ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年11月

4件の記事があります。

2019年11月22日よしくまの夕景

吉野熊野国立公園 中村千佳子

 皆さん、こんにちは。田辺管理官事務所の中村です。風が一段と冷たくなりました。事務所周辺では、たわわに実ったみかんを収穫する様子が見られるようになり、これからの季節、こたつに入りながら、地元でとれたみかんを食べるのがとても楽しみです。

たわわに実ったみかん

 

 さて、皆さんは和歌山の夕陽100選を知っていますか?和歌山県観光連盟が選定した、和歌山県内の美しい夕焼けを見ることができるスポットです。秋は夕焼けが特にきれいな季節でもあります。今回は吉野熊野国立公園内のお薦め夕陽スポットをご紹介したいと思います。

 まず始めに、みなべ町千里の浜の夕焼けです。千里の浜は本州で有数のアカウミガメ産卵地として知られていますが、夕焼けの美しさも地元で有名です。

 夏の終わりから秋にかけて、夕方の風がおさまる頃、静かで穏やかな海と燃えるような空を見ることができました。

みなべ町 千里の浜の夕焼け
みなべ町 千里の浜の夕焼け

 続いては、最近インスタグラム等で人気上昇中の田辺市の天神崎。こちらは潮位が満潮に近づいたときに、磯が鏡面になるため「田辺のウユニ塩湖」と呼ばれ、カメラを持った多くの利用者で賑わっています。私も皆さんと一緒に撮影するのですが「ウユニ塩湖」のように撮影するのは難しく、もう少し撮影技術を磨いてから挑みたいです。

田辺市 天神崎の夕陽
田辺市 天神崎の夕陽

 

 一番のお薦め夕陽スポットといえば、白浜町の円月島。日本の夕陽100選にも選ばれており、夕陽に染まる海を眺めながら、家族連れやカップルが散歩をしたり、太陽が沈む瞬間をカメラで撮影したりと沢山の観光客が訪れる場所です。私も何度も美しい景色を見に行き、癒やされています。

白浜町 円月島の夕陽
白浜町 円月島の夕陽

 

 よしくまの田辺といえば、青い海に青い空というイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、時には夕陽を眺めながら夕焼けに染まる海と空を眺めてみませんか。夕陽を見るには日没30分前頃からが一番美しいと思います。皆さん是非お越しください。

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2019年11月12日「熊野川生き物探し」を開催しました!

吉野熊野国立公園 熊野 内橋未裕

 皆さま、こんにちは。吉野熊野国立公園管理事務所の内橋です。11月に入ると一気に季節が進み、朝晩はずいぶんと肌寒くなりましたね。そろそろこたつ布団が恋しくなってくる今日この頃・・・。

 さて、先日開催された「熊野川生き物探し」について、今回ご報告させていただきます。

午前中は講師の方が子供の頃にしていた漁法や、使っていた漁具などの紹介をしてくださり、皆さん興味深く聞いていました。事前に捕獲されたアユやアユカケ、ウグイ、カジカなどの魚類を目の前にして、ついつい捕まえたくなっちゃう子供達。この後ビンヅケ漁や小鷹網漁などの漁法も体験しました。

大塔川の側で漁具の説明     大塔川で魚の説明(2019年10月27日)

漁具・魚に興味津々

ビンヅケ漁体験

 

 ビンヅケ漁では、ペットボトルでも作れる仕掛けを用意  し、子供達と一緒に仕掛けました。水量多し・水温低しで残念ながら魚はかかりませんでしたが、「魚が捕れるかな?」というわくわく感を満喫できました。

 

        ビンヅケ漁

小鷹網体験(2019年10月27日)

 小鷹網の体験では、講師の方に網の持ち方と投げ方を教わり、自分で投げてみるというものでした。上手く網が広がれば、小さな鷹のように見えることから、小鷹網と名付けられたようです。見た目に反して「意外と重たかった!」という声が上がりました。

         小鷹網

 午後からは野外でバウムクーヘン作りをしました。材料を混ぜたものを竹の棒に塗り、絶えずクルクルと回し続けます。なかなか根気のいる作業で、子供達・親御さん・スタッフ みんなが協力しました。やや小ぶりながらも、自分たちで作るおやつは格別の味でした。

バウムクーヘン作り(2019年10月27日)     バウムクーヘン完成

バウムクーヘン作り

 ここ最近は雨続きで、現地でも増水が少し心配でしたが無事開催することができ、ほっと一安心でした。「初めて魚に触った」や「色々なことを教えてもらえて楽しかった」などの声をいただき、大人から子供まで楽しめたようで良い経験ができたと思います。

参加者の皆さま、ありがとうございました。

○次回イベント告知○

12月7日(土)10:00-14:15

「串本潮岬自然観察会~海岸に現れた白線と貝の浜ができた理由~」が開催されます!

詳細・申込みは以下URLをご参照ください。

宇久井ビジターセンター:https://www.ugui-vc.jp/notice/2927/

 

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2019年11月08日有害鳥獣捕獲とジビエ

吉野熊野国立公園 青谷 克哉

 11月です。早いもので、もうすぐ令和元年も終わりです。つい最近元号が変わったと思ったのですが、光陰矢の如しとはよく言ったものです。そんな令和元年は亥年ですが、野生のイノシシ(成獣)に出会えていません、吉野管理官事務所の青谷でございます。うり坊は見たのですけどね。

 さて、今の時期は狩猟解禁時期です。日本では、狩猟が出来る期間が決められており、それを猟期と言います。北海道は10月から、他の都府県が11月からで、だいたい2月から3月までの期間になります。猟区や有害鳥獣捕獲はこの限りではありませんし、鳥獣保護区など通年で狩猟が出来ないところもあるので注意が必要です。そうでなくても狩り放題というわけでもありませんので、詳しい情報は各都道府県にお問い合わせ下さい。

ニホンジカ樹皮剥ぎ

 日本では、海外で行われるゲームハンティングのような趣味の狩猟より、農林業に被害を出すものを捕まえる有害鳥獣捕獲での狩猟のほうが主流であると思います。野生鳥獣による農林業への被害問題というのは今に始まった話ではありません。農林水産省の平成29年データによると、野生鳥獣による農林業被害額は約168億円。年々減少はしているようですが依然高水準であり、その中でもシカとイノシシの割合は断トツです。吉野熊野国立公園でも、右の写真のようにシカによる木の皮を剥ぐ樹皮剥ぎや下層植生の食害等による植林地などでの森林環境の衰退が問題視されており、自治体などによって有害鳥獣捕獲が行われております。

 有害鳥獣として捕獲されたら、ではその後どうなるかと言いますと、国は食肉としての利用を推進しています。最近はテレビなどで耳にすることもある「ジビエ」と言うものですね。フランス語で野生鳥獣から手に入れる食材を指す言葉です。他にもペット用のフードに使われたりもします。私も最近レトルトカレーに加工されたものを食べました。左がシカ、右がイノシシを使っています。見た目は一緒ですね。

シカのカレーイノシシのカレー

 どちらも、お肉のサイズは大きく、他の具材は溶かし込まれているようでした。シカ、イノシシともにウシやブタとは違う風味があり、そこは賛否を分けるところかなとも思うのですが、このカレーではほとんど気になりませんね。食感もほろりと崩れて良い感じ。ごちそうさまでした。

 値段が牛豚鶏より高いところもあり、気軽に入手はできないものなのが残念ではありますが、一度は食べてみるのもご一興かなと思います。ジビエを食べるということは、その分有害鳥獣を減らすことにも繋がるのです。

 これから寒さもひとしおになるでしょうが、どうぞ皆さんご自愛下さいませ。それでは、今回はこの辺でご機嫌よう。

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2019年11月05日こうべ森の文化祭in再度公園

瀬戸内海国立公園 神戸 中村高也

 皆さんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。

 神戸も少し落ち着いた秋の雰囲気が漂い始めています。六甲山系の木々達も少しずつ紅葉が見受けられますが、本番はもう少し先のようですね。これからに期待しましょう。

さて、先日はそんな六甲山の中にある再度(ふたたび)公園で行われた、「こうべ森の文化祭」に参加してきましたので、その様子をお届けします。

文化祭パンフレット 文化祭当日の様子

 こうべ森の文化祭は2002年の六甲山緑化百周年を記念してスタートしており、六甲山をフィールドに活動している団体がそれぞれブースを出し、ワークショップや自然体験ゲーム・展示、山の恵みの試食など、大人も子どもも楽しめる多種多様なプログラムを用意しています。神戸自然保護官事務所も毎年参加しています。

レンジャー服の試着も 国立公園・外来種パネル展示

  (仲良し兄弟!レンジャー服で記念撮影)  (国立公園・外来種問題のパネル展示)

 訪れてくださる皆さんは六甲山のことは知っていても、瀬戸内海国立公園の中に六甲山が含まれているということを認識している方はほとんどいらっしゃいません。当ブースでは皆さまに国立公園のことをもっと知ってもらうために、また近年問題になっている外来種について考えてもらうため、パネルや剥製・標本を用いて皆さんにご説明をしました。

 15時で文化祭が終了した後は、出店ブース側で参加された皆さんとログハウスで交流会を行いました。「暖かい日でよかったが、提供していた鍋は若干売れ残った笑」といった反省点もありましたが、皆さん口々に「お客さんに喜んでもらえて良かった」「六甲山のことを知ってもらえて良かった」と言われていたのが印象的でした。なかなか自然の中でこういったイベントをする機会が減っている昨今ですが、来年度以降もこうべ森の文化祭は続いていきますので、興味を持たれた方のご参加をお待ちしております。

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