ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2021年4月

3件の記事があります。

2021年04月05日観桜期の吉野山へ

吉野熊野国立公園 吉野 早川諒介

 皆さまこんにちは。吉野管理官事務所の早川です。

 先日吉野山の巡視を行いました。吉野山にはシロヤマザクラを中心に約3万本が密集して、標高の低い方から、下千本・中千本・上千本・奥千本となります。山麓から山頂へ向けて順に開花してゆくため、長く桜を楽しむことができます。

 今年は例年より早い開花となり、下千本から中千本にかけて満開の桜を見ることができました。特に世界遺産に指定されている吉水神社から見える中千本は眺望がよく、絶景を見ることができます。また、花矢倉展望台では吉野山の街並みと桜が一体となった美しい風景や、下千本から中千本の桜が一面に広がります。最奥部の奥千本はほとんど開花していませんでしたが、少し期間をずらして静かな山奥で桜をゆっくりと観賞するのもよいかと思います。

吉水神社からの中千本 吉水神社からの中千本

花矢倉展望台 花矢倉展望台

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2021年04月05日もうすぐ開山!大台ヶ原

吉野熊野国立公園 小川 遥

 皆さま、こんにちは。吉野の小川です。

吉野は春麗らかな季節となり、事務所周辺の桜は青空に映える満開となっています。吉野山も麓から順々に桜が咲き誇っていく様子が見られ、訪れる人々の目を楽しませてくれています。

 そして、お待ちかねの大台ヶ原の開山までも残り1ヶ月を切りました。4月19日(月)15時の大台ヶ原公園川上線(大台ヶ原ドライブウェイ)冬期通行止め解除以降に、大台ヶ原にお越しいただくことができるようになります。大台ヶ原ビジターセンターも解除にあわせて開館します。

 標高1,300m以上の大台ヶ原では、木々の芽吹きや草花の開花はまだこれからですが、4月下旬には、麓より少し遅れてやってくる山の春を味わうことができます。葉が展開する前だからこそ、遠くの山の地肌まで見渡せる初春ならではの景色も、冬とはまた違って乙なものです。

http://www.pref.nara.jp/item/75121.htm#ContentPane

木々の芽吹き(5月初旬)

大峰山系(5月初旬).

初春の花 マンサク(4月下旬)

木々の芽吹き(5月初旬)

大峰山系(5月初旬)

 皆さま、大台ヶ原の新たなシーズンをどうぞお楽しみに!

☆大台ヶ原に関する情報☆

【ビジターセンター利用におけるお願い】

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、入館時には、マスクの着用や消毒液の利用、一定の距離をとっていただくなどのご協力をお願いしております。ご来館の際は、玄関にある掲示をご確認の上、ご利用をお願いします。

【西大台利用調整地区への入山手続きについて】

西大台利用調整地区への入山には手続きが必要です。事前予約は上北山村商工会のHPから行うことができます。

【<注意>ツキノワグマについて】

大台ヶ原はツキノワグマ生息域です。昨シーズンはドライブウェイや歩道周辺での目撃情報が多く寄せられています。熊鈴の携帯やビジターセンターでの情報確認、人気が少ない時間帯の入山は控えるなど対策にご留意ください。

大台ヶ原登録ガイド

環境省では、大台ヶ原をより深く楽しく安全に満喫いただくために、大台ヶ原登録ガイド制度を運用しております。ガイドを選んで、是非自分だけの大台ヶ原をカスタマイズしてみてください。

県道大台ヶ原公園川上線(大台ヶ原ドライブウェイ)通行止め

令和2年12月1日(火)15時~令和3年4月19日(月)15時(予定)

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2021年04月05日干潟再生に向けて

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 皆さまこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。桜の開花宣言とともに暖かい空気が流れ込み、神戸にも春がやってきたと感じている今日この頃ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。今回は先日行ってきました兵庫県西宮市にある甲子園浜の様子をご紹介いたします。

甲子園浜の干潟【甲子園浜の干潟】

 このAR日記でも何度か紹介させていただいておりますが、この甲子園浜は大阪湾に残された数少ない干潟の1つであり、渡り鳥の中継地として非常に重要な役割を担っていることから、昭和53年11月に国指定鳥獣保護区として指定されております。鳥たちの渡りが行われる春もにぎやかになりますが、冬季にも越冬のためにたくさんのカモが飛来し、観察する人の心をいやしてくれています。

2月に行われた冬鳥観察会の様子2月に行われた冬鳥観察会の様子】

エサをとるヒドリガモとユリカモメ【エサをとるヒドリガモとユリカモメ】

 さて、今回こちらにやってきたのは、昨年7月に干潟の中に投入した割石の調査のためです。

 (※前回の様子はこちらをご参照ください。)

 あれから8か月ほど経ちましたが、果たして本当に生き物たちの住処になっているのか私も気になっておりました。

残っていた割石(一部)【残っていた割石(一部)

 皆さんで協力して干潟に入れたたくさんの割石でしたが、今回の調査時に干潟の上に残っていたのは全体のおよそ半分もありませんでした。他の石は砂の中に埋もれてしまったのか。または波で流されてしまったのかもしれません。予想以上に石が少なくなっており、雲行きが怪しくなっておりましたが、残った石をひっくり返して見てみると・・・

いました!イソガニです【いました!イソガニです】

この石の間にたくさんのカニが生息していました【この石の間にたくさんのカニが生息していました】

他にもゴカイの仲間や貝の生息がありました【他にもゴカイの仲間や貝の生息がありました】

 まだ石を置いてから1年もたっておりませんが、それでも生き物たちは順調に住み着いてくれていることがわかりました。石を投入した箇所では、鳥たちがエサをついばむような姿は見られませんでしたが、こうしてカニや貝といった底生生物が住みつく環境があれば、それをエサにする魚や鳥たちが寄り付き、生物多様性の観点からもより良い環境になっていくのではないでしょうか。私はこれからもこの干潟を見守っていきたいと思います。

立入禁止ののぼりと標識 甲子園浜では、渡り鳥が飛来する4月~5月の2か月間、えさ場の確保のため、西宮市の条例により一部干潟の立入りが制限されておりますのでご注意ください。干潟へ降りることはできませんが、遊歩道からの観察は可能ですので、鳥を驚かさないように静かに見守っていただきます様お願いします。

※甲子園浜生物保護地区への立入禁止のお願い(西宮市)

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