ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年3月

2件の記事があります。

2020年03月30日弘前城、高遠城址、吉野山

吉野熊野国立公園 青谷 克哉

 春早し、今年は桜の開花も早々に始まっています。陽気は穏やかになってきましたが、世間は陽気に穏やかではいられませんね。明るい話題も少ないですが、気を落とさずにいきたいものです。新型コロナウィルスの感染が、早いこと収束することを願っております、吉野管理官事務所の青谷でございます。

 滅入ってばかりもいられません。日本各地で桜の開花が宣言されています。吉野熊野国立公園には吉野山という日本有数のサクラの名所があります。タイトルにも書きました3箇所は、日本三大桜の名所と言われておりまして、その一翼を担っているのです。春の陽気も漂う吉野山、家に居ながらにして桜の風景を楽しむ方法がございます!それが、インターネット自然研究所のライブカメラ。

 全国の国立公園にカメラが設置されており、折々の風景を眺めることが出来ます。動画ではなく静止画ですが、山や湖、海の中までも見ることが出来ます。各地に行ったつもりで楽しめる。アクセスはhttps://www.sizenken.biodic.go.jp/若しくは「インターネット自然研究所」で検索です。

 もちろん、吉野熊野国立公園にもいくつか設置されており、当管内では吉野山にあります。

吉野山の桜風景

カメラと同じアングルの写真が此方(撮影は平成28年4月)。見える景色はほとんど同じです。絶賛開花中ですので、インターネットでも桜を楽しんで下さい。

 さて、吉野山にはサクラがたくさん生えています。その中で、一番本数が多いのがシロヤマザクラという種。これは、花びらが桃色ではなく白に薄い桃色が混じる感じになります。先ほどの写真のように、全体的に白っぽい風景になりますね。

シロヤマザクラ

近くで撮影したものがこちら。花と一緒に赤っぽい葉が同時に出てくるのが特徴。

 吉野山の桜の由来はその昔、大峯奥駆の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が、金剛蔵王権現(こんごうざおうごんげん)を祈り出し、その姿をヤマザクラの木に刻みお祀りしたことから、古くから信仰の証として吉野山では植樹されており、今なお大切に守られております。

 春だけでなく、新緑の葉桜や秋の紅葉も一興ですので、森林浴に紅葉狩りと春以外でも楽しみがたくさんの吉野山に、是非とも訪れて下さい。

 さて、唐突に私事で恐縮なのですが、令和2年3月31日をもちまして、アクティブ・レンジャーの職を辞することになりました。約5年という長きにわたり、大変お世話になりました。後任として着任する者もアクティブ・レンジャー日記を更新いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。

 それでは皆さん、お元気で。

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2020年03月05日2020年!大台ヶ原の恵方

吉野熊野国立公園 小川 遥

 皆さま、こんにちは。吉野の小川です。

日が経つのは早いもので、年が明けたと思っているうちに3月に入りました。2月の節分ではその時期にしか並ばない恵方巻きを食べることができたので、2020年も良い年となる予感がしております。

 そこで今回は、今年大台ヶ原に来られる皆さまにとっても、より良い年となりますよう願いを込めて、2020年大台ヶ原の恵方をご紹介します。

今年の恵方は西南西ということですので、地図とコンパスを使い、大台ヶ原における大体の方角を確認すると・・・。東大台の中でも一押しスポットである、大蛇嵓(だいじゃぐら)がありました!

 大蛇嵓と聞くと、下記中央の風景を見たことがある方が多いのではないでしょうか。実はこちらは、大蛇嵓先端に立って前方を見た時に斜め下にある、不動返しと呼ばれる突き出た地形です。大蛇嵓は皆さんが立つ岩場の場所になります。

2020年大台ヶ原の恵方

大蛇嵓から見た不動返し

大蛇嵓に立った視点

2020年大台ヶ原の恵方

大蛇嵓から見た不動返し

大蛇嵓に立った視点

 向かって右側には切り立った岩壁である蒸籠嵓(せいろぐら)がそそり立ち、その奥にある緩やかに平らになっていく場所が利用調整地区である西大台、更に見渡していくと正面の竜合尾根(りゅうご(う)おね)に続いていきます。西大台方面には遠目で小さいながらも、2つの滝(中ノ滝、西ノ滝)を見ることができます。右手奥には、皆さんが登ってこられた大台ヶ原ドライブウェイ、そして、正面奥には近畿最高峰である八経ヶ岳を含む大峰山脈が広がります。竜合尾根の下を流れる川と遠くに見えるダムを挟んだ左手側は、熊野方面に向かって台高山脈がのびています。大蛇嵓は、大台ヶ原が急峻な山に囲まれた準平原という独特な地形をしていることが体感できる絶景ポイントです。

蒸籠嵓の岩壁

大蛇嵓から西大台方面

大蛇嵓から大峰山脈方面

蒸籠嵓の岩壁

大蛇嵓から西大台方面

大蛇嵓から大峰山脈方面

大蛇嵓から台高山脈とダム方面

雲に見え隠れする不動返し

大蛇嵓周辺のアケボノツツジ

大蛇嵓から台高山脈とダム方面

雲に見え隠れする不動返し

大蛇嵓周辺のアケボノツツジ

 春から夏は色とりどりの花や新緑、秋は紅葉を楽しむことができ、少し霧がでているような時には展望は見えませんが幻想的な雰囲気が漂います。他にも、日出ヶ岳下のテラスで日の出を見てから味わう早朝の大蛇嵓は、個人的に一番のおすすめです。(※日の出前や夕方に山中に入る場合はヘッドライト等の装備をご確認のうえ、足場にご注意ください。)

 皆さま、今年の開山が更に待ち遠しくなったのではないでしょうか。4月のドライブウェイ開通後は、是非2020年にしか味わえない大蛇嵓、そして大台ヶ原を楽しみにお越しください。今年も皆さまと大台ヶ原にとってより良いシーズンとなることを願っております☆

【お知らせ】

☆大台ヶ原公園川上線(大台ヶ原ドライブウェイ)通行止め☆

令和元年12月2日(月)15時~令和2年4月17日(金)15時(予定)

上期間中は、冬季閉鎖のため、大台ヶ原山上へ通じるドライブウェイは通行止めです。

詳細はこちら

★平成31年4月1日より、事務所の名称が変更となっております★

(変更後)吉野管理官事務所  ←(変更前)吉野自然保護官事務所

住所及び電話番号に変更はありません。引き続きよろしくお願いいたします。

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