0630a.html

ご予約は
浦富自然保護官事務所
TEL(FAX兼用):0857-73-1146
携帯電話:090-7120-3890
受付時間:9:00~17:00(平日のみ)
担当:宮森
までどうぞ。

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2014年06月30日チープな臭い【生物】

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

皆さんこんにちは。

竹野の酒井です。
夏至も過ぎ、炎天下で活動をしていると頭がくらくらするような季節がやってきました。
強い太陽光線は体力を奪い、気温を上げますが、同じように海水温も上げています。海水温が上がりますと海での活動がしやすくなり、自然学校のこども達も寒さに震えることなく海の生き物を観察できるようになりました。

さて、そのような自然学校のシーズン中に海で面白い生き物を発見しましたのでご紹介したいと思います。


まずこちらをご覧ください。



これはアオウミウシ(青海牛)。
磯でよく見られる生き物で竹野スノーケルセンターのマスコットにもなっている生き物です。
ウミウシは生き物の分類グループの中では貝の仲間に入ります。
大きさは一般的な大人の親指の幅ぐらいです。

さて前置きが長くなりましたが、今回ご紹介したい生き物はアオウミウシ・・・ではなく、その隣の黄色い何かです。


アオウミウシと比べるとずいぶんと大きく、奇妙な形をした生き物ですが、これもウミウシです。
メリベウミウシと言います。
大きさは・・・


20cm以上はあるでしょうか。

このウミウシの面白い特徴は臭いにあります。
~メリベと名前の付いているウミウシの特徴として、果物の臭いがすることが特徴の一つです。
昨年、竹野スノーケルセンターでヤマトメリベというメリベウミウシの仲間が捕獲されましたがそのときの臭いはスイカの臭いでした。
他にはグレープフルーツの臭いに近いとも言われています。

この個体の臭いは
柑橘系の臭いではありますが、生のグレープフルーツのようなさわやかでスカッとする香りでは無く、安い男性用香水や制汗剤の人工的なシトラス系の臭いが一番近いと思います。
なぜこのような臭いがするのかはわかりませんが不思議で面白いですね。

ちなみにこのウミウシ、竹野スノーケルセンター前の大浦湾でまだ見ることができますので見てみたい嗅いでみたいと思われた方は是非竹野までお越しください。

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2014年05月28日フクロウ【動物】

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

みなさんこんにちは。
竹野の酒井です。
つい先日のことですが珍しい生き物が竹野スノーケルセンターで保護されました。

いつものように竹野スノーケルセンターでの用事を終え、海を見るために更衣室を通過しようとしましたら妙な視線を感じました。ふっと振り返ると・・・




フクロウ(梟)がいました。
昼間のためか非常に眠そうな顔をしています。
まだくちばしが黄色くサイズも小さいため、まだ子供のようです。



真正面から見るとこのような姿です。
結構ずんぐりむっくりとした体をしています。



フクロウの特徴の一つに非常に首の可動範囲が広いことあげられますが、これはそれを示す典型的な写真です。
多くの鳥は目が頭の左右に付いていますが、フクロウは頭の前に二つ付いており、目の付き方は人間と同じです。
そのため、目標との距離を測る力には優れているのですが、視野という面では一歩劣ります。狭い視野を補うため、首の可動域を広くしているようです。

ちなみにこのフクロウは嵐から避難しようと思って木のうろに入り込むはずが、なぜか脱穀機の廃棄ダクトの中に入り込んでしまい、身動きがとれなくなったところを保護した個体であるとのこと。
保護した時点で目立った外傷や衰弱は無かったのですが非常に動きが鈍く、いかにも眠そうだったため、夕方に山に返すまでスノーケルセンターで預かることになったのだとか。
写真を撮っていても、首から下は身じろぎ一つしませんでしたが、その分良く回る首で、更衣室にはいってきた人間を見続けて警戒している姿が印象的でした。

最近ですと、とあるファンタジー映画の影響が強く、かわいい鳥というイメージがついていますが、もともとフクロウという生物は日本ではイメージの悪い生き物であることが多かったようです。
フクロウは昔、母親を食べて育つ鳥ともいわれており「不孝鳥」や「父喰らう」ともいわれ、家父長制を敷く社会では非常に縁起の悪い物とされてきました。
話が逸れますが戦国時代の松永久秀や斎藤道三などの悪名とどろく人物やあくどい手段を多用する人物を梟雄などと呼ぶこともあり、これだけでもフクロウのイメージの悪さが想像できるかと思います。
ただ、面白いのがこのような悪いイメージがあると同時に「福老」等と書いて縁起物扱いすることもあるということです。
なぜ善悪両方のイメージがあるのかは分かりませんが不思議ですね。

ちなみにこのフクロウ、保護した日の夕方には元気に山に帰っていったそうです。

と言ったところで今回はここまで。


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2014年04月16日スノーケルセンターリニューアル【その他】

山陰海岸国立公園 竹野 酒井 良明

皆さんこんにちは。竹野の酒井です。

さて、昨年の10月からリニューアル工事を行っていた竹野スノーケルセンターの展示改修工事についてですが、工事は無事完了し、4月1日からリニューアルオープンいたしました。
今回はリニューアルを終えた竹野スノーケルセンターを少しお見せしたいと思います。

まず始めに竹野スノーケルセンターとはなんぞやという所から説明いたします。
竹野スノーケルセンターは、平成4年に環境省が設置しました、海の楽しさ面白さを伝え、海を楽しむアクティビティを行っている唯一の施設です。平成12年にはアクティビティを行うための施設の他に、自然や地域についての情報発信を行う展示施設を追加するための改修工事を実施しています。
今回は、この展示改修をしました。

竹野スノーケルセンターは兵庫県豊岡市竹野町の大浦湾沿岸にあります。
県道11号線から休暇村竹野海岸への道へと進み、すぐに大浦湾への道へとつながっていますので、そこを曲がり、蛇行する道を下って行くとスノーケルセンターが見えてきます。
駐車場に車を止めスノーケルセンターの短い玄関を抜けるとそこは・・・


洞門でした。
今回のリニューアルでは、岩石、地形、地質といった展示にも力を入れているため、メインの展示スペースの半分ほどはこうした擬岩で巨大ジオラマのように作られています。
この擬岩ですが、ロッククライミングが趣味の私が思わず登りたくなるような(もちろん登れませんし、登ってはいけませんが)精巧な作りとなっています。



こちらは生き物展示スペースです。以前も展示していましたが今回の改修工事で生き物展示がより美しく、見やすくなりました。大浦湾、日本海の生き物や、竹野川の生き物を水槽に入れ、展示しています。
今ですと、日本海のタコや、ナヌカザメの子供、障害物で隠れているわけでもないのに良く観察しないとどこにいるのかわからないぐらい擬態の上手いハゼの仲間などが展示されています。

こちらは竹野スノーケルセンターのマスコットキャラクター「海夢くん」のオブジェです。


いわゆるゆるキャラ・・・というものでしょうか。
このキャラクターが竹野スノーケルセンターにいらしたお客さんをお出迎えいたします。
一緒に記念撮影を行うこともOKですし、またがって座ることもOKですので、記念に一枚いかがでしょうか?

その他にも大浦湾を眺めながら休憩ができるくつろぎスペースや、スノーケルに関わる展示、ワークショップ等が行えるフリースペースなど様々なコーナーができました。
今回ご紹介したもの以外の展示が見たいという方は新しくなった竹野スノーケルセンターに是非お越しください。

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